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【足漕ぎカヤックでブラックバスが連発!】日本百景「一碧湖」で贅沢な釣り休日を満喫

TSURINEWS

足漕ぎカヤックでバス釣りを満喫(提供:TSURINEWSライター・白井亜美)

8月9日、会社の夏季休暇に突入し、いつもより少し足を伸ばしてみたい!と思い、初めて一人で伊豆エリアまでドライブしてみることにしました。今回の目的地は、伊豆東部単成火山群のひとつ「一碧湖」。人気観光スポットでありながら、足漕ぎカヤックをレンタルしてブラックバスが釣れるらしい!挑戦してきた模様をお届けします。

一碧湖でカヤックフィッシング

静岡県伊東市にある一碧湖は、約10万年前の噴火でできた火口湖です。湖面には四季折々の周辺の空、山、木々が美しく映し出される様子から「伊豆の瞳」とも呼ばれ、人気の観光スポットとして多くの方が訪れ、愛されている湖です。

船着き場(提供:TSURINEWSライター・白井亜美)

足漕ぎカヤックで釣り

この一碧湖で最新のカヤックが借りられて、ブラックバス釣りもできて、さらにはオシャレなカフェレストランも楽しめるスポットがあると聞いて居ても立っても居られず、いざ出発です。

まずはドライブを満喫

当日は天気も良く釣り日和。到着まであと少しというところで目に入ったのは、多くの観光客で賑わう「熱海」。個人的にも旅行先で好きなスポットですが、今回は美しい海辺を眺めながら、自分の運転でただ通り過ぎるだけ。

今までずっと遠く感じてきた伊豆を一気に身近に感じることができて、何とも言えない達成感と特別感を感じられた嬉しい瞬間でした。都心からは車で3時間程度(有料道路を利用)。走行が困難な道も無く、運転に自信のない私でもアクセスしやすかったです。

駐車場完備

一碧湖入口交差点から細道に入りしばらく進むと、右手に大きな駐車場があり、お洒落なカフェITONOWA(Mahana feat.木梨サイクル)、そして貸しボートが並ぶ一碧湖が目に飛び込んできました。

駐車場は70台駐車可能で1時間200円(最大料金600円)。店舗で2000円以上利用で無料になります。

貸しボート料金表(提供:TSURINEWSライター・白井亜美)

電車とバスでもOK

また、電車を利用する場合は、JR「伊東駅」から東海バス・シャボテン公園行きのバスで「一碧湖」バス停で下車。料金は560円(所要時間30分程)と、公共交通機関でもアクセスしやすいようです。

TERRACE CAFE IPPEKIKO

車を降りて、湖畔の「テラスカフェ一碧湖」に向かうと、私が到着した頃(10時頃)には、店内では観光に訪れたご夫婦や学生さん、テラス席ではワンちゃんを連れたご家族などが冷たいドリンクで一息つきながらゆったりと寛いでいらっしゃいました。

入漁券の購入や貸しボートの受付などもこちらで行っており、店内では、一碧湖を眺めながら本棚に並べられた選りすぐりの本を静かに読書を楽しむことができるブックカフェです。

四季折々の美しい自然

春は桜、秋は紅葉で真っ赤に彩られた湖がとても美しく、5月頃の湖畔には絶滅危惧種の貴重な植物・チョウジソウの花が咲く様子も楽しめる一碧湖。真夏のこの時期は木々の緑がとても美しかったです。

この日は少し風が吹いていたため水面が波立っていましたが、凪の日には水面が鏡となり、美しく周囲の風景を映し出すそうです。一碧湖(大池、沼池)の周囲は約4kmで、遊歩道が整備されている大池は約45分で1周可能。

湖の周りは遊歩道が整備されていてアップダウンも少ないので、小さなお子さんからお年寄りまで散策を楽しみやすいそうです。

一碧湖観光案内図(提供:TSURINEWSライター・白井亜美)

TERRACE CAFE IPPEKIKO(テラスカフェ一碧湖)

日本百景 一碧湖を眺めながら寛げるブックカフェ。入漁券の購入、レンタルボートの受付ができます。

入漁券について

・一日券:550円 ※釣り具の販売はありません。
・年券:3300円 (購入した日から1年)

