アウトドアの「授業」にめずらしい部活も 北海道のど真ん中でのびのび暮らせる高校とは
HBC テレビで、毎週月~金曜ごご4:50~7:00に放送中の情報ワイド番組「今日ドキッ!」。
北海道のさまざまな話題をご紹介している「今日ドキッ!」から、選りすぐりの情報をお届けします。
学校に行って、高校生たちのリアルな声を聞きました!
熱中している あれや、これ…イマドキの高校生はどんな学校生活を送っているのでしょうか…。
アウトドアを楽しむ生徒達…北海道南富良野⾼等学校
札幌から⾞で2時間半、北海道南富良野⾼等学校です。
全校⽣徒は54⼈。
のびのび学校⽣活を送っている⽣徒たちに今回もいろいろ聞いちゃいます!
今回は全校⽣徒の皆さんが集まってくれました。
学校の特徴として多くの⽣徒が挙げてくれたのが…
3年 坂本さん:「アウトドア授業にひかれてこの⾼校を選びました。カヌーとか、ラフティングとか軽登⼭をしたり、1年⽣は野外宿泊研修といって、キャンプをしたりとか」
3年 坂本さん:「冬はカーリングとかスノーシューとかスキーとか、ワカサギ釣りとか…そういうことができる」
3年 坂本さん:「野外宿泊研修が⼀番楽しかった。かなやま湖のキャンプ場で、みんなでキャンプをする。夜もみんなで恋バナしたりとかして…先⽣も交えて恋バナをしたので」
世永アナ:「先⽣の恋バナから、教えてもらってどんなこと学んだの?」3年 坂本さん:「⾃分の気持ちが⼀番⼤事」
3年 坂本さん:「他⼈を優先するんじゃなくて、⾃分の気持ちに素直になれって教えられました」
「恋愛」について、アンケートで気になる回答をしていた⽣徒
世永アナ:「好きな⼈いますか?」1年 木下さん:「俺ですか?いるって書いてますか?じゃあ、たぶん東くんです」
世永アナ:「友だちが好きなのね。どんなところが好 きですか︖」1年 木下さん:「顔です」
1年 木下さん:「寮から通っているんですけど、隣の部屋なんです。朝起きたら部屋に⼊ってちょっかいかけたりします」
1年 東さん:「毎朝です」世永アナ:「よく耐えてるね」1年 東さん:「慣れました」
世永アナ:「寮の暮らしは楽しい?」1年 東さん:「楽しいです」
1年 東さん:「最近は照とゆでたまごを作りました」世永アナ:「ゆでたまごの出来はどうでしたか?」1年 東さん:「可愛かったです」
1年 木下さん:「⽪をむいているときの優伸の顔がかわいかった」
南富良野高校は部活動が特徴的!
2年 阿部さん:「⼩学校1年⽣からカーリングをしているので、部活として続けられるこの⾼校を選びました。中学校2年⽣のときにカーリングの全国⼤会で準優勝をして、決勝の舞台がとても楽しくて」
2年 阿部さん:「あと数年しかその⼤会に出場できる資格がないので、⼀回は優勝して⽇本代表になることが⽬標です」
全道で南富良野高校だけ!もうひとつ⼈気の部活
2年 加藤さん:「カヌー部です」
実は、「カヌー部」がある公⽴⾼校は、全道でココだけ。
全国⼤会の舞台でも活躍してきた名⾨なんです。
2年 加藤さん:「最初は落ちまくって寒かった」世永アナ:「⼼折れず︖」2年 加藤さん:「折れました。同級⽣が乗れるようになっていたから、⾃分も頑張んなきゃなと思った」
同じくカヌー部の、村⽥さんには将来の夢が。
2年 村田さん:「将来の夢は海上保安官になることです。中学⽣まで⽔泳をやっていて、それを活かせて尚且つ⼈助けもできるっていうのが格好いいなと思ったので」
世永アナ:「⽔泳がカヌーに活かされていることは︖」2年 村田さん:「落ちても何とかなる」
ほかにも、カヌー部には名物の双⼦がいます。
2年 佐藤 和音さん(妹):「全国にいって双⼦でペアに乗って優勝ってなったら格好いいなって思って(姉をカヌー部に)誘いました」
世永アナ:「どんな誘い⽅したの?」2年 佐藤 和音さん(妹):「ペアで優勝したいからカヌー部⼊らない?って誘いました」
世永アナ:「お姉さんは何て⾔ってた?」2年 佐藤 茉莉さん(姉):「なんて⾔ったっけ…」2年 佐藤 和音さん(妹):「え~?まじで~みたいな最初は微妙だったんですけど、何回も⾔っているうちに『⼊ってみようかな』とか⾔って、アタックしたら⼊ってくれました」世永アナ:「⼝説き落としたんだね」
そんな、仲良しの双⼦ですが、姉から妹へ、直してほしいところは?
