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【船橋市】小川冬威さん(慶應義塾高)が全日本高等学校馬術選手権で優勝

チイコミ!

【船橋市】小川冬威さん(慶應義塾高)が全日本高等学校馬術選手権で優勝
さっそうと走る小川冬威さんとラ・ヴィ号(本人提供)

第35回全日本高等学校馬術選手権で優勝した小川冬威さん(17)は生まれも育ちも船橋市。

現在、慶應義塾高馬術部に在籍しています。

次回ロス五輪は21歳!馬術界期待の星

馬術選手だった父の影響で、小学5年生の時、中山競馬場スポーツ少年団で乗馬を始めてから8年。

小川さんは、8月初旬に北海道で開催された第35回全日本高等学校馬術選手権で優勝を飾ります。

創部104年の慶應義塾高馬術部で、個人優勝は初の快挙でした。

勝因について聞かれると、「大会の舞台、ノーザンホースパークが高校の合宿地だったこと。馬も私も地の利がありました」と控えめなコメント。

見事な飛越を見せる小川冬威さんとラ・ヴィ号(本人提供)

9月下旬には船橋市役所を表敬訪問。

「パリ五輪で日本は92年ぶりに馬術のメダルを獲得し、4年後のロス五輪は92年前と同じ舞台。自信を持って出場を目指して」と松戸徹市長らから熱いエールを受けました。

松戸徹船橋市長(左)と松本淳教育長(右)と小川さん

我慢を学び成長させてくれた馬に感謝

海神南小、葛飾中、慶應義塾高と進み、腕を磨いた小川さん。

これまで全日本ジュニア総合馬術大会など数々の大会で好成績を収めてきました。

平日は高校のある日吉で大学生らと一緒に、週末は所属する八王子のクラブで馬術漬けの日々。

「馬術は馬を敬い信じることが最も重要。気持ちをフラットにして、練習にも大会にも臨むことを心掛けています。我慢する心を学び、人間としても成長できたと思います。馬のおかげ、少しは恩返しできたかな」と語ります。

今後の目標は「大学日本一、そして世界に通じるような騎手(ライダー)!」と力強く答えてくれました。(取材・執筆/マット)

クロスカントリーコースを走る小川さん(本人提供)

小川冬威選手の略歴と主な戦績
2007年3月29日生まれ、17歳
海神南小卒、葛飾中卒、慶應義塾高
馬歴 8年


小学5年 10歳で中山競馬場スポーツ少年団入部
中学1年 壬生ジャンピングホースショーで競技会初出場
中学2年 八王子乗馬倶楽部入部
中学3年 第42回全日本ヤング総合馬術大会2021  EV80クラス優勝
第45回全日本ジュニア障害馬術大会2021 決勝進出43位
高校1年 第43回全日本ヤング総合馬術大会2022 ジュニア総合馬術競技3位
高校2年 第47回全日本ジュニア障害馬術大会2023 決勝進出36位
第44回全日本ジュニア総合馬術大会2023 ジュニア総合選手権 2位
第53回全日本総合馬術大会2023ジュニア総合馬術競技2位
高校3年 第45回全日本ヤング総合馬術大会2024  ジュニア総合馬術競技優勝
第67回関東高校馬術選手権大会 優勝
第35回全日本高校馬術選手権大会 優勝
第45回全日本ジュニア総合馬術大会2024  ジュニア総合選手権 2位

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