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戸塚防犯指導員加藤さん 長年の活動に功労表彰 「声かけで安心なまちに」

タウンニュース

功労者表彰を受けた加藤さん

名瀬町在住の加藤泰子さん(72)がこのほど、「神奈川県犯罪のない安全・安心まちづくり功労者表彰」の受賞者に選ばれた。戸塚防犯指導員連絡協議会での長年の活動がたたえられ、加藤さんは「受賞は驚いた。少しでも地域のためになればと、活動してきた」と話した。

同表彰は長年にわたり、犯罪のない安全・安心なまちづくり活動に尽力し、その功績が特に顕著な個人または団体に贈られる。

加藤さんは1993年から防犯指導員としての活動を始め、7年前から同協議会の副会長も務めている。「娘に何かあった時に、守れるようにと思ったのが始めたきっかけ」で、これまで車両パトロールや防犯啓発キャンペーンのほか、担当エリアの名瀬町向けに、犯罪事例紹介の報告書を作成するなど、現在まで30年以上継続してきた。

防犯指導員として、区内で多発する特殊詐欺被害を懸念しており、「留守番電話は有効なので活用してほしい」と呼びかける。今後の活動について「ちょっとおせっかいでも、気軽に声かけしやすいまちにしたい。そのために若い人も参加してほしい」と意気込んだ。

2年連続で栄誉

同協議会の大渡久雄会長(81)は昨年、「奨励賞」を受賞している。同協議会としては、加藤さんの功労者表彰とあわせて2年連続で栄誉を手にした。

奨励賞は、手本となるような実践的な活動で、地域社会への貢献度が高いと認められた県内で活動している個人または団体に贈られる。大渡会長は「特別なことをするのではなく、自分たちにできることをできる時に行っている。地域住民が安心して過ごせるよう、皆さん一生懸命に活動しています」と語った。

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