静岡鉄道、約5年ぶりに急行運転を再開 静岡清水線 3月29日ダイヤ改定で利便性向上へ
静岡鉄道は3月29日に静岡清水線のダイヤを改定し、急行運転を約5年ぶりに再開します。平日朝の時間帯に、新静岡方面への通勤急行と新清水方面への急行を運行し、各方面への速達性を向上させるとしています。
通勤急行は、新清水から新静岡間を普通列車より約5分短縮し、17~18分で運行します。停車駅は、新清水・桜橋・狐ヶ崎・御門台・草薙・古庄・日吉町・新静岡です。
急行は、新静岡から新清水間を普通列車より約7分短縮し、16分で運行します。停車駅は、新静岡、県総合運動場、草薙、御門台、狐ヶ崎、桜橋、新清水です。
また、県総合運動場駅では、先行する普通列車への乗り換えが可能となっています。一部の列車は、急行列車の通過待ちのため、県総合運動場駅で4~5分程度停車します。
始発は6時、最終電車は23時30分で、時刻に変更はありません。日中以降の運行ダイヤや休日ダイヤも従来通り維持されます。
静岡鉄道は、新型コロナウイルスの影響により利用者数が約30%減少しました。これを受けて、2020年4月13日から運行計画を変更し、朝ラッシュ時間帯の急行列車を休止しました。
その一方で新型車両「A3000形」の導入を進めていました。新型車両は2016年3月24日に運行を開始し、2022年までに全12編成を導入。抗菌・抗ウイルスコーティングを施したほか、屋外の空気を取り入れる換気機能付きの車内空調機器を採用しています。
約5年ぶりに復活する急行運転が、どのように利用者の利便性向上に貢献するのか、今後も注目されます。
(鉄道ニュースや、旅行や観光に役立つ情報をお届け!鉄道チャンネル)