男子ゴルフ「生涯グランドスラム」達成者一覧、ロリー・マキロイが史上6人目の偉業
ローズとのプレーオフ制し、念願のグリーンジャケット
男子ゴルフのメジャー大会、マスターズ・トーナメント最終ラウンドが13日(日本時間14日)、アメリカ・ジョージア州のオーガスタ・ナショナルGC(7555ヤード、パー72)で行われ、ロリー・マキロイ(35=イギリス)がジャスティン・ローズ(44=イギリス)とのプレーオフを制して初優勝した。
マキロイは全米オープン、全米プロ選手権、全英オープンに続く四大メジャーの優勝で史上6人目の「生涯グランドスラム」を達成。米ツアー通算29勝目で優勝賞金420万ドル(約6億円)を手に入れた。
2011年のマスターズでは、2位と4打差の首位で迎えた最終日に80と大崩れ。2022年には2位に終わるなどあと一歩で優勝を逃してきたが、ついに念願のグリーンジャケットに袖を通した。
マスターズ、全米オープン、全英オープン、全米プロゴルフ選手権の四大メジャーを制した「生涯グランドスラム」達成者は以下の通りとなっている。
ジャック・ニクラスはメジャー18勝、タイガー・ウッズは15勝
「生涯グランドスラム」を初めて達成したのはジーン・サラゼン(アメリカ)。1922年に全米オープンと全米プロで優勝すると、1932年に全英オープンを制し、1935年のマスターズ優勝で達成した。全米プロは3度優勝している。
ベン・ホーガン(アメリカ)は1946年に全米プロ、1948年に全米オープン、1951年にマスターズを制覇。1953年に最後の1冠・全英オープンで優勝した。全米オープンは4度制覇している。
ゲーリー・プレーヤー(南アフリカ)は1959年の全英オープンを皮切りに1961年にマスターズ、1962年に全米プロで優勝。1965年に全米オープンを制した。マスターズと全英オープンを3度ずつ制覇している。
ジャック・ニクラス(アメリカ)は1962年に全米オープン、1963年にマスターズと全米プロ、1966年に全英オープンを制して「生涯グランドスラム」を達成。マスターズで6勝、全米プロで5勝、全米オープンで4勝、全英オープンで3勝とメジャーだけで計18勝している。
タイガー・ウッズ(アメリカ)は21歳3カ月だった1997年マスターズで史上最年少優勝。1999年の全米プロから2000年の全米オープン、同年の全英オープン、同年の全米プロ、2001年のマスターズまでメジャー4連覇を果たした。マスターズで5勝、全米プロで4勝など計15勝している。
そして、今回のマキロイは2011年の全米オープン、2012年の全米プロ、2014年の全英オープンに続き、マスターズを制覇。史上6人目の偉業を達成した。
【関連記事】
・松山英樹のアメリカPGAツアー通算11勝の足跡、新記録35アンダーで2025年開幕戦勝利
・国内男子プロゴルフ歴代賞金王 2024年は金谷拓実がMVPなど7冠
・歴代五輪ゴルフ競技の男女日本代表成績 パリで松山英樹が銅メダル
記事:SPAIA編集部