2年 佐藤 茉莉さん(姉):「⼈を操るのがうまい。いつも、うちをパしりにするのをやめてほしい」
2年 佐藤 和音さん(妹):「何も⾔えません」
1年⽣の憧れ!カヌー部の部長
1年⽣の草野さんには、憧れの先輩がいるといいます。
1年 草野さん:「憧れの⼈は、そこにいる部活の部⻑の益⽥先輩。部⻑なのでカヌーもうまいし、⾯⽩くて優しい先輩なので憧れています」
そんなキャプテン益田さんにも、追いかけている⼈が。
2年 益田さん:「⼊った理由は兄貴が⼊っていたので」
世永アナ:「お兄さんはすごかった︖」2年 益田さん:「全国4位になって卒業していきました」
世永アナ:「⾃分もカヌー部に⼊ってみて感じる魅⼒は?」2年 益田さん:「最後の10mくらいでも気を抜いたら負けるスポーツ。10mまで諦めないことで⾃分に勝ったみたいなのを楽しめるスポーツなのかな。初めて⼤会⾏った時には緊張して⾃分の漕ぎができなくて、その中でも全⼒を出せる兄貴のメンタルがすごいな」
益⽥さんが感じる、カヌー部のほかの魅⼒は?
2年 益田さん:「痩せます」世永アナ:「消費量がすごいもんね」
放課後、カヌー部の活動場所へ行ってみると…
いま⽣徒たちが取り組んでいるのが、直近に控えたインターハイ全道予選に向けた実戦練習。
⽣徒たちがスイスイ乗っている競技⽤カヌーですが…
初めて乗ったらどうなるのでしょうか…世永アナが体験します!
世永アナ:「なにもできない。今どういう状況!?」カヌー部員:「離してますよ」世永アナ:「ちょっと無理です!」
世永アナ:「余計なことを考えたらぶれちゃう。みんなすごすぎる!」
2年 益田さん:「コツは腕だけじゃなくて、⾻盤とか下半⾝の⼒を上半⾝に伝えてくるっている伝導性がすごく⼤事」
世永アナ:「今⽇の練習はどうでした︖」2年 益田さん:「過去⼀レベルでいい練習ができたかな。」
練習後、帰宅する益⽥さんについていくことに!
カヌーを頑張る息⼦の姿について両親にお話を聞きました。
母 麻美さん:「好きなものは好き、悩んだりしたら露⾻に顔に出るタイプなので…悩んでしゅんってなって、先⽣にアドバイスもらってっていうのをやっているみたいなので…⾼校3年間だからこそ味わえるというか、⻘春というか」
両親が⼤会を⾒に⾏ったときにはこんなエピソードも。
父 享明さん:「アドバイスしたら怒るんですよ。『もっと⾜使え』とか、⾔うじゃないですか。まあ僕、⼀回も乗ったことないんですけど。乗ったら速いと思うので」
そんな仲良し家族ですが、最後に直してほしいところを聞いてみました。
母 麻美さん:「部屋をキレイにしてほしい、これ⼀つだけですね。⽬を離したら、⼤変なことになるので」
世永アナ:「直せそう?」2年 益田さん:「まあ頑張ります…」
南富良野高校のみなさん、ありがとうございました!
※掲載の内容は番組放送時(2025年6月10日)の情報に基づきます。