【ワンピース】ルイ・アーノートの正体を考察|火の傷の男との関連やBrag Menについても解説【ネタバレ注意】
本記事は『ONE PIECE』に登場するルイ・アーノートの正体について考察・解説です。
本記事は『ONE PIECE』単行本最新刊およびジャンプ本誌最新話のネタバレを含みます。
ルイ・アーノートとは?
ルイ・アーノートとは、ドリー、ブロギーが102年前から決闘していた島をリトルガーデンと名付けたり、エルバフ関連の書記を残すなど、巨人族との関連が見られる探検家です。
あの住人達にとって…まるでこの島は”小さな庭”の様だ
巨人島”リトルガーデン”─この土地をそう呼ぶことにしよう
探検家ルイ・アーノート
出典: ©尾田栄一郎/集英社 13巻115話〝冒険のリトルガーデン〟
“巨大”とは感動である─この絶景を一体誰が正しく言葉にできようか
ここはエルバフ島─「ウォーランド王国」通俗的にはその総称で「エルバフ」と呼ばれる巨人達の王国─ 草や木 蔓や花 虫・魚・鳥 動物達に至るまで全てが巨大でただ息をのむ
冒険者達よ返却されぬ去りし時を悔いる事なかれ
しかし─全てが大らかなる神秘の土地「エルバフ」について私が一つだけ書き記すとするならば心の片隅にこの言葉を留めておいてほしい “この地に長居してはならない”
「探検家ルイ・アーノート」
出典: ©尾田栄一郎/集英社 1132話〝エルバフの冒険〟
リトルガーデンの書記は「Brag Men」にも掲載されています。
探検家には他にも自然学者「モンブラン・ノーランド」。「ニコ・オルビア」を始めとしたオハラ学者達が探索目的で航海していました。
エルバフとは
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Brag Menとは?
42巻SBSより「Brag Men」について回答しています。
Q.41巻のP170の5コマ目で、オルビアさん達が捨てている本!「Brag Men」という題名の本!あれ、13巻P142でナミが探してた本と一緒ですよね?
A.(中略)そうですよ。「巨人島リトルガーデン」の情報がのっていたあの時の本ですね。
「Brag Men」(うそつき達)と題されるこの本は、今日では割と世界中で読まれている、いわば「グランドライン冒険気」。その謎多き海に踏み込んだ航海者達の見た、信じられない様な島、人、出来事について記されいますが、世界中の人々の多くは、彼らの言葉を信じられず、バカにしてこのようなタイトルの本にまとめたのです。
出典: ©尾田栄一郎/集英社『ONE PIECE』42巻
アナグラムさせると
ルイ・アーノートをアナグラムさせると以下のようになります。
英訳「Louis Arnote」
→発音を少し訛らせると「Liar note(嘘の書記)」
厳密にはアナグラムとは言えませんが、ルイ・アーノートの書記が掲載された「Brag Men」がうそつき呼ばわりされる点と関連するなど、言葉遊びになっている可能性は否めません。
正体
結論から言うと、ルイ・アーノートの正体は「スコッパー・ギャバン」であると考えています。
根拠は以下の2つです。
偽名の理由
Brag Menの発行時期
偽名の理由
ギャバンは元ロジャー海賊団であり、ロジャー海賊団の関係者は政府の抹殺対象となっています。シルバーズ・レイリーもコーディング屋のレイさんと姿を隠して、シャボンディ諸島に隠居していました。
なのでギャバンも本名ではなく、ルイ・アーノートというペンネームで活動していたと考えられます。
Brag Menの発行時期
以下の事柄から「Brag Men」が発行されたのは102~22年前だと分かります。
リトルガーデンの由来はドリー、ブロギー視点から見た島の様子
→2人が島を訪れたのは102年前
オハラの学者達は「Brag Men」を含む書物を守ろうとした
→オハラにバスターコールが発令されたのは22年前
ロジャーの処刑時期
ロジャーが処刑されたのは24年前です。
その頃のドリー、ブロギーは決闘の真っ最中です。そして2人はシャンクスと兄弟仲でした。シャンクスは現在39歳なので、決闘中に交流したことになります。
仮にロジャー海賊団として訪れたのならば、ギャバンも訪れたことになり、時系列的な矛盾はありません。
火の傷の男との関連
※以下の内容は「火の傷の男 = エルバフで待つ人物」を前提にしています。
ギャバン、火の傷の男には以下の共通点があります。
ギャバン
火の傷の男
外見
ボサボサの後ろ髪
実力
ロジャー海賊団
No.3
正体を
隠し続ける
→実力者
ロジャー海賊団との交友
元ロジャー海賊団
クロッカスと
酒を酌み交わす
真の歴史の本文
ロジャー海賊団は
全ての解読に成功
最後の一つを
所持している?
