夜泣きがやむ…!? 「夜泣き地蔵」がいるお寺【京都市中京区】
京都にはたくさんの神社仏閣がありますが、長年、子どものいる家庭が訪れご利益を授かってきたスポットもいくつかあります。
我が子の健やかな成長は親にとって何ものにも代えがたいもの。『きょうとくらす』では、子どもや家族を守ってくれる存在として、京都で長い間親しまれている神社仏閣をご紹介します!
今回は、夜泣き止めのご利益があり、新選組ファンの聖地でもある『壬生寺(みぶでら)』(京都市中京区)をご紹介します。
新選組ファンが多く訪れる「壬生寺」
京都市バス・壬生寺道から徒歩約3分、新選組ゆかりの地として有名な『壬生寺』。境内ではその昔、新選組が武芸や大砲の訓練を行っていたそう。
表門から入ると見えるのが、ご本尊・延命地蔵菩薩が祀られている本堂です。地蔵菩薩は「お地蔵様」と呼ばれ、子どもたちを守る存在として日本各地で親しまれています。筆者が訪れた平日の午前には、境内にある保育園から子どもたちの元気な声が聞こえていましたよ。
夜泣きが止む? 「夜泣き地蔵」に願掛け
阿弥陀堂のそばには“夜泣き地蔵”と呼ばれる地蔵菩薩があり、その名の通り子どもの夜泣き止めや病気平癒にご利益があるといわれています。
下の子の夜泣きがなかなか治まらず困っている筆者も、しっかりと願掛けをしてきました。
他にも、水を掛けて祈ると願いがひとつ叶うという『水掛け地蔵』や、“一夜にして知恵を授かる” という学生さんには嬉しいご利益がある『一夜天神堂(いちやてんじんどう)』も見どころのひとつです。
子どもと一緒に参りたい「歯薬師如来」
参道の左側には、壬生寺の塔頭(支院)があります。かつて『壬生寺』には11の塔頭がありましたが、唯一残っているのはこの中院だけなんだそう。
脇仏として祀られている『歯薬師如来』は、歯の病にご利益があるといわれています。その由来は、顔が「は、は、は」と笑っているように見えるからだとか! なんともユニークですね。
壬生寺で御朱印をもらう方法
『壬生寺』の朱印所は、本堂の右手にある寺務所にあります。朝早くにもかかわらず、御朱印を求める方が次々と訪れていました。
通常の御朱印だけでも6種あり、料金は500円。筆者もお参りの記念に、ご本尊・延命地蔵菩薩の御朱印をいただきました。
新選組ファンに人気! 数量限定の「誠帖」
御朱印をいただける寺務所では、『壬生寺』の寺門入りの御朱印帳が販売されています。しかし、新選組ファンに人気なのは、新選組デザインの御朱印帳『誠帖(まことちょう)』。
こちらは寺務所では販売されておらず、阿弥陀堂で購入できますよ。
筆者が訪れた日には、隊士家紋がデザインされた通常販売の誠帖のほかに、3種類の限定デザインのものがありました。数量限定のため、なくなり次第終了なのだそう。
阿弥陀堂には過去に販売されていた誠帖も展示されていたので、ぜひ『壬生寺』を訪れた際に見てみてくださいね。
『壬生寺』は拝観料なしで参拝可能なので、気軽に立ち寄ることができるのも嬉しいポイント。
※壬生塚と歴史資料館を除く
夜泣き止めや歯の健康祈願に加え、新選組を通して日本の歴史話も膨らみそうな『壬生寺』。子どもとのおでかけに足を運んでみてはいかがでしょうか。
【詳細情報】
壬生寺(みぶでら)
住所:京都府京都市中京区壬生梛ノ宮町31
電話番号:075-841-3381
参拝・受付時間:9:00~17:00 ※阿弥陀堂売店・壬生塚・歴史資料室は16:00まで
取材・文/桜井こと
【画像】桜井こと
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