夏のお出かけに!気軽なポイントいっぱいなのに絶景&天然記念物の大自然!【札幌・藻岩山】
北海道生まれ北海道育ち。生粋の道産子であるHBCアナウンサー・堀内美里(ほりうち・みさと)が、趣味である「登山」と「山ごはん」を紹介する連載「堀内美里の言いたいことは山々ですが」。
自分の足で歩いた先にある絶景と、おいしいごはんは、もう最高!
文化部出身・運動神経ゼロの私でも楽しめる「コスパはなまる山」が盛りだくさんです!
※北海道の山に登るときは、クマについても知っておきましょう。「クマに出会ったら」「出会わないためには」の基本の知恵は、HBCのサイト「クマここ」で、専門家監修のもとまとめています。
市街地なのに国の天然記念物に指定!
日付:2025年6月24日
藻岩山(標高531メートル)
北海道札幌市
登り1時間15分、下り50分
山頂(見晴台)からの絶景度 ★★★★☆
登山レベル ★★☆☆☆
周辺の施設充実度 ★★★★★
札幌市内からのアクセスの良さ度 ★★★★★
個人的オススメ度 ★★★★☆
ポイント
●札幌からほど近い立地
●気軽に登れるのに自然豊かな登山道
●山頂にある展望台の充実度がすごい
登山レポ
札幌の山といえば、ここ!というほど藻岩山はメジャーなのに、なぜか記事にしていませんでした!
冬に登っていましたが、夏に行くのは5年ぶり。
正直、期待を大きく上回りました。
なんて自然豊かなのでしょう…!
目に入ってくる木のボリュームがすごい。
カツラやニレなどの巨木もあちこちにあります!
そして山頂からは札幌の街並みや山々、石狩湾まで見渡せる絶景が広がっています。
山頂と登山道のギャップがいい意味で激しい『藻岩山』を、ご紹介します!
午前10時 登山開始!
藻岩山は登山道が5つありますが、今回は一番メジャーな「慈啓会病院前コース」を選択しました。
山頂までは約2.9キロメートル。
入り口にはトイレや案内図もあり、整備された道は初心者でも安心感があります。
いつもは重い荷物を背負って、長袖長ズボンで登るのですが、この日は暑く天気も晴れで安定していたため、いつもよりも軽装で登山を試みました。
(タオル・飲みもの・おやつ・クマ鈴などは所持しています)
藻岩山は標高がそれほど高くなく、山頂にある展望台にはお手洗いや自動販売機・売店があるので、荷物を少なめに出来ることも初心者にオススメのポイントです。
また、登山道も整備されていて歩きやすいです。
そんな気軽に訪れることができる山ですが、藻岩原始林は国の天然記念物に指定されています。
つまり、大自然の宝庫!
こんなにいい山が都心部にある札幌ってすごい…!
登ったのは平日でしたが、子どもからお年寄りまでたくさんの方がいて、登りだけで30人くらいとすれ違いました。
道幅が広く、足に草木が当たることもありませんでした。
午前10時30分
夏の低山は暑すぎる…。30分ほど登ると、顔も体も汗でびしょびしょです。
のどが渇く前にこまめに水分補給をしましょう。
普段の登山だと「もし水が足りなくなったらどうしよう…」「飲みすぎたらお手洗いに行きたくなりそう…」など、心配ごとが頭に浮かびますが、藻岩山は山頂に自動販売機とお手洗いがあるので、気にせずに飲めました。
この気軽さがうれしい!
午前10時50分 馬の背に到着
ここが色んな登山道の合流点。この看板が見えたら感覚的には7合目くらいです。
馬の背と書いてありますが、稜線のような見晴らしはありません。
でも、木々の間から差し込む木漏れ日がきれい。
きつい傾斜もないため、一定のペースで登り続けられることも初心者にうれしいポイントです。
そして登りはじめてから1時間ちょっとで、山頂に到着!
午前11時15分 山頂!
なんという絶景。
夜景は「日本新三大夜景」に選ばれるほど有名な藻岩山ですが、日中だからこそ見える山や海もまたきれいですね…!
街も一望できます。
いやあ、札幌って大都市ですね〜。
そして展望台の設備が素晴らしいです。
ロープウェイで登ってくる方もたくさんいて、おしゃれなレストランやお土産ショップもあります。
登山者休憩室もありました。
ベンチと机があるスペースでコーヒーと、おなじみの山おやつ「いっぷくマフィン」を食べました。
いつも山頂で作るごはんに比べたらまだまだ食べ足りないけど、いいんです。
きょうは下山後、とっておきのお楽しみが~!
目的地は、あそこ!!「円山」です!
後編の記事でお伝えします!
連載「堀内美里の言いたいことは山々ですが」
※北海道の山に登るときは、クマについても知っておきましょう。「クマに出会ったら」「出会わないためには」の基本の知恵は、HBCのサイト「クマここ」で、専門家監修のもとまとめています。
文:HBCアナウンサー・堀内美里(ほりうち・みさと)
北海道生まれ・北海道育ち。2021年入社。HBCテレビ「グッチーな!」「ジンギス談」「吉田類 北海道ぶらり街めぐり」「大江裕の北海道湯るり旅」などを担当。登山歴4年。おいしくごはんを食べるために山に登っています。登山の魅力はインスタグラムでも発信中
編集:Sitakke編集部あい
※掲載の内容は登山時(2025年6月)の情報に基づきます。