横十間川のハゼ釣りで20尾キャッチ!【東京】16cmヒネサイズもヒット
東京都江東区・横十間川で夏のハゼ釣りに挑戦。昼の暑さが残る中でも、手返しよく仕掛けを操ると8〜16cmのマハゼが次々にヒットし、わずか1時間で20尾をキャッチした。ヒネサイズも混じる好釣果で、短時間でも十分楽しめる横十間川の魅力を再確認。釣行のポイントやタックル、釣り場の状況を詳しく紹介しよう。
横十間川でハゼ釣り
7月20日(日)、東京都江東区にある横十間川にハゼの様子を見に出かけた。12時過ぎ、本村橋に到着。天気は晴れで、気温は30度以上ありそう。南東の風が熱風となって吹いており、かなり暑い。
遠くのスカイツリーがかすんで見える。昼間の暑い時間帯とあって釣り人の姿はない。潮は上げで14時ごろが満潮。熱中症のリスクが高まっているため、潮止まりまでの間の1時間限定で釣ることにした。
使用タックル
釣り場は昨年に引き続き、至る所で護岸工事が行われており、釣り可能な場所は小名木川合流点のクローバー橋周辺に限られてしまった。そこで以前に好釣りした橋西側の護岸上から柵越しに竿を出す。
タックルは3.6mのカーボン製硬調子渓流竿にミチイト1号を竿いっぱいに結ぶ。ハリはモロコバリ2.5号でハリスは0.4号7cmをチチワで接続。
ウキは軸付きセル玉8mmをゴム管止めした下に中通しセル玉5mmを2個付け、ウキ全体がゆっくりと沈みきるよう0.2mm厚の板オモリを巻いて浮力を調整。ポイントの水深に応じてトップのウキが水面下5cmくらいにあるようにする。
エサは生食用のホタテの貝柱を3~5mmくらいにちぎり、チョン掛けにしてハリ先を出す。
釣行開始
13時に釣り開始。水は比較的冷たいので、魚がいれば食ってくるはず。
水深1.8mの沖に竿いっぱい振り込むと流れが速く釣りづらいが、底にエサ止めてアタリを待つと、流れでシモるウキが流れと逆に動く。少し間をおいて聞きアワせると、竿先からプルプルとしたシグナルが伝わる。
そのまま竿を立てて抜き上げると、水面を割ってアメ色をした10cmの本命が登場。幸先のいいスタートだ。
ハゼ連発
続けて8~10cmが3尾まで入れ食い。その後、アタリが多いものの、ハリ掛かりしないこともあったが、誘いとアワセのタイミングを変えていくとぽつぽつと釣れる。型は7~11cmでこの時期としては大きめ。
16cmのヒネハゼ登場
その後、アタリが遠くなったのでヘチ寄りにポイントを探る。流れが収まってきたので、誘いをかけながら手前に引いてくると、足下の護岸際で水中ウキをフワッと上昇させるアタリ。
静かに竿を上げるとグリ、グリッとした手応え。すぐに強い引き込みに変わり魚は沖へ、底へと走り回る。やりとりして上がってきたのは当日最大の16cmのヒネハゼ。
最終釣果
その後もヘチ寄りで好反応。ウキが上下、左右に引かれ、アワせると竿先にブルブルときて9cm前後がよく釣れた。
開始から約1時間経過した14時過ぎ、釣果6~16cmのマハゼが20尾で納竿。小一時間のちょい釣りでも、大型が登場して十分満足できた。型は9cm前後とこの時期としては大きめ。型・数とも今後が楽しみだ。
当日の様子から、あまり長い竿は不要のようで、3m前後の竿でヘチを狙っても十分楽しめそう。水面との高低差があるためロープ付きの水汲みバケツが必携だ。魚はクーラーに入れてすべて持ち帰り、ビールのおつまみに。
これからも暑い日が続くため、釣行に当たっては潮時表をチェックし、朝夕の時間帯で上げ潮になる日を選んで出かけることを勧める。なお、投げ釣り禁止。ごみは必ず持ち帰ること。
<週刊つりニュース関東版APC・岩井一彦/TSURINEWS編>
この記事は『週刊つりニュース関東版』2025年8月8日号に掲載された記事を再編集したものになります。