藤沢暴力追放推進協議会 詐欺防止アイデア藤沢署に
藤沢暴力追放推進協議会(増田隆之会長)は先月30日、「暴力追放藤沢市民総ぐるみ大会」を開き、藤沢警察署に市民から募った特殊詐欺防止アイデアを手渡した。
同団体は暴力団追放、暴力行為排除を掲げ活動している。市民アイデアは今年5回目となるオレオレ詐欺などの特殊詐欺防止に効果的とされる電話に取り付ける自動録音機のプレゼントに合わせ募集。51のアイデアが寄せられた。
当日は関係者とアイデアを寄せた当選者含め60人が来場。あいさつに立った村上進副会長は応募者に感謝の意を示すとともに「小さな活動を一つ一つ積み重ねて藤沢市を安全安心のまちにしていきたい」などと決意を語った。
寄せられたアイデアの中からグランプリには近年の治安の脅威として挙げられる匿名・流動型犯罪グループ(トクリュウ)の強盗事件の発生などを背景に戸締り強化を含んだ「昼間でも戸締り強化で二重鍵、チェーン。知らない電話には出ない。玄関先にも知らない人(モニターで)は居留守を使い出ないこと!」が選ばれた。
アイデアを受け取った今年度、藤沢警察署署長に就任した有馬美奈子氏は「安全安心に向けた意識の高い活動。感謝したい」と取り組みに賛辞を寄せた。