尺アジを目指す私が感じた、 アジング初心者の悩めるポイントとは?
私が釣りにハマったきっかけは「アジング」です。初めてワームとジグヘッドを使った釣りを友人に教えてもらい、挑戦したのが始まりでした。
初めは軽いジグヘッドをキャストするのにもとても苦労しました…。それだけではなく、いろいろなワームの種類、ジグヘッドの重さ、ラインの種類など、どう組み合わせればよいのかも分からず、いろいろを試しながらの釣り…。なかなか釣れない悔しさがありつつも、「絶対にアジを釣ってみたい!!」という(なぜか?)強い思いで、アジングにハマっていったのでした。
アジングを始めて3年目を迎えた今、数はそれなりに釣れるようになったので、次の目標は尺アジ!!! 30cmを超えるアジを釣ることが、私の目標の一つとなりました。
そんな私がチョットだけ初心者のころを振り返り、タックル選びやリグ選択について、気にしておきたいポイントをお伝えできればと思います。
タックル選びは悩むもの…
悩みながらも好みのロッド&リールを選んでみて!
私の初めて買ったアジングロッドは、「ソアレ BB アジング S64UL-S(シマノ)」、そしてリールは「ソアレ BB C2000SSPG(シマノ)」でした。選んだ決め手は、価格と機能のバランスがよいと思ったこと、そして黒とゴールドのカラーリングがかっこいいと魅力を感じたことです。
アジングロッドは、5~6ft(1.52~1.82cm)がよいといわれることが多いようですが、初心者の私にとっては、短いとキャストがやや難しいと感じました。そこで1.93mと、少し長めのロッドを選択することに。
また、リールはロッドに合わせて同じ機種を選んだわけですが、「PG(パワーギア)」「HG(ハイギア)」と、ギアに関してもどちらがいいのか悩みました…。結局悩んだ末、ゆっくり丁寧に巻きたかったのでPGを選んだといった具合です。
当時の私にとってタックル選びは楽しくもありましたが、なかなか難しいことばかり…。ロッドの長さを表す“ft(フィート)”や、ロッドの調子を表す“L”や“UL”などの表記、リールの巻き上げ性能を表す“PG”や“HG”といった表記など、知らないことばかりでチンプンカンプン!! とにかく調べたり、アジングの師匠である友人に聞いたりと、苦戦しながらのタックル選びでした。
しかし、結果的に自分で苦労して選んだタックルはすごく愛着が湧くものです。きっと初めは難しいかもしれませんが、悩みに悩んで好みのタックルを選んでみてくださいね。
ワーム、ジグヘッド、ライン…
何を使うのが正解?
ステップアップを目指すなら「エステルライン」??
アジング初心者だった私は、初めはフロロカーボンライン(フロロライン)を使用していました。フロロラインならリーダーを結ばずに、ジグヘッドに直結して釣ることができるのがその使用の理由です。
しかし、やり込んでいくうちに、アジのアタリや潮の流れ、ジグヘッドやルアーの重さを意識して釣ることができるようになってきたので、フロロラインよりもさらに感度と飛距離が出る、エステルラインにも挑戦してみたくなりました。
エステルラインを使用するなら(PEラインの場合もですが)、リーダーを結束する必要があります。まず私は、アジング仲間にゆっくりとやり方を教えてもらい、トリプルエイトノットを練習しました。
ラインの結び方はさまざまあり、なかなか難しいのですが、とにかく練習することがステップアップの第一歩です。
そんなエステルの使い心地は、「飛距離が出ること」「ラインに張りがあり感度がよくなること」だと感じました。しかし同時にトラブルも増えて、キャスト後にラインが浮いてスプールに絡まり、ライン切れが多く発生するという結果にも…。
悩んでいる私に対して、友人が「キャスト後にベールを閉じたら軽くラインを手で引っ張り出して、ラインが張った状態を作ってから巻くように意識して!」とアドバイスをくれ、トラブルを減らすことができるようにもなりました!
結び方同様、手返しよく上手く釣るには練習が重要! 「ルアーをキャストしたとき、着水と同時にリールから出ていくラインを指で止める『フェザリング』もできたらイイね!」とも教わったので、今はもっぱらフェザリングも練習していこうと思っています!
ワームもジグヘッドもイロイロ使ってみるのがGOOD!
