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JFE消波ブロック帯で穴釣り【三重・津】足元を丁寧に探って17cmカサゴをキャッチ

TSURINEWS

穴釣りで仕留めたカサゴ(提供:週刊つりニュース中部版APC・伊藤拓摩)

2月中旬、三重県津市のJFEエンジニアリング(旧日本鋼管)の外周消波ブロック帯の穴に潜む根魚を狙った。天候は薄曇り、風は弱く、上着不要の暖かい絶好の釣り日和だ。

JFE消波ブロック帯で穴釣り

当日はポイントの消波ブロック帯に午前8時半に到着した。東側の消波ブロック帯は穴釣りとルアーマンがいる。

当日のポイント周辺略図(提供:週刊つりニュース中部版APC・伊藤拓摩)

北側の消波ブロック帯の護岸道路は陥没のため進入禁止。

北側の護岸道路は進入禁止(提供:週刊つりニュース中部版APC・伊藤拓摩)

中の道を通って中空三角ブロックが積まれた突堤へ行くと、たくさんの釣り人がいてこちらは人気がある。北側の消波ブロック帯では数人がウキ釣りやルアーで思い思いにサオを出していた。

JFEエンジニアリング外周は消波ブロック帯(提供:週刊つりニュース中部版APC・伊藤拓摩)

足元に注意しながら探る

潮は中潮で満潮が午前8時7分。すでに下げに入っている。早速、突堤基部の消波ブロック帯に渡り、ブラクリ仕掛けにサバの切り身エサで深そうな穴を探して投入していく。

当日の仕掛け(提供:週刊つりニュース中部版APC・伊藤拓摩)

浅い穴は見切り、複雑に積まれた消波ブロックの上を足元に注意しながらどんどん移動していく。波打ち際は深い穴が多いが、ぬれた消波ブロックは滑りやすいので注意が必要だ。

浅いなと思っても、サオ先を軽く持ち上げてブラクリ仕掛けで底をトントンたたきながらゆっくり左右に動かしてやる。ストンと落ち込む穴を見つけたら根魚に出会う確率が高くなる。反面、ブラクリを着底させたまま動かしたり、大きく動かし過ぎたりすると根掛かりしやすいので注意が必要だが、これが穴釣りの面白いところだ。

同じ穴でも立ち位置を変えるとサオとイトの角度が変わり深い穴へと沈んでいく場合があるので、いろいろ探ってみることがポイントだろう。

消波ブロックの穴を狙っていこう(提供:週刊つりニュース中部版APC・伊藤拓摩)

17cmカサゴをゲット

歩いているうちに暑くなって上着を脱ぐ。アタリを待っていると、突然トトトンとサオ先が振動して引き込まれた。

反射的にアワセを入れて一気にリールを巻くと、ゴンゴンと抵抗が伝わってくる。穴から飛び出したのは17cmのカサゴ。絶好の釣り日和の中でカサゴをゲットできて最高の気分!

リリースして足取り軽くヒョイヒョイと移動しながら投入を続けるが次のアタリが出ない。

ヒットした17cmのカサゴ(提供:週刊つりニュース中部版APC・伊藤拓摩)

厳寒期でもカサゴは裏切らない

そこで東側の消波ブロック帯へ移動し、北東の角から南方向へ探っていく。北側より波打ち際の消波ブロックの傾斜が強く、ぬれたところは一層滑りやすいので慎重に足元を確認しながら落とし込んでいく。

ススーッと仕掛けが落ちていくと、コツコツときたのでアワせるが空振りでガッカリ。同じ穴に入れて待っていると、コツコツクイッとアタリ。今度はしっかりハリ掛かりして14cmのカサゴがヒット。サイズダウンしたがうれしい1匹だった。

リリースして3匹目を目指し移動を繰り返したが反応はなく、正午すぎに納竿した。2匹のカサゴの顔を見ることができて大満足。厳寒期でもカサゴは裏切らない!

14cmのカサゴがヒット(提供:週刊つりニュース中部版APC・伊藤拓摩)

<週刊つりニュース中部版APC・伊藤拓摩/TSURINEWS編>

この記事は『週刊つりニュース中部版』2025年3月14日号に掲載された記事を再編集したものになります。

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