江戸時代から親しまれてきた暑気払いの風習「丑湯」、 町田市の唯一の銭湯「大蔵湯」ではその丑湯こと「ももの葉湯」が愉しめる!
「土用の丑の日」というと、暑気払いにうなぎを食べる風習になったのは、江戸時代後期からだと言われている。この時期は、うなぎだけでなく「ももの葉」を湯船に入れて湯に浸かる「丑湯(うしゆ)」という習慣も親しまれていた。
ももの葉には、消炎、解熱作用や収れん作用のあるタンニンの成分が含まれており、日焼けやあせもに効果的だと言われているからだ。
今年の夏の土用の丑の日は、7月19日(土)。連日猛暑が続く中、日焼けやあせも、湿疹などからお肌を健やかに保つためにも、大きな湯船や銭湯で「ももの葉湯」を楽しみたい。
ところが銭湯は激減している。昭和43年頃がピークで全国には18000軒ほどの銭湯があったが、大型の健康ランドやスーパー銭湯が賑わうばかり。さらにコロナ禍も追い打ちをかけた。
東京都町田市でも同様で、昭和41年創業の「大蔵湯」が市内唯一の銭湯になってしまった。平成28年(2016)にリニューアルした「大蔵湯」は、風呂で使っている井戸水を軟水化し、玄関、フロント、脱衣所、浴室を「木目調」で統一した。さらに檜風呂や遠赤外線サウナ(別料金)も利用でき、人気の銭湯として奮闘中だ。
「大蔵湯」では、2025年7月19日(土)午後3時から11時まで「ももの葉湯」が実施される。「ももの葉湯」に浸かって暑い夏を乗り切ろう!
「大蔵湯」外観と内観
大蔵湯
[住所]東京都町田市木曽町522
[問い合わせ] 042-723-5664
営業時間/14:00~23:00(金曜定休)
駐車場16台あり
HP: http://www.ookurayu.com/