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【レシピあり】タサン志麻さんのずっとつくり続けたい“家おやつ”とは?

NHK出版デジタルマガジン

【レシピあり】タサン志麻さんのずっとつくり続けたい“家おやつ”とは?

「家庭のおやつは気楽に、楽しく!」というタサン志麻さん。“伝説の家政婦”として絶大な人気を誇り、多数のメディアに出演する一方、3人のお子さんのお母さんでもあります。
そんな志麻さんのずっとつくり続けたい“家おやつ”とは?
志麻さんのおやつに込めた想いと、“市販の板チョコでOK”のブラウニーのつくり方をご紹介します。
※『とびきり簡単、とびきりおいしい 志麻さんちのおやつ』より再構成しています。

夢はパティシエだったという志麻さん

私の子どものころの夢はパティシエでした。小学生のときにはケーキを焼いて学校に持って行ったり、シュークリームやロールケーキに挑戦したり。けれど、根が大ざっぱな私は、分量をきっちり量らなきゃ、手順どおりにつくらなきゃ、というお菓子づくりのイメージに苦しむこともあり、いつしかその夢から遠ざかっていました。
 
やがてフランス料理と出合って、改めて家庭のおやつの楽しさに気づかされました。フランスの家でつくるおやつは、実にザックリ。子どもと一緒に粉まみれになって、時には焦がしたり、形がでこぼこだったり。でも、そんなラフにつくったおやつが、不思議と魅力的でおいしそうに思えるのです。
 
この本で紹介しているのも、そんな気楽なおやつ。私のレシピは、型は何でも大丈夫ですし、バターも有塩でも無塩でも構いません。チョコレートだって、市販の板チョコです。家のおやつに正解はありませんから、肩の力を抜いて楽しんでほしいと思います。

「ブラウニー」のレシピを公開!

わが家では、同じレシピで四角くつくったらブラウニー、丸くつくったらガトーショコラと呼んでいます。
生地はふんわり、しっとりのやや軽い食感に。
もっと濃厚な味わいが好きな人もいると思いますが、チョコレートが重たいぶん、少しフワッとしているくらいがちょうどいいんです。
型に流し入れたあとで、ナッツやチョコチップを散らすことも。
夫のロマンは牛乳と一緒に食べるのが定番です。

チョコレートが濃厚なぶん、生地はふんわり、しっとりの軽めの食感に。

材料(24×24×高さ5㎝の角型1台分)

板チョコレート(ブラック)…5枚(250g)
バター…100g
卵…3コ
砂糖…100g
薄力粉…60g

◎2860kcal(全量) ◎塩分2.5g(全量) ◎調理時間30分*
*冷ます時間は除く。

つくる前にしておくこと
・型にオーブン用の紙を敷く。
・オーブンは200℃に温める。

1 チョコレートは一口大に割る。バターは一口大に切る。チョコレートとバターを耐熱ボウルに入れ、ボウルの底を熱湯につけてゴムべらで混ぜ、溶かす(湯煎)。

2 別のボウルに卵と砂糖を入れ、泡立て器で白っぽくなるまでよく混ぜ合わせる。薄力粉をふるい入れてさらに混ぜ、粉っぽさがなくなったら1を少しずつ加えながら、大きく混ぜ合わせる。空気を入れるように大きく混ぜると、フワッと軽さのある生地になる。

3 型に流し入れ、200℃のオーブンで15~20分間焼く。型ごと網などにのせて冷まし、取り出して食べやすく切る。

チョコレートのおやつをつくるときは、ビターな甘さを出したいので、私はいつもブラックの板チョコを使っています。

牛乳とも相性ぴったり!

タサン家は、家族全員チョコレートが大好き。
チョコレートのおやつをつくりはじめると、甘い香りに誘われて、夫も子どもたちもキッチンに集まってきます。
私の手元をのぞき込みながら、「何ができるの?」と、みんなそわそわ。
食べっぷりも桁違いで、いつも「足りない!」と言われてしまうのでチョコのおやつは多めにつくるようにしています(笑)。

タサン志麻(たさん・しま)

大阪あべの・辻󠄀調理師専門学校、同グループ・フランス校を卒業し、有名レストランでの研修を修了。帰国して老舗フレンチレストランなどで15年間勤務したのち、結婚を機に「素朴で温かいフランスの家庭料理の魅力を伝えたい」とフリーランスの家政婦に転身。家族構成や好みに応じた料理が話題を呼び、「予約のとれない伝説の家政婦」としてメディアで注目を集める。

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