【不気味】インドでラーメンに入っていた「黒い物体」の正体
つい先日、人生初のインドへ行ってきた。基本的に海外ではその土地その土地のローカルフードを食べたいのだが、インドではそうもいかず。予定が立て込んでたから、ちょっとビビっちゃったよね。
その分、インドでは「マクドナルド」「ケンタッキー」「タコベル」等を利用しており、最終日には「ラーメン」もいただいた。そしてこのラーメンが、なかなかの問題作だったのである。
・空港にて
インドでラーメンを発見したのは、旅の最終日。ムンバイのチャトラパティ・シヴァージー国際空港のフードコートで「RAMEN」の文字を発見した。
こちらは以前の記事でもご紹介した「asia seven」というお店で、和食のみならず幅広くアジア料理を扱っている。なお、ラーメンと一緒に注文した「寿司」は、吐き出すほどマズかった。
・インドで初遭遇
さて、寿司と同様にラーメンも着々と国際食としての地位を固めており、アメリカではかなりの確率でラーメン店と遭遇する。「一風堂」など、有名店の進出が多いことも特徴だ。
ただし、インドで「RAMEN」の文字は1度も見かけなかった。飲食店に限らず、ムンバイはキヨスク的な店が多かったため、まだまだラーメンの普及には時間がかかるかもしれない。ちなみにコンビニも無かった。
そう考えると空港で発見したラーメンはかなりレアな存在なのだろう。正直、味に期待はしていなかったが、職業柄「インドで食べるラーメン」はとても魅力的なメニューである。
・いざインドでラーメン
というわけで「TERIYAKI CHICKEN RAMEN(テリヤキチキンラーメン)」をオーダー。価格は800ルピーだったので、日本円にすると1600円くらい。マックが1食300~400ルピーだったことを思えば、それなりにリッチな食事だ。
で、やって来た「テリヤキチキンラーメン」はというと……ずいぶん雑ですな。パッと見で確認できるのはテリヤキチキンとゆで卵、そして生の豆もやしである。まあ東南アジアではもやしを生で食べるけども。
さっそく食べてみると……にゃるほど。麺はいわゆるライスヌードルで、ラーメンの日本規格を満たしているとは言えない。ライスヌードル自体がマズいということは無かったが、ラーメンでは無かった。
またスープはチキンスープ系で「可もなく不可も無く」といった感じ。妙に大きなタケノコはメンマの役割りを果たしているようで、食べられなくはない。ただお世辞にも美味しいとは言えないクオリティである。そして──。
気合いでラーメン(?)を食べ進めて行くと「謎の黒い物体」と遭遇した。え、怖い。今さらどなたですか? 丼の底から現れた黒い物体……当初は「レバー?」と思ったが、その正体はというと……
干ししいたけ。
・未来に期待
トッピングされていて、あらかじめわかっていたなら驚かないが、丼の底から出てくる干しシイタケには結構ビビる。ラーメンの何をどう解釈したのか? 突如現れた2つの黒い影はあまりにも不気味だった。
なお、ラーメン全体としては食べられないほどマズくは無かったものの、干ししいたけは絶望的にマズかったことをお伝えしておく。味的にも「余計なことしかしていない」という印象だ。
総じてインドで食べたラーメンは「ギリ食べられなくはないが美味しくはない」と結論付けたい。そもそも「ラーメンなのか?」という疑問もあるが、今日も「TERIYAKI CHICKEN RAMEN」がインドの方を魅了している……のかなぁ?
執筆:P.K.サンジュン
Photo:RocketNews24.