釣り可能時間はテラスカフェの営業時間と同じ。

対象魚:ブルーギル、ブラックバス、ヘラブナ、ライギョなど。

2024年4月からHOBIEカヤックが導入

一碧湖では、手漕ぎボートやスワンボートなど、以前からボートの貸し出しは行っていましたが、2024年4月26日より、新たにアメリカ・カリフォルニアから輸入された次世代の足漕ぎカヤック「HOBIEカヤック」が仲間入りしたそうです。

ポップで目を引くカラーとスタイリッシュなデザインはもちろん、船体は抜群の安定感、推進力が高く疲れにくく、操船がとてもシンプル。一碧湖の景色をより快適に堪能することができるそうです。

カヤックは1人乗り~4人乗りと用途に合わせて選ぶことが可能です。

最新鋭カヤックをレンタル

今回私は、釣りに最適なミラージュ・パスポート12.0(一人乗り)をレンタルさせていただくことにしました。釣り具を持参するだけで最先端のカヤックに乗って釣りをすることができるなんて、それだけでワクワクしてしまいますよ。

ミラージュ・パスポート 12.0(MIRAGE PASSPORT 12.0)

ミラージュ・パスポート12.0は釣り好きに嬉しい標準装備が多く、座席の下にはルアーボックス収納用のスペースが確保されていて、ルアーチェンジがスムーズに行えます。左右に1本ずつの計2本、ロッドやネットを立てることも可能です。

最大搭載重量は181.44kg。前後にはタックルボックスやクーラーボックスなど、フィッシングギアをしっかり積むことができます。必要な荷物を積み込み、ライフジャケットを装着したら早速出発です!

バッキーちゃんとバス釣りを楽しむ(提供:TSURINEWSライター・白井亜美)

バッキーちゃんと作戦会議

私は普段海釣りが多く、バス釣りはまるっきり初心者。今回は、釣りYouTuberの”バッキー”こと魚住つばきさんにバス釣りを教えていただきながら、一緒に釣りを楽しみます。

ここ一碧湖は1960年に皇太子明仁親王が日本に初めてブルーギルを放流した湖としても有名。直径600m程と広いので、限られた時間の中でどう攻めるか、作戦会議です!

タックル図(提供:TSURINEWSライター・白井亜美)

小島周りを狙う

まずは、船着き場から十二連島を正面に見て西側(与謝野鉄幹・晶子夫妻の歌碑側)の小島周りまで一気にカヤックを漕ぎ進めます。

特許を取得している足漕ぎペダル(ミラージュ・ドライブ)は、小さな力でも大きな推進力でスピードが出ます。風を感じられて気持ちいい限りです。

ネコリグで釣りスタート

まず初めは、バッキーちゃんおすすめの仕掛けをチョイスしていただきました。黒系のシャッド系ワーム(2.5インチ程)にネイルシンカー、真ん中にシングルフックをセット。ネコリグで狙っていきます。

使用ルアー:ガメシャッド2.5インチ、スパテラ3インチ、bibibiバグ 2.6インチ、CD1、CD3、スキッターポップエリート75

使用したルアー(提供:TSURINEWSライター・白井亜美)

子バスキャッチに歓喜

カヤックなら、お陸っぱりの方が届かない小島を狙うことも可能。少し離れたところから小島に向けてキャストし、バッキーちゃんに教えていただいた通り、ボトムまで着底したら、優しくリフト&フォール。

すると、開始早々プルプルッと魚信!なかなか掛からないのでギルかな?と思いながらも、今度はしっかりアワセてみると……なんと、本命のバスが釣れました!15cm程と子バスではありますが、本当に嬉しい一尾です!!「やったーーーー!」

子バスでも嬉しい(提供:TSURINEWSライター・白井亜美)

同じミラージュ・パスポートの別船から様子を見守ってくれていたバッキーちゃんも大喜びで駆けつけて下さり、一緒に記念すべきファーストフィッシュを喜んでくれました!

