「私は何でもできるのに」初めて施設を見学…母の様子が不安だったものの #母の認知症介護日記 185
アルツハイマー型認知症になった実母のことや、アラフィフ主婦の日常をあれこれ書き連ねるワフウフさん。自身の体験をマンガにしています。
父の暴走の裏で、ワフウフさん姉妹が最近気になっているのが、母・あーちゃんの「介護保険被保険者証」のこと。転送届を出していても、転送不要の郵便で送られてしまうと父の手に渡ってしまうため、身分証明書として使われたり、介護サービスの利用を邪魔されたりと、面倒な事態になるのではないかと心配しています。そこで、なんとか直接受け取れないか区役所に相談に行ったのですが、思いがけず父のクレーマーぶりが区役所内で有名になっていることを知ることに……。おかげで、スムーズに手続きが済み、無事に介護保険被保険者証を受け取ることができました。ちなみに、あーちゃんの要介護度は「要介護2」。想像よりも深刻な事態に、ワフウフさん姉妹は自分たちで動かないと何も変わらないと思い、いよいよ施設を探し始めます。
いよいよ施設を見学!
ワフウフさん姉妹は、以前からあーちゃんのことを地域包括支援センターの担当者に相談していました。しかし、あーちゃんにとって一番良いプランを考えると言われたきり、2カ月も放置されている状態でした。の間にも認知症はどんどん進行していて、離れて暮らしながらの介護に限界を感じ始めていたこともあり、ワフウフさん姉妹は自分たちであーちゃんの施設入居に向けて動き出しました。
施設について考えたのは、意地でもあーちゃんの財産をもらおうとしている父との攻防戦に疲れたという理由もあります……。
先日、ついに私たちはあーちゃんが通っている認知症の病院について、父にメールで知らせました。……しかし、そのメールを父が見たのは数日後のこと。こういうイレギュラーなことが起こると、いちいち疑心暗鬼になるのも疲れてしまったのです。
父は、何度もこんなふうに言ってきますが……。
その答えはシンプルに「嫌いだから」。いらないことばかりして仕切りたがるのは、本当に勘弁してほしいです……。
高齢者住宅紹介所から紹介されたのは、Aホームという老人ホームと、B住宅という高齢者向け住宅。老人ホームは、あーちゃんより年齢や要介護度が高い人が多いようで、あーちゃんがショックを受けるかもしれないと思ったのですが……。
思っていた以上に雰囲気は明るく、介護士さんの目が行き届いている感じでした。
この老人ホームは、姉の家からもかなり近いため、悩みに悩んで仮押さえをしてもらうことにしました。
施設について考え出した理由はいろいろとありますが、もちろん父のこともその1つ。父が何をしてくるのかと身構え、どう防ぐかを考え続ける毎日が嫌になってきました。そして、物理的に距離を置くのが父からあーちゃんを守る方法だという結論に至ったのです。父とはもう本当に関わりたくないというのが本音……。
私たちが高齢者住宅紹介所から紹介してもらったのは、Aホームという老人ホームとB住宅というサービス付き高齢者向け住宅。入居金の有無が異なるだけで、月額料金はどちらも大して変わりません。早速、Aホームから見学に行かせてもらいました。
Aホームは、思っていた以上に介護士さんの数が多く、全体的に目が行き届いている感じです。介護士さんも入居者さんも明るく過ごしていたのが印象的でした。姉・なーにゃんの家からも近く、かなりいい感じ。B住宅を見てみないと決められないですが、悩んだ末、1室だけあった空室を仮押さえさせてもらいました。
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いよいよ施設の見学が始まりましたね。老人ホームと高齢者住宅、それぞれに特長があると思うので悩むかもしれませんが、あーちゃんが心穏やかに過ごせる場所が早く決まるといいですね。
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