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九州地区高校野球大会 柳ケ浦 春のセンバツに大きく前進する4強入り 【大分県】

オー!エス!OITA

写真/オー!エス!OITA SPORTS

第155回九州地区高校野球大会

10月28日 別大興産スタジアム

準々決勝

柳ケ浦 200 001 000|3

育徳館 000 000 000|0

 

 春のセンバツに向けて大きく前進した―。県の第2代表として九州地区高校野球大会に出場している柳ケ浦は、準決勝で育徳館(福岡)に3-0で勝利した。来春のセンバツ(九州4枠)の出場校を選考する上で重要な資料となる4強入りを決めた。鈴木聡監督は「まだ何も決まっていない。この大会は1試合でも多く試合をして、選手の成長につなげたい」と話し、これまでと変わらぬスタンスで試合に臨むことを強調した。

 

 試合は初回に四球からチャンスをつくった。四番の杉本羽輝(2年)の犠飛で先制し、六番の桜木陽(同)の中前適時打でリードを広げた。その後は得点圏に走者を進めながらも追加点を奪えなかったが、六回に相手のミスから1点を追加した。キャプテンの田原光太郎(同)は「初回に2点を取り、中盤の点が欲しいところで追加点を奪い、勢いがついた」と、常にリードする展開で試合を進めたことが勝因と語った。

 

投打で活躍した杉本羽輝

 

 相手を完封した3投手の継投も見事だった。先発の宮城介(1年)は大舞台でも全く動じることなく丁寧にコースを投げ分け、6回を被安打2で抑えた。継投のタイミングが難しい場面だったが、鈴木監督は「球速が落ちていた。思い切って交代した」と、7回から宮原太駕(2年)、8回から杉本をマウンドに送る勝利の方程式で、相手に流れを渡さなかった。

 

 投打で活躍した杉本は「長打はないが、一点ずつしっかり取って、ピッチャーは最小失点でつなぐ自分たちの野球ができた」と胸を張る。先発の役割を果たした宮城は「初戦で死球が多かったので、打ち取ることだけを考えて投げた。次も投げられるように準備するだけ」と慢心はない。約20年間遠ざかる甲子園出場を大きく手繰り寄せたが、監督も選手も目の前の試合に集中している。投打がかみ合っており、チームは上昇気流に乗っている。

 

好投した宮城介

 

 

(柚野真也)

 

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