ワームでボトム狙いが的中

その後もボトム付近で反応が良いので、ミミズ系のワーム(スパテラ3インチ)や甲殻類系のワーム(bibibiバグ 2.6インチ)なども使って子バス釣りを楽しみました。

ボトム狙って子バスを連打(提供:TSURINEWSライター・白井亜美)

ハンズフリーが嬉しい

海釣りでも良くあることなのですが、釣り中に身動きが取りづらいと、ついつい仕掛けを変えるのが面倒になってしまいます。

使いたいルアーを使えずあとで後悔が残ることが度々ありますが、足漕ぎカヤックは基本ハンズフリー。座席周りのスペースも広くて動きやすいので、状況に合わせて妥協せず使いたいルアーを試すことができました。

またカヤックは小回りが得意なので、行きたい方向へ自由自在。タイトな場所も躊躇なく攻めることができました。

指先で簡単に操船できる(提供:TSURINEWSライター・白井亜美)

バス釣りの魅力を知る

仕掛けが着底して少しステイしていると……ラインがスーッと横に走ります。「あー今バスがワームを咥えて持って行ってるー!!(心の声)」ドキドキしながらその一部始終を見届けてから一拍置き、アワセを入れて竿に魚の重みが乗った瞬間は快感。これは海釣りではなかなかできない経験です。

「そう!それがバス釣りの醍醐味なんですよ~!実感してもらえて嬉しい!」とバッキーちゃん。その目がキラキラ輝いていて、バス釣りってこんなに楽しいんだ!とバス釣りの魅力を知れた嬉しい瞬間でした。気づけば間もなく13時。一旦ランチ休憩です。

『ITONOWA』で休憩

カヤックから陸に上がって、ランチ予定の“ITONOWA”へ向かいます。到着してまず目に入ったのは、湖側の”足湯”。丁度、ファミリーが一休みされていました。

営業時間内は自由に利用可能とのことです。一碧湖を眺めながら、散策後にも足湯で至福の時間を過ごせるなんて最高ですよね。

ITONOWAからの眺め(提供:TSURINEWSライター・白井亜美)

木梨サイクルとコラボ

大きなガラス張りの明るい店内に入ると、東京都祖師谷商店街で60年近く続く「木梨サイクル」とコラボしたカフェレストラン&限定グッズSHOPの“Mahana feat.木梨サイクル”。一碧湖限定の木梨サイクルグッズも多数販売されていました。

犬と一緒に楽しめる

ITONOWAオリジナルのギフト商品などが購入できるお土産コーナーもあり、ワンちゃん用ギフトも充実。1F店内はワンちゃんと一緒に利用できるそうなので、ワンちゃん連れの方にもとってもおすすめです。

『Mahana feat.木梨サイクル』でランチ

1Fでフードをオーダーし、2Fのフードラウンジでランチタイムです。ソファ席・テーブル席があり、湖側は一面大きなガラス窓が広がっているので、優しい自然光と一碧湖を一望しながら優雅に食事を楽しむことができます。

まるでハワイ

店内にはハワイアンミュージックが流れ、まるでハワイにいるみたい♪食事はロコモコ・ポキボウルなどのボウルメニューが充実しており、注文を受けてから丁寧に焼き上げるふわふわパンケーキもすごく美味しそう!!

ドリンクはオーガニックコーヒーやティーメニューも充実しています。女性やお子さんに嬉しいミニボウルもラインナップされていて、私は牛ハラミボウル(ミニ)とピュアブラック(アイスティー)をオーダーしました。

ミニボウルでも、柔らかくて美味しい牛ハラミ肉が沢山乗っていて、ボリューム満点!

午後は大物狙い作戦

大きなグラスにたっぷり注がれたアイスティーで渇いた身体が一気に潤い、エナジーチャージ完了です♪「午前中から楽しかったね~!」と振り返りながら、子バス釣りは十分楽しんだので、午後は大物狙いに的を絞ってみましょう!と改めて作戦を練り直しました。

50cmオーバーのバスを狙う

お腹を満たし、改めて出船です!今度は良型に的を絞り、タックルと仕掛けを持ち替えます。

フロロカーボン12lbを巻いた小型ベイトリールに、ロッドはバッキーちゃんにお借りしました。

仕掛けはボリューミーな甲殻類系のワーム(4インチ程)のフリーリグをセットしていただきました。この日最初に目指した十二連島まで再度一気にカヤックを漕ぎ進め、後半戦は少し水深もありそうな東側(経島側)周辺を探っていくことにしました。

