Loulouchouchou、横尾莉緒が卒業。あふれる想いを届けたラストステージ
Loulouchouchouが、5月23日(金)にduo MUSIC EXCHANGEにて、3rdワンマンライブ<Ciel de printemps>を開催した。
Loulouchouchou(ルルシュシュ)は、元AKB48の田北香世子がプレイングプロデューサーを務める6人組アイドルグループ。歌唱力とパフォーマンスに定評のある王道アイドルユニットとして、着実にファン層を広げている。
同公演は1曲目「純情カタルシス」からスタート。疾走感あふれるナンバーで会場を一気に熱気の渦へと巻き込み、まさに幕開けにふさわしい勢いを見せた。
序盤では「キミはBabyLove」や「冬恋ダイアリー」など、甘く切ない王道ポップソングが続き、観客もコールや手拍子で応えて一体感が高まっていく。
中盤では、メンバーが新衣装に身を包んで再登場。煌びやかな姿に大きな歓声が湧き起こる中、この日でグループを卒業する横尾莉緒は、水色の卒業ドレスでステージに現れた。その清らかで凛とした佇まいは、これまでの歩みの集大成であると同時に、新たな旅立ちを象徴する存在感を放っていた。
演出面でも工夫が凝らされており、CO2やリリックビデオを用いた映像演出がライブの世界観をより一層引き立てる。
後半のMCパートでは、メンバーたちが次々と横尾への感謝を口にする。“莉緒ちゃんがいたから、ここまで来られた”と語る水湊の言葉には、思わず涙ぐむメンバーの姿も見受けられた。また、江室は“体制が変わっても、これまで以上にパワーアップした姿を届けたい”と力強く宣言し、グループの未来への覚悟をにじませる。
本編の締めくくりには、想いの詰まった「希望の道」を披露。会場全体が1つになり、感動的なフィナーレを迎えた。
アンコールでは「Fairetale」をパフォーマンスし、最後は代表曲「シャーベットカラー」へ。後半ではキャノンが発射されるなど、終始ファンを楽しませる仕掛けが盛り込まれていた。
退場のシーンでは、横尾莉緒がスポットライトを浴びながらステージ中央へ。静かにマイクを置いて舞台を後にする演出は、まるで山口百恵の引退公演を彷彿とさせ、会場を深い余韻に包み込んだ。
卒業は、終わりではなく新たなはじまり。横尾莉緒、そしてLoulouchouchouのこれからの物語にも、引き続き注目していきたい。
Loulouchouchou 3rdワンマンライブ<Ciel de printemps>
2025年5月23日(金)
duo MUSIC EXCHANGE
1.純情カタルシス
2.キミはBabyLove
3.冬恋ダイアリー
4.絶好調カウントダウン
5.記憶が邪魔する
6.り・スタート
MC
7.Fairetale
8.沼ってよくばりたいむ
9.Dear liar
10.っていうラブストーリー
11.PurePrincess
12.ポラリスが消えた世界で
13.Before summer ends
MC
14.希望の道
〜アンコール〜
1.Fairetale
MC
2.シャーベットカラー