朝一番のティーショットから手首をソフトに使えるようになる「グリップ落とし」とは!?【グリップを直すだけでゴルフが変わる/松吉信】
グリップ落とし
クラブを両手でグリップして、ヘッドを天井に向けます。次に両手の力を徐々に抜いていき、クラブが落ちるまで力を抜きましょう。これは、どのくらいの力で握ったらいいかを知るためのドリルです。
メジャートーナメントで8勝を挙げているトム・ワトソンは言いました。
「クラブを持ち上げて、これが落ちるか落ちないかギリギリの力で握る。それがベストなグリップだ」
クラブヘッドを上に向けて持ち、徐々に徐々に手の力を抜いていくと、どこかでクラブが手から落ちます。この寸前の落ちないポイントで力を保つのが、トム・ワトソンの言うグリップです。
グリップを握る力加減は人それぞれの感覚になってしまいます。自分で力を入れて握っていないつもりでも、意外と力が入っているものです。このドリルで力加減をチェックしてください。
自宅の居間などでテレビを見ながらでもくり返し行えるので、練習場に行くよりも効果的でしょう。
また、ラウンド前にやわらかいグリップを身体に染み込ませるために、このドリルを数回やってからスタートすると、朝一番のティーショットから手首をソフトに使えるようになるでしょう。
単にクラブをストンと落とすのではなく、落ちるか落ちないかの瀬戸際の力加減をしっかりと頭に入れることが大切だ
【出典】『動画解説版 グリップを直すだけでゴルフが変わるから「もう一度練習してみよう」と思える:動画でわかる、見つかる自分のベストグリップ!』著者:松吉 信