私にとってワーム選びは楽しみの一つです! たくさんの色、形、ニオイ付きなど、ワーム選びはワクワクします! 「アジリンガー(レインズ)」や「アジアダー(レインズ)」ほか、さまざまなワームを使っていますが、ワームはいろいろと試して、自分のお気に入りを見つけてみるのも楽しいですよ!
同様にジグヘッドに関してもさまざまな使い分けをしています。
私は釣り始めに1.0gを使って、潮の流れが速ければ1.5gに変えてみたり、逆に軽い0.8gを潮の流れに合わせて漂わせながら探ってみたりと、ジグヘッドの重さを変えてアジのアタリを探っていっています。また、アタリはあるけど掛からない(掛けられない)ときは、シャンクの短いジグヘッドに変えてワームも短いものに変更するなど、いろいろと試しながら釣っていきます。
アジングで釣行を重ねていくと、次第に「このときはこの重さがイイかも!」と、自分の中で何となくジグヘッドの重さやタイプを選ぶことができるようになってきます(経験やカン?)。数多くのジグヘッドやワームの形状や素材があるなか、自分のお気に入りやアタリを引き出せるパターンを見つけられると、より楽しくなってきますね!
ちなみに、私のオススメのジグヘッドは、ヘッドにグラム数の刻印があるものや、交換をしやすい大きなアイが付いたものです。
アジングはアジだけではない??
いろんなゲストが釣れるのも楽しみの一つ!
アジングをやっていると、アジだけではなくいろいろな魚種が釣れることがあります! 感度抜群なアジングロッドで、キビレやメッキ、セイゴが掛かると、かなりの引き応えを味わうことができます。
なかでも私が嬉しかったのは、ヤリイカ、キス、カマスといった、食べて美味しい魚ですね!
引き応えが楽しいメッキやクロダイ、セイゴ!
ほかにもメバルやヒラメ、カサゴなど、アジングで釣れるゲストはたくさん!
ヤリイカはジグヘッドをフォールさせていると重たくなり、「海藻かゴミが引っ掛かったかな?」と思っていると何だか生命反応があるので丁寧に巻くと、イカが掛かっていたのでびっくり!! でした。
アジねらいですが、たまにくるゲストはアジと違う引きや美味しい味わいがあり、私にとって楽しみの一つです!
食べて美味しいゲストのヤリイカ、キス、カマス
目指せ!憧れの尺アジ!!
アジングを始めてから3年目となり、1度の釣行でツ抜け(10尾以上)できるようにもなってきました。そんな私の次の目標は尺アジ!!
これまで私の釣ったアジの最大サイズは28cmです。尺には届きませんでしたが、このサイズでもかなりの引きで、抜き上げるのにも苦労しました。ということは…、尺アジになるとさらに引きが強いだろうし、タモがないと上げられないんだろうなぁーと想像すると、ワクワクします!
尺アジを釣るためには、きっと修業が必要(練習や経験が必要)! 私自身、苦手な朝マズメに挑戦したり、尺アジが釣れている実績のある釣り場に行ってみたり、エステルラインだと切られるかもしれないのでPEラインにしてみたりと、常に新しいことに取り組んでいます。アジングで(ほかの釣りでもそうだと思いますが…)ステップアップするためには、やはりたくさん釣ること、いろいろなことを模索し続けることが大切ではないでしょうか。
これからもアジング修行を続けて、いつかは憧れの尺アジを釣り上げたいと思います!
私がアジングにハマって、尺アジへの挑戦をするにあたって、ラインとリーダーの結束方法やライントラブルが起こらないような工夫、根掛かりの外し方など、いろいろなことを丁寧に教えてくれたアジング仲間には感謝しています!!
タックルのこと、ジグヘッドやワームといったリグのこと、そしてアジングの魅力含めて、初心者のうちは分からないことが多いのが釣りですが、仲間と楽しく釣りの回数を重ねていけば、自然とテクニックや知識、経験がともなってきます。まずは楽しみながらアジングだけでなく、いろんな釣りを始めてみませんか?
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レポーター
プロフィール:チハ
大分県在住
足場のよい堤防、港、河口で釣っています。夜はアジング、昼はファミリーフィッシング。釣り歴1年です。これから、いろいろな釣りに挑戦していきたいです。