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一度さわると虜になる、ハンドメイド作家「Mai」のぬいぐるみ。

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一度さわると虜になる、ハンドメイド作家「Mai」のぬいぐるみ。

ぬいぐるみ、みなさんはお持ちでしょうか。私は自分のお金で大きなぬいぐるみを買ったとき、大人になったな、と感じました(笑)。新潟を中心にハンドメイド作家として活動しているMaiさんの作るぬいぐるみは、ふわふわな触り心地がたまりません。今回はMaiさんにぬいぐるみを作りはじめたきっかけや、こだわりを聞いてきました。

ハンドメイド作家

Mai

加茂市出身。会社員として働くかたわら、ぬいぐるみを作って販売している。自然が好きで、夏になるとキャンプや山登りによく行くそう。好きな食べ物は餃子で、作業中はHIPHOPをよく聴いている。

ゼロから何かを作りたい、Maiさんのこれまで。

――今日はよろしくお願いします。Maiさんは会社員として働きつつ、ぬいぐるみを作られているんですね。

Maiさん:普段は県内で会社員として働きながら、ぬいぐるみの制作をしています。 

――ぬいぐるみを作ろうと思ったきっかけはどんなものだったのでしょうか。

Maiさん:ものづくりがずっと好きで、小学校のころも手芸セットを使って、ぬいぐるみのようなものをフェルトで作っていたくらいでした(笑)。その後、社会人になって会社に勤めているなかで、「ゼロから何かを作り上げたい」ってモヤモヤしていたんですよ。

――ふむふむ。

Maiさん:ずっと好きなものってなんだろう、と考えたとき、ぬいぐるみが思い浮かんできたんです。そこから独学でぬいぐるみを作りはじめました。最初は作って、ただSNSに投稿しているだけだったんです。

――趣味の範囲で楽しんでいたんですね。

Maiさん:投稿を続けているうちに、「欲しいです」って声をいただくようになって。独学で作っていたので、最初はプレゼントしていたんです。そこから、受け取ってくれた方がSNSで拡散してくれて、さらに広まって販売をはじめるようになりました。

――独学でここまで作りあげるのって、とても大変なのではないでしょうか……。

Maiさん:パーツの多いものや、曲線のものは型紙におこすのも大変ですね。自分でいろんな形を試して理想のかたちにしていく必要があるので。でも裁縫を仕事にしていたおばの影響もあって、できている部分もあるかもしれないです。

ぬいぐるみで、癒しを届けたい。

──Maiさんはどんなぬいぐるみを作っているのでしょうか。

Maiさん:食べ物のぬいぐるみを作ることが多いです。食べるのが好きって言うのもありますし、食品サンプルを見ているとワクワクするんですよね。自分が好きなものを作るようにしていて、最初に作ったのは私の大好きな餃子です。

――ぽてっとしたフォルムが愛らしいです。

Maiさん:ありがとうございます。中華系の餃子と焼売は人気なんですよ。猫やエイのような、食べ物以外はお客さんからのリクエストで作ることが多いんです。

――Maiさんのこだわっていることを教えてください。

Maiさん:手にふれたときに、癒しを感じてもらうことは大事にしています。おばあちゃんが作ってくれたハンカチのさわり心地がとてもよくて、大好きだったんです。布を買うときは、必ずさわって自分の感覚に合うものだけ選んでいます。

――確かに、Maiさんの作品はさわっているだけで、心が癒やされますね。

Maiさん:ふわふわの生地って厚くて縫いにくいものが多いんですけど、すべて手縫いで仕上げることもこだわっています。みんな同じかたちではないほうが、ハンドメイドらしくて味の出たものになるし、いのちが宿るような気がしていて。

――独学で、しかも手縫いで仕上げているなんて、驚きました。

Maiさん:最初から上手くいくわけではなかったんですけど、とにかく作って知識を増やしました。見た目がよくて丈夫に仕上がるようにいろんな縫い方を試したり、縫う部分によって縫い方を変えたりしています。

――Maiさんの思う、ぬいぐるみの魅力とはどんなものなのでしょうか。

Maiさん:どんな世代にも癒しを与えることができるのが、ぬいぐるみなんじゃないかなって思っています。ぬいぐるみって言葉を聞くと、幼いイメージを持つ方もいるかもしれないんですけど、ぬいぐるみをひとつも持っていない人ってあまりいないと思っていて。

――確かに、意外と私たちの身近にある存在ですよね。

Maiさん:日々生活している中でいろんな葛藤を抱えて、苦しくなったり、辛くなったりするじゃないですか。そんなとき、ぬいぐるみを抱きしめると、後ろ向きな思いを吸い取ってくれる気がするんです。ぬいぐるみが生きていて、見えないエネルギーを与えてくれるような、そんな癒しを与えてくれる存在だと思うんです。

――これからの目標を教えて下さい。

Maiさん:癒しを与えてくれる存在を作り続けることですね。作りたいものは携帯のメモアプリに書き溜めているんです。普段の生活でいいなと思ったものはすぐに書き留めているんです。あと、旅が好きなので、行く場所をイメージしながらぬいぐるみを作ることもあります。

──今、Maiさんの頭の中にはどんなものが浮かんでいるのでしょうか。

Maiさん:今度海外に旅行に行くんです。有名なカラフルな村に行きたくて。そこで自分で作った筆とパレットのぬいぐるみを持って写真を撮ったら、とても素敵じゃないですか。そんな感じで考えています。

──最後に、読んでいる方へひとこと、お願いします!

Maiさん:世の中いいことばかりではないかもしれませんが、ぬいぐるみで小さな癒しや幸せを感じてもらえたら嬉しいなって思います。

Mai

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