都内を走るWILLERの「レストランバス」で本格的なフレンチを 鉄道ファンにもおススメの新コースが登場
眺望の良い2階建てバスの車内で食事を楽しみながら、ゆっくり時間をかけて名所を巡る。そんな観光とグルメを両立できるのがWILLER EXPRESSの「東京レストランバス」です。東京では2018年に運行を開始し、都内周遊や川崎夜景巡りなど複数のコースを展開してきました。
2024年夏、新たに「レストランバスビアガーデン」コースが登場。東京の丸の内ビル前からお昼前に出発し、創作フレンチメニューとお酒を楽しみながら2時間半かけて車窓観光と洒落込みます。
行く先はランチ・ディナーで異なり、日比谷公園や国会議事堂、レインボーブリッジ、アクアシティお台場など様々。都民にとっては通勤や通学で見慣れた景色かもしれませんが、約3メートルの高さからだと普段とは異なる光景も見えてきて、なかなか新鮮な体験ができます。
ランチコースは8月3日(土)~9月23日(月・祝)の金・土・日・祝日、ディナーコースは8月9日(金)~9月20日(金)の金曜日にそれぞれ運行します。旅行代金は飲み放題なしなら1人8800円~(車内でドリンク単品購入可)、飲み放題付きなら11800円~とリーズナブルに楽しめます。
本格的なフレンチのコースメニューを楽しむ
今回取材したのはランチコース。途中アクアシティお台場で長めの休憩を取りますが、合計で2時間ほどバス車内に滞在することになります。取材時に提供された料理は次の通り。
・アミューズ8種盛り(日本でいう「突出し」ですね)
・オードブル「スズキのコンフィ メダリオン仕立て」
・メイン「黒毛和牛ローストビーフ ソースキャラメリゼオランジェット ガーリックトースト」
・デザート「オーギョーチー~フレンチ再構築~」
お酒やソフトドリンクは一通り揃っており、「澪スパークリング」や「COEDO 白-Shiro-」なども飲み放題の対象になっていました(一部「獺祭スパークリング」やボトルワインなど追加料金が必要な飲み物もありました)。たくさんお酒を飲まれる方なら飲み放題を付けておくのが無難です。
鉄道ファンにもおススメできるスポットがある
もちろん、2時間ずっと食べっぱなし・飲みっぱなしというわけではありません。あくまでも名所を巡るバスツアーなのですから、要所要所でガイドさんによる案内が入ります。
最近できたばかりの「麻布台ヒルズ」、高さ333メートルの東京タワー、「ゆりかもめ」からは見辛いところに並ぶ船など、見所を訪れるたびに由来や小ネタを紹介してくれます。おかげで乗車中は食べるより「見る」「撮る」のに夢中でした。目の前を通り過ぎていく交通標識なども、間近で見るとその巨大さに目を奪われがちです。
鉄道ファンなら浜松町駅周辺に来たときは食事の手を止めておきましょう。今回の取材ではタイミングよく東海道新幹線の発着の様子が見えました。東海道新幹線は本数が多いとはいえ、ここで撮れたらなかなかの幸運です。
バスはレインボーブリッジを通ってお台場へ。「ゆりかもめ」を普段とは全く違った高さから見ることができるというのも鉄道ファンには面白いかもしれません。
鉄道ファンや鉄道好きのお子さまとの小旅行にもおススメできるレストランバスの旅。この夏のちょっとした贅沢にいかがでしょうか。