【茅ヶ崎 グルメレポ】GYPSY ICECREAM‐卵・乳製品不使用!体に優しい有機豆乳ベースのアイスクリーム屋さん
辻堂駅西口の北側を降りて徒歩5歩。テラスモール湘南のすぐ近くにある、線路沿いのビル1階に「GYPSY ICECREAM(ジプシーアイスクリーム)」はあります。
2022年にオープンし、今年の7月に3周年を迎えるGYPSY ICECREAMは、有機調整豆乳・甜菜(てんさい)糖・天然塩などを使用した植物性アイスクリームを販売しているアイスクリーム屋さんです。今回はこちらのお店で体にも地球にも優しい無添加のアイスクリームをいただいてきました。
有機調整豆乳・甜菜糖・天然塩を使用した無添加アイスクリーム
画像出典:湘南人
GYPSY ICECREAMのはじまりは、茅ヶ崎市の一中通りにあるラクサ*専門店「いただきます食堂」。同店で提供しているアイスクリームをより多くの方に届けるため、実店舗としてオープンしたのがGYPSY ICECREAMです。
ラクサ*…シンガポールやマレーシアなどの東南アジアで食べられている麺料理
画像出典:湘南人
テイクアウトはもちろん、屋内のイートインスペースでゆったりとデザートタイムを楽しむこともできます。カフェ&スペース「8dri」と共用のイートインスペースにはカウンター席とテーブル席が用意されており、一人でも、家族連れでもくつろぎながらアイスクリームを堪能できます。
画像出典:湘南人
GYPSY ICECREAMのアイスクリームには有機調整豆乳・甜菜糖・天然塩を使用しており、卵・乳製品・白砂糖などの材料は一切使用していません。そのため、卵や乳製品にアレルギーのある方や、ヴィーガンの方にもおすすめのデザートです。
画像出典:湘南人
現在、アイスの種類は9つ。チョコミント・麻炭ヨーグルト・いちご・塩バニラ・黒糖きなこ・大人のチョコレート・キャラメルナッツココナッツ・バナナチャイ・ベリーベリーベリーなど、個性豊かなフレーバーがそろっています。シングルは一律400円(税込)、ダブルは600円(税込)で、カップとコーンから好きな方を選べます。
画像出典:湘南人
寒い季節にはアイスをホットドリンクとして楽しめる「ホットアイス」600円(税込)を用意しており、テイクアウトも可能です。寒い日はぜひホットアイスで温まってください。
自家製ローチョコのザクザク食感がクセになる「チョコミント」
画像出典:湘南人
どれもおいしそうで迷いましたが、今回は人気メニューのチョコミントと、コアなファンが多いという麻炭ヨーグルトのダブルをカップで注文。ほどなくして、2種類のアイスが透明なデザートグラスに盛り付けられて、テーブルに運ばれてきました。
画像出典:湘南人
まずは上に盛られたチョコミントから。一口食べた瞬間、爽やかな有機ミントの風味とクリーミーな豆乳、そしてまろやかなチョコレートの味わいが口いっぱいに広がります。
画像出典:湘南人
こちらのチョコレートはGYPSY ICECREAMの自家製。オーガニックカカオを火を通さずに調理した「ローチョコレート」で、こちらも動物性のものは使用していません。大きめに砕かれたローチョコレートのザクザクとした食感と、濃密なテイストがおいしさを引き立てます。
真っ黒な見た目がユニークな「麻炭ヨーグルト」
画像出典:湘南人
次に、麻炭ヨーグルトをいただきます。こちらは発酵させた麻炭と豆乳、竹炭を使用したアイスクリームで、真っ黒でユニークな見た目からは想像できない、さっぱりとした味わいが特徴です。
腸内環境を整える“デトックス素材”として知られる炭をふんだんに活用したアイスクリームなので、健康意識の高い方にもぴったりです。
今回は特別に、店主が発酵中の麻炭ヨーグルトを見せてくださいました。発酵中は白っぽさの混じる灰色ですが、作る過程で竹炭を投入することで色が濃くなり、さらにおいしさが増すのだそう。
お話を聞きながら、あっという間に最後の一口となりました。食べ終えても、まったくくどさを感じません。しっかりとした食べ応えの一方で、後味は驚くほど軽やか。自然と「もっと食べたい」と食欲を掻き立てられます。