岸際を撃つ

岸際を狙ってキャストして、少しずつ手前に引いていく。海釣りでいうとロックフィッシュに近い釣り方です。ゴツゴツと根がかりもしやすく、だからこそ、大きなバスも潜んでいそうです。

十二連島の岸際を、ペダルを止めて操船レバーだけで横に流しながら、静かに、丁寧に探っていきます。今にも大物が掛かりそうな雰囲気がプンプンして、モチベーションが上がります。

鳥居周辺が本命ポイント

ドキドキしながら少しずつ先へと進み、遂に経島付近に到着しました。間近で見る赤い鳥居はさらに神々しい雰囲気です。この鳥居付近では、良型のバスの釣果が結構上がっているそうで、大本命のポイント。

パワースポットの経島と朱い鳥居(提供:TSURINEWSライター・白井亜美)

ポッパーで水面を狙う

先に周辺を探っていたバッキーちゃんが、鳥居の横に沈んでいる木のあたりでバスが水面に出た!と教えてくれたので、試しにポッパー(スキッターポップエリート75)を投げてみることに。

周りではトンボなども飛んでいたので、岸際にポッパーを置き、シュパッシュパッと水を切るようにして、水面に落ちた虫が逃げ惑うようなイメージで引いてみるも、そう簡単には出てくれません。

ただ、何投かしているうちに、よーく見ると子バスが2、3匹ポッパーを追いかけてきたので、水面を意識しているようです。

ワームで子バスを追加

そこで、私はタックルを午前中のライトタックルに持ち替え、今度はノーシンカーでワームを落としてみました。すると……フワフワとしたフォール中にラインが横に走ります。残り僅かな時間で、何匹か子バスを追加することができました!

様々なパターンでヒット(提供:TSURINEWSライター・白井亜美)

同じバスでもちょっとした変化で釣れ方も変わり、面白い!バッキーちゃんは最後まで良型を狙い切り、トップで1発バイトが出せたそうです。

カヤックが本当に快適すぎて全然疲れなかったので、まだまだ釣りを続けたい!夕マヅメのチャンスもありそうで、良型の可能性は十分にありましたが……残念ながらここでタイムアップ。

バスがダブルヒット!(提供:TSURINEWSライター・白井亜美)

一碧湖はアタリが多い

一碧湖では50cmオーバーの釣果も度々出ているそうです。ぜひ釣ってみたい!!子バスを釣るのも一苦労することが多いイメージのバス釣りでしたが、一碧湖が夏場でもアタリが多くてこんなに生命感に満ちたフィールドだとは、驚きです。

まだまだ探り切れなかった良さそうなポイントが沢山あるので、次回はもっといろんなアイテムも駆使して改めて挑戦したいと思います!

この日の締めの1尾!(提供:TSURINEWSライター・白井亜美)

カヤックレンタルと入漁券のセットプラン登場

9月より、釣り人にとって嬉しい【足漕ぎカヤックのレンタルと入漁券がセットになったプラン】が開始されるとのこと!

通常のカヤックレンタルは30分枠での貸し出しですが、セットプランでは1日乗ることができます。時間に追われることなくじっくり楽しむことができのは、嬉しい限りです。

料金形態

1人乗り ー ミラージュ・パスポート12.0(1日) 釣り:5450円+釣り券550円
2人乗り ー ミラージュ・コンパスデュオ(1日) 釣り:9450円+釣り券550円

至福の時間を堪能

今回は日帰り釣行。すっかり暗くなった帰り道に山から見下ろす熱海の夜景は、ついつい一人でも「綺麗!」と声を上げてしまう美しさでした。

日本百景にも選ばれた美しい絶景の中、カヤックで自然と一体になり、釣りを楽しむことができる至福の時間。なんだかすごくパワーをもらえたようで、夏季休暇明けの仕事も頑張れそうです。

こんな特別感は、日常ではなかなか味わえません。本当に、来てよかった!四季折々違う顔を持つ一碧湖は、季節ごとに遊びに来たい素敵なフィールドです。釣りを抜きにしても思い出深い経験ができましたので、伊豆方面に行かれる際は、ぜひ一度訪れてみてください。

<白井亜美/TSURINEWSライター>

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