成瀬中演劇部 創作脚本で全国大会へ 吹奏楽部とのコラボも
伊勢原市立成瀬中学校の演劇部(植村啓市顧問)がこのほど行われた「第14回関東中学校演劇発表会2025関東中学校演劇コンクール」で金賞と優秀創作作品賞をW受賞。8月に静岡県内で開催される全国中学校総合文化祭への代表校に選出された。
同部は昨年8月の県大会で優勝し、初の関東大会に出場。関東大会では12校が出場する中、見事金賞を受賞した。
部員と顧問で作った脚本「ファミリーゲーム」を演じた同部。家族をテーマにした短編をつなぎ合わせたストーリーで、親子の絆や家族の団らんなど、部員一人ひとりの実体験などを盛り込んだ、中学生のリアルな日常がモチーフになっている。
部長の岡村春花さん(3年)は「全国大会に選ばれ感極まった。皆が頑張ったからこその全国大会初出場を誇りに思う。観てくれた方が褒めてくれたこともうれしかった。全国では気負わずに楽しみたい」と意気込む。
全国に向け新たな挑戦
全国大会に向け同部は、新しいチャレンジとして、同校吹奏楽部とのコラボレーションを企画。場面転換など劇中の音楽を吹奏楽部が生演奏するという。植村顧問は「1年生も加わり、新たな挑戦をした方が新鮮な気持ちで演じられると考えた」と話す。また「関東大会では普段の練習から楽しんでいる様子が伝わってくるという評価をもらった。全国の舞台でも自然体で楽しんで演じてもらいたい」と期待を寄せる。