自宅用に塩バニラ・バナナチャイをテイクアウト
画像出典:湘南人
ちなみに、GYPSY ICECREAMのアイスクリームはカップでテイクアウト(値段はシングルと同じ)できるので、お家でゆっくり楽しむことも可能です。今回は塩バニラとバナナチャイ、リピートでチョコミントを持ち帰り用に購入し、後日自宅でいただきました。
画像出典:湘南人
絶妙な塩加減が特徴の塩バニラ。濃厚でまろやかな豆乳の風味と天然塩が組み合わさった、甘じょっぱい味わいがクセになります。塩を1グラム単位で分けた複数の試作品を作り、一番おいしい塩味のバランスを追求し、現在の塩バニラが完成したんだとか。
画像出典:湘南人
そして次にバナナチャイ。カップを開けた瞬間にチャイの香りが沸き立ちます。バナナの自然な甘みとチャイのスパイシーさの相性が抜群で、クセになるおいしさです。
みんなが安心して食べられる優しいアイスクリームを
画像出典:湘南人
植物性のアイスクリーム作りは、GYPSY ICECREAMのルーツであるいただきます食堂の「大人も子どもも安心して楽しめるデザートを作りたい」という想いから始まりました。
いただきます食堂の店主からデザートのアイスを作ってほしいとの依頼を受け、店主夫人のこずえさんが1から作り始めたのが、“自然の恵みを生かしたアイスクリーム”です。
画像出典:湘南人
ちょうどお子様が生まれるタイミングでもあったことから、小さな子どもでも安心して食べられるような、卵や乳製品などを使わない無添加アイスクリームの開発に取りかかったのだそう。
もともとは「みんなが安心して食べられる体に優しいものを」という気持ちからスタートしたアイスクリーム作り。結果的に、ヴィーガンの方を含むあらゆる人が楽しめるデザートとなりました。
旅するアイスクリーム“GYPSY ICECREAM”
画像出典:湘南人
旅をするのが好きだというこずえさん。お子様が生まれ、旅をする機会が少ない状況のなか「自分の代わりにアイスクリームが旅をしてほしい」という願いから、“旅するアイスクリーム”という意味合いを込めてGYPSY ICECREAMと名付けたといいます。
GYPSY ICECREAMの開業後、お店はこずえさんから現在の店主へと引き継がれ、現在は店主がアイスクリームの製造と販売を行っています。なお、今もこずえさんはフレーバーの考案などでアイスクリーム作りに携わっているとのこと。
画像出典:湘南人
「GYPSY ICECREAMが、たくさんの人に出会ってほしい」と語る店主。現在、GYPSY ICECREAMのアイスクリームはいただきます食堂、その姉妹店の楽園、すきま鎌倉店など複数の店舗で提供されており、実際、ほかの店舗でアイスクリームを食べたお客様がGYPSY ICECREAMに来店されることもあるそうです。
また、お散歩中に通りかかった近隣の方やSNSでお店を知った方、ヴィーガンの方や卵アレルギーがあるお子様連れの方が来られることも。GYPSY ICECREAMが夜の22時まで営業していることから、お酒を飲んだ後や夕食の後に“締めのアイス”として食べに来る方や、テイクアウトされる方もいるんだとか。
画像出典:湘南人
旅をするように、ますます広がるGYPSY ICECREAMの輪。人と人、場所と場所をつなぐGYPSY ICECREAMで、ぜひご褒美アイスクリームを楽しんでみてはいかがでしょうか。
GYPSY ICECREAM
営業時間
水・木・金 12:00~22:00
定休日
臨時休業等はInstagramでご確認ください
支払い方法
現金、PayPay
設備
カウンター席、テーブル席
アクセス
JR東日本「辻堂駅」西口の北側を降りて徒歩5分
住所:神奈川県茅ヶ崎市本宿町12-17-3THビル1F 8dri
基本情報
お店の種類
アイスクリーム専門店
ジャンル
スイーツ
メイン料理
アイスクリーム
利用シーン
お一人様、家族・子連れ
こだわり条件
落ち着いた空間