これらの共通点から「ギャバン = 火の傷の男」と考えられます。
さらに以下の3つの根拠から深掘りしていきます。
元ロジャー海賊団
シャンクスとの関連
エルバフの謎
火の傷の男の正体
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元ロジャー海賊団
ルイ・アーノートは偉大なる航路後半の海にあるエルバフに到達していたことから、相当の実力者もしくは名のある海賊の船員だと分かります。
ギャバンであれば以下のように元ロジャー海賊団のNo.3と示唆されており、実力的に申し分ありません。
ゴール・D・ロジャー =金
シルバーズ・レイリー =銀
スコッパー・ギャバン =銅
シャンクスとの関連
以下のようにシャンクスはエルバフ、ひいては巨人族と交友が見られます。
エルバフにて旧友と再会
ドリー、ブロギーと兄弟仲
コロンにルフィの事を伝える
シャンクスは「ここへは少し立ち寄っただけだ」と所用を済ませていました。
ルフィがエルバフに来ることを予期し何らかの手引きしていたとすると、交友関係のあるギャバンとの関連性が高まります。
シャンクスの正体
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エルバフの謎
エルバフは特殊な時間軸で進行していると示唆されています。以下の2つが根拠になります。
シャンクスは10年前ルフィ達と異なる時間軸にある島に居た※
巨人島リトルガーデンには恐竜が生息している
これらが影響しているかは定かではありませんが、政府はエルバフに立ち入ることを避けています。
政府の手から逃れたい。真の歴史の本文を隠したい。このような意図を持つ場合は絶好の隠れ場所と言えるでしょう。
※ 4巻SBS
ウソップ、ノーランドとの関連
ルイ・アーノート、ウソップ、モンブラン・ノーランドには以下のような境遇にあります。
名前
境遇
ルイ・アーノート
オハラの学者がルイ・アーノートの書記が掲載された「Brag Men」を命懸けで守ろうとするなど信憑性は高い一方で、世間から馬鹿にされている
ウソップ
カヤにした作り話や、3,000万ベリーの懸賞金など、嘘が次々と現実になっていく
モンブラン・ノーランド
黄金郷の実在を証明できず、世間からうそつきノーランドと呼ばれる
このようにギャグキャラが称賛される一方で、真面目キャラが酷評されるなど皮肉めいた関連性があります。
基本情報
本名
ルイ・アーノート
肩書
探検家
初登場
漫画:
13巻115話〝冒険のリトルガーデン〟
アニメ:
70話〝太古の島!リトルガーデンに潜む影!〟
声優
麻生智久
まとめ、展開予想
1133話まで差し掛かったエルバフ編ですが、以前として敵キャラという敵キャラが不在のままです。
一方で、長居してはいけないとの警告やエルバフと太陽の神ニカとのつながりなど伏線がちりばめられています。リリスも存命な今、仮に麦わらの一味とルイ・アーノートが接触した場合、博識な人物同士で世界の真実について答え合わせのような展開が起きるかもしれません。
エルバフ編では戦闘描写は控えめで、伏線開示が中心となるかもしれません。
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