ポケモンゲームアプリ「ポケポケ」がリリース直後から大ブーム DeNAらが共同開発
10月30日にサービス開始された「PokemonTrading Card Game Pocket」、通称「ポケポケ」はサービス開始からわずか1週間で3000万ダウンロードを記録し、今なおブームは加速する一方である。
「ポケポケ」とは現実に存在するカードゲームである「ポケモンカードゲーム」をスマホ上で遊べるようにしたゲームアプリ。最も特徴的なのは、カード開封の演出だ。実際の「ポケモンカードパック」を再現した複数のパックからユーザーは一つ「選び」、指を画面上でスライドさせることでパックを「開封」する。
そしてゲットしたカードたちをスライドすることで図鑑に「収納」する。要は、やっていることは他のゲームアプリの「ガチャ」と全く同じである。しかし、この「選ぶ、パックを開封、カードを収納」という一つ一つの操作が、ゲームアプリとしては非常に新鮮だ。現実でどのパックを開封するか悩んだり、ゲットしたカードをコレクションしたりする体験と重なる。ユーザーはコレクションしたカードを使ってオンライン上で他のユーザーと対戦することもできる。
今回のブームでもう一つ特徴と言えるのが、元々「ポケットモンスター(以下ポケモン)」ファンではないユーザーも多いという点だ。通常キャラクターを使ったソーシャルゲームはコンテンツのファンが主なターゲットとなるが、「ポケポケ」はポケモンを通ってこなかった層にまでリーチした。その一つの理由として、複雑な印象のあるカードゲームだが、「ポケポケ」ではバトルに使用するカード数を減らし、初めてカードゲームをプレイする人にもわかりやすいシンプルな作りになっていることがあげられるだろう。
「ポケポケ」はDeNAがポケモン、クリーチャーズと共同開発して制作された。今回のブームを受けDeNAの株価は年初来高値更新が数日続き、現在も上昇傾向にある。