ジュビロ磐田のジャーメイン良、海外移籍報道に「事実でない」と強調。ネットの移籍情報、年棒、契約年数は「信用できない(笑)」
J1磐田のジャーメイン「オファーないから合意しようがない」
ジュビロ磐田のジャーメイン良選手は一部メディアが伝えた海外移籍報道について「事実ではない。現時点で正式なオファーが来ていないので合意しようがない。今まで通り目の前の試合に向けて戦うだけ。今はチーム、サポーターが一丸となって次のゲームに向かって行く時」と強調しました。次節最下位コンサドーレ札幌戦に全集中する姿勢です。
一問一答
ー前節町田戦は鹿島戦と対照的な試合になった。
「正直、前節は力負け感があった。自分を含めて個でも組織でも負けていた。首位を走るチームに力で負けた。しっかり切り替えて今週末ゲームを迎えたい」
ー次節はマテウスペイショット、渡辺りょうと攻撃のオプションが増える。
「誰と出るか、誰と誰が出るかで特徴が違う。良さも違うので練習から話しながら、お互いの良さを引き出したい。一人一人の特徴をしっかり把握して相手に取って前線の選手が脅威になるように。次はそういうゲームにしたい」
ー前回札幌戦は負傷離脱中で零封負けした。
「最近チームとして失点が多い。先制点を取れれば、粘り強くやれるはず。立ち上がりから点を取るアグレッシブさをホームゲームで見せていく。自分もチームのために点を取って、勝ち点につなげる」
ー相手はマンマーク気味に来る。ポイントは。
「一人一人が動いてランニングしてスペースをつくる、使う。相手はマンマークなので、自分のところで一枚はがせれば数的優位をつくれる。個の力で負けない」
ー札幌はマンツーマンだが、ほころびもある。
「今年はクロスから入っていくところで、いい動き出しで違いをつくれている。そこは相手も嫌がるはず。町田戦はがっつり中山雄太選手や昌子源選手に見られていた。ボックスの中で動き続けたい」
ー町田と札幌は全く違うチーム。切り替えも大事。
「もちろん町田も勝たないといけなかった相手で、残留に向けて負けていい試合はない。その中で次はホームででき、順位の近い相手。チーム、サポーターが一体となって次のゲームはやらないといけない」
ーほかの選手からも「いまチームがばらばらになるのが良くない」という声が出ている。
「前半の連続失点で下を向いて、バラバラになっていく姿は残留争いの試合であり得ない。次節チームで一丸となってやっていく。失点しないのは当たり前だが、1失点しても自分たちは点を取れている事実はある。1失点で抑えれば勝ち点は取れている。連続失点しないのが大事」
ー札幌も前節の鳥栖戦で5得点。ゼロに抑えるのが難しい相手。どういうメンタリティーで臨むか。
「攻撃に関しては自信を持ってボールを動かす。あとは守備で粘り強くが大切になる。マンツーマン気味だが、怖がらず自分のところで時間をつくる。ボールを受ける気持ちを持てば前に進んでいく。付ける側も受ける側も、ちゃんと意志を示さないといけない。失点が少ないチームではないので、攻撃陣にチャンスはある」
ー磐田側の守備のイメージは。
「相手は広く使ってくるので、スライドとか全員でしっかり統一する。プレッシャーをかける場面などメリハリをつける」
ーここ数日、ジャーメイン選手の海外移籍報道で不安を抱えるサポーターが多い。
「そうですね。僕が一番信頼していないのはネットの移籍情報、推定年俸、残りの契約年数。この三つは正直信用できない(笑)。
自分の話せる範囲で言えば、『合意した』と出ていたが、正直正式なオファーは来ていない。合意しようがない。
もちろん僕自身、サッカーを始めたころからイングランドでプレーしたいというのは、僕だけでなく誰しもがある。学生がプロになりたいというのと同じような気持ちが前提としてはある。ただ正式なオファーも来てない。
もちろん名前が出るのはリストに入っている可能性もあると思ってエージェントとも話をしたが、現時点で正式なオファーは来ていない。
それに対して僕が町田戦でけがをしたくないから力を抜いたみたいなメッセージが来た。それは本当に残念。本当にそうならば(町田戦に)出ていないんで。僕は今まで通り毎試合目の前のゲームに向かってやっている。チーム、サポーターが一丸となってやっていくべき時。事実がないことは伝えたい」
ー札幌戦に100%でいきたい。
「選手側から言わないほうがいいかもしれないが、変な目で見られながら試合をするのが僕も嫌で。しっかり説明した方がいいと思った」