ペットボトル飲料を凍らせるコツとは?冷凍する際の注意点・活用方法
この記事のポイント
普通のペットボトルは冷凍できないため、冷凍専用のペットボトルで冷凍する
冷凍にかかる時間は500mlで約6~8時間
すぐに飲みたいときは風通しのよい場所に置いておいたり、半分だけ凍らせたりしておくとよい
ペットボトルは冷凍しても大丈夫?
通常のペットボトル飲料は冷凍することはできません。冷凍する前提で作られていないため、容器が破損するおそれがあります。冷凍できるペットボトルは「冷凍もおいしい」「冷凍もできます」と記載されているもののみです。
冷凍専用のペットボトルとは
冷凍専用のペットボトルはキャップやラベルに「冷凍もできます」「冷凍してもおいしい」と記載されています。もちろん、普通に冷やして飲むことも可能です。
冷凍専用は通常のペットボトルよりも厚く作られているのが特徴的。冷凍すると液体は体積が増え膨張します。そのため膨張しても破損しないように厚く設計し、強度を高めているのです。
ペットボトル冷凍のコツと時短テク
立てて冷凍する
ペットボトルは立てて冷凍すること。横に倒して冷凍すると、冷凍専用のペットボトルだとしても破裂する危険性があります。また、口先まで凍ってしまうため飲みにくく、キャップが開きづらくなってしまうのでNGです。
アルミホイルを巻いて冷凍する
早く凍らせたい場合は熱伝導率のよい、アルミホイルを巻いて冷凍しましょう。タオルやキッチンペーパーを濡らして巻く方法も早く凍ります。ペットボトルの熱をアルミホイルやタオルなどが奪ってくれるため、素早く凍らせることができるのです。
ペットボトルを凍らせる際の注意点
炭酸飲料は凍らせない
炭酸飲料はラベルに「凍らせないでください」という注意書きがあります。大きく膨張してしまい破損のおそれがあり危険です。万が一凍らせたとしても、溶かして飲むと味が薄まってしまいおいしくありません。
ペットボトルの再利用は避ける
衛生面や強度を踏まえ、再利用は避けてください。ペットボトルは口をつけて飲むため、一度使ったものは細菌が残っているおそれがあります。また、ペットボトルはプラスチック製で熱湯消毒ができません。強度も一度凍らせているため、低下しています。再利用はおこなわないようにしましょう。
冷凍ペットボトル飲料をすぐに飲む方法は?
風通しの良い場所で溶かす
風通しのよい場所で溶かすのがポイント。早く飲みたいからと言って、日光に当てて急速な温度変化はペットボトルの破損につながります。屋内であれば27~32℃くらいの室温で、扇風機の風が当たる場所に置いておきましょう。だいたい10~15分ほどで少しずつ飲めるようになります。
屋外であれば日陰で風通しのよい場所に置いておくのがおすすめです。今すぐ飲みたいときには不向きかもしれませんが、少しずつ溶けていくためシャリシャリの氷と冷たいジュースをおいしくいただけます。
半分だけ凍らせる
半分だけ凍らせるとすぐに飲むことができます。ペットボトル飲料を半分だけ別の容器に移し、冷蔵庫で保存。半分残ったペットボトル飲料は、口先部分を少し上げてななめに冷凍します。凍るまでの時間はだいたい4時間で、500mlを1本よりも早いです。
冷たい飲み物をすぐに飲みたいときはこの方法がおすすめ。外出先に持っていくには、すぐに溶けてしまうため不向きです。
ペットボトルの冷凍に関するQ&A
冷凍時間の目安は何時間ぐらいですか?
500mlは6~8時間、1Lは8~10時間、2Lだと10~12時間です。しっかり凍らせて外出先に持っていきたいときは、前日の夜に冷凍庫に入れておきましょう。
ペットボトル飲料を短時間で冷凍する方法は?
ペットボトルにアルミホイルを巻く、キッチンペーパーやタオルを濡らしてから巻いて冷凍すると短時間で凍ります。
冷凍ペットボトルを溶けにくくする方法は?
ペットボトル専用の保冷ホルダーに入れたり、乾いたタオルで巻いたりすると溶けにくくなります。外気の気温をペットボトル容器に伝わりにくくするのがポイント。タオルが濡れてきたら乾いたタオルに交換し、ペットボトルの水滴をこまめに取るようにすると、さらに長持ちしますよ。
冷凍したペットボトルの活用方法
お弁当の保冷剤に
凍ったペットボトルは水分補給のためだけではなく、保冷剤代わりのアイテムとしても使えます。前日に凍らせたペットボトルを、お弁当と一緒にバッグに入れるだけ。溶けたらそのまま飲めるので、飲み終わったら捨てて荷物を減らすことができます。
夏の熱中症対策に
ペットボトルは持ち運びしやすいので、暑い日の熱中症対策にも使えます。飲むだけでなく、首元や脇の下に挟んで冷やすこともできますよ。夏場におこなうスポーツのお供にもおすすめです!
冷凍ペットボトルはあると便利♪
冷凍したペットボトルは、冷凍庫に常備しておくととても便利♪ この記事で紹介したように、保冷剤や熱中症対策にも効果的で、飲料として以外にも活躍してくれますよ。外での活動が増える時期にぜひ試してみてくださいね。
ライター:きく