カニ籠漁発祥の魚津に2024年カニシーズン到来!コスパ最強【魚津の朝市】早朝から大行列の「カニ三昧セット」は9/22から提供開始【海の駅蜃気楼】
富山湾に秋の訪れを告げるベニズワイガニ漁が解禁されました。
富山県内にベニズワイガニを堪能できる飲食店はたくさんありますが、今回は、カニ籠漁発祥の地・魚津市で毎月2回開かれる朝市で味わうことができるコスパ最強のカニグルメを紹介します。
【魚津の朝市】概要
【魚津の朝市】
開催日 毎月第2・第4日曜
時 間 6:30~9:30
場 所 海の駅蜃気楼・イベントホール
(富山県魚津市村木定坊割2500-2)
アクセス あいの風とやま鉄道魚津駅より車で5分
北陸自動車道魚津ICより車で15分
駐車場 300台
問合せ 0765-22-1200(魚津の朝市実行委員会)
“富山湾の女王”ベニズワイガニとは?
日本海の冬の味覚と言えば、やっぱりカニ!
夢中になって食べるあまり、会話も途切れるほどで、豪華食材ながらかえって宴会や会食には向かないとも言われます。
ひと口にカニと言っても種類は豊富で、日本では「タラバガニ」、「毛ガニ」、「花咲ガニ」、そして、「ズワイガニ」が4大カニ。
なかでもズワイガニは、日本海側の各漁港で11月初旬から漁が解禁され、水揚げ港によって「越前ガニ」「松葉ガニ」「加能ガニ」、メスは「セイコガニ」「香箱ガニ」などと各地でブランド化されています。
安くてウマい! 深い富山湾ならではの味覚、ベニズワイガニ
そんなズワイガニに負けず劣らずおいしく、よりリーズナブルに味わえるのが、ベニズワイガニ。
姿はズワイガニに似ていますが、全体的に紅色をしているのが特徴です。
ズワイガニが水深200~500mの海域に生息するのに対し、ベニズワイガニが生息するのは水深およそ500~2700mの深海です。
というわけで、駿河湾・相模湾と並ぶ日本3大深湾の富山湾では、ベニズワイガニ漁が盛ん。
漁場が近く鮮度が高い富山湾のベニズワイガニは、甘み成分の「グリシン」と旨み成分の「グルタミン酸」がズワイガニよりも高いとされ、身離れがよくて食べやすいことから、“富山湾の女王”と呼ばれ、秋から冬にかけて人気の味覚です。
カニ籠漁発祥の地!
富山県内のベニズワイガニ水揚げ量1位を誇る魚津
ぐるりと富山湾を囲む富山の沿岸には氷見や新湊、滑川など多くの漁港がありますが、魚津市も古くから水産業が盛んな地域のひとつ。
中でも、現在、世界中で一般的に行われているカニの籠漁は、魚津で漁業を営んでいた浜田さんが竹製のカニ籠を作ったのが始まりとされていて、魚津が発祥の地と言われます。底引き網よりも水産資源にやさしい漁法であることから、世界中に広まりました。
そんな歴史もあり、ベニズワイガニの水揚げ量では県内1位を誇る魚津漁港。
港のそばには「海の駅蜃気楼」があって、新鮮な旬の魚介を味わうことができるのですが…ベニズワイガニ漁のシーズンとなる秋冬にはコスパ最強のカニグルメが登場します。
魚津の朝市の目玉グルメ「朝市定食」
カニグルメが味わえるのは、「海の駅蜃気楼」のイベントホールで毎月第2・第4日曜に開かれる「魚津の朝市」。
その時期に旬を迎えるとれたての鮮魚や塩干物、そして、地場産の野菜などを販売しています。
目玉はなんといっても「朝市定食」。
旬の魚を炭火でじっくり焼いた焼き魚が食べられます。皿にのるのは、富山湾で水揚げされた新鮮なアジやサバ、イカのほかに、脂ののったサンマなど。どんな魚になるかは季節や漁のとれ高次第で変わります。
通常、富山米と焼き魚に加えて、魚介のうまみがたっぷり溶け出した大漁鍋がつくんですが、ベニズワイガニ漁が始まるとーー
大漁鍋がカニ汁に変わります。
ベニズワイガニが半身! お椀からはみ出すカニ汁
ベニズワイガニが半分入ったカニ汁は、足がお椀から大きくはみ出していて存在感抜群。見ているだけで生唾ものです。
2024年は9月22日(日・祝)の朝市から、カニ汁の提供が始まります。
焼き魚には、魚津から出港した漁船が北海道沖で漁獲したサンマを予定しています。ごはんが進む焼きサンマと半身のベニズワイガニが入ったカニ汁がついて税込850円とは…港の朝市ならではの最強コスパです。
(天候や漁獲高など、漁の都合により提供内容が変わる場合があります)。
定食のごはんを魚津のご当地グルメ、バイ飯(バイ貝の炊き込みごはん)にした税込1050円のバイ飯定食もありますが、もっともっとカニを堪能したいという方には「カニ三昧セット」がオススメです。
カニ飯、甲羅焼き、カニ汁が揃う「カニ三昧セット」
こちらもお椀から大きくカニの足がはみ出したカニ汁に、カニの甲羅焼き、そして、カニごはんと、3拍子揃ったカニ定食です2023年から販売を始め、大人気となりました。
半身が入ったカニ汁は、出汁だけでなく、しっかりつまった身を味わえるのが醍醐味。1本1本、身を取り出しながら、じっくりそのおいしさをかみしめられます。
メインの甲羅焼きは、炭火でグツグツと焼き上げます。
カニの味噌にほぐした身を絡めて食べれば、旨みが凝縮されて濃厚な味わいを楽しめます。
さらには、カニのエキスがごはん一粒ひと粒に染みこんだカニごはん。
身をほぐして、一緒に炊き込んで…などと手間がかかるため、家ではなかなか食べることができませんが、ここでは、甲羅焼き・カニ汁もついて税込1400円で味わうことができます。
1年を通して人気の朝市定食ですが、カニシーズンは極寒の朝でも行列必至。ですが、食べれば間違いなく「早起きしてよかった!」と思えるセットです。
朝市では格安でベニズワイガニを買うことも
「魚津の朝市」は、その場でリーズナブルにカニを食べられるだけではありません!
新鮮な魚介類を格安の値段で購入できるのも、朝市ならでは。漁が解禁になる9月からベニズワイガニを破格の値段で購入することができるため…
カニがバタバタと売れていくんです!
まとめ買いする人も多く、あっという間に売れ切れてしまうこともしばしば。こちらも天候や水揚げ量によって量や価格に変動がありますので、ご注意を。
出典:KNBテレビ「ワンエフ」
2023年11月24日放送
記事編集:nan-nan編集部
【海の駅 蜃気楼】
住所 富山県魚津市村木定坊割2500-2