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ハウス食品、課題解決のカギは“コミュニケーションと当事者意識”

文化放送

4月14日放送の「HENNGE presents BIZ-TECH Lounge」(文化放送 毎週月曜日20:00~20:30)は、先週に引き続き、ゲストにハウス食品グループ本社株式会社デジタル戦略本部長の西岡徹夫氏を迎え、DXを推進していく中で感じる課題について詳しくお話いただいた。

文化放送アナウンサー・甲斐彩加(アシスタント)「まずは企業プロフィールをご紹介いたします。ハウス食品は1913年、薬種化学原料店としてスタートしました。国内ルウシェアNO.1メーカーとして知られる他、シチューやスパイス、レトルトやデザート等、幅広い製品を製造しています。日本の食文化を世界中へ広めていく為、世界7カ国と地域において、それぞれの食文化に合わせる海外事業を展開。2013年に持ち株会社に移行し、ハウス食品グループ本社株式会社に称号を変更しました。国内のみならず世界のお客様へ、新たな価値を提供できる企業へと成長していくため、挑戦を続けています」

HENNGE株式会社代表取締役社長・小椋一宏氏(パーソナリティ)「DXを推進していく中で感じる壁や課題は何ですか?」

ハウス食品グループ本社株式会社デジタル戦略本部長・西岡徹夫氏「コミュニケーションと当事者意識です。DXというのは、推進する側と現場部門の交わりで進むと思います。互いの業務だけでなく、気持ちも含めて理解するためのコミュニケーションが大事だと思っています」

甲斐「DXの意識が変わってきたと感じますか?」

西岡「個人差は当然ありますが、平均的に変化してきたように感じています。DXはビジネス変革だと、大きく打ち上げると抵抗とか恐怖感で進まないということがありましたので、小さな取り組みでもDXの成果だということを社内のニュースや事例共有会で伝えています。そうしていくうちに“私もやりたい”といった声も上がってきて、モチベーションにつながっています。最近ですと、現場の部門長から、うちの若手をデジタル本部側に預けたいという声もいただくようになって、少しずつ意識も変わってきているのかなと思っています」

甲斐「DXに興味を持つのは若い方が多いですか?」

西岡「実は私も最初そう思っていたのですが、事例共有会を開催してみると、私もやってみたいという声が現場経験豊富なベテランの社員からも結構届きます。そういう意味では、ずっと現場の業務だけでなく、リスキリング(技術革新やビジネスモデルの変化に対応するために、新しい知識やスキルを学ぶこと)をするというような効果にもつながっているんだなと思っています」

小椋「DXの課題を認識する上での工夫はありますか?」

西岡「やっぱり自分のデスクだけじゃなくて、ふらふらと他部署に行って雑談をするだけでもネタは落ちています。散歩じゃないですけど、社内を回って、社内ネットワークを広げるのも大事だなと思っています」

小椋「いきなり改まった場で何か課題は?と話すよりも、まずは現場で実際に気づきを見つけるということですか?」

西岡「そうですね。やっぱり雑談の中から生まれてくるものも多いかなと思ってます」

甲斐「小椋さん、今回の西村さんのお話を聞いていかがですか?」

小椋「何をおいてもコミュニケーションだなと感じました。やっぱりDXというと、かっこいいことをイメージしがちなんですけど、実際の現場の当事者意識というところを、作っていかないと課題も理解できないし、課題が理解できないと、何をどう解決していったらいいのかということに、ひらめきにもつながらないと思います。そういった意味で、改めてとても大切なことに気付かされました」

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