エシカル・インフルエンサーイベント「ELEMINIST MEET Vol.5」開催
全7ブランドが出展 無料のサンプリング・試食を用意
6月26日(木)、東京・青山にて「ELEMINIST MEET Vol.5」が開催される。サステナブルやエシカルに興味関心の高いインフルエンサーと、サステナブルメディア「ELEMINIST」の読者ら約100名を招待する。
会場では出展企業がブースを並べ、来場者はそこで出展ブランド担当者と直接商品について説明を受けながら、商品の試食やサンプルをもらえて、出展企業によってはその場で商品購入も可能だ。
さらに、今回はブランド担当者とELEMINIST編集部によるトークライブ、PASSTOの不要な衣類の回収、ELEMINIST5周年特別企画など、盛りだくさんの内容。サステナブルやエシカルに関する感度の高い来場者と、出展ブランドをつなぐ貴重な場として、毎回好評を得ている。5回目の今回は、全7ブランドが集まる。(上記写真は過去開催時のもの)
出展ブランド1:米ぬかを100%使い切る|つの食品
<サステナブル・エシカルな取り組み>
●製造過程で出る副産物を使い切る「もったいない精神」
●日本の貴重な植物油脂資源「米ぬか」の高度有効活用
●価値のある循環を続ける企業の仕組み
こめ油でおなじみの築野(つの)食品。創業者が戦中に食糧難を経験したことから、創業から80年近くたったいまでも、企業カルチャーとして「もったいない精神」が根付いている。それをもっともよく表しているのが、米ぬかを100%使い切ることを目標に事業を展開していることだ。
こめ油は、米ぬかから約15%しかとれない貴重な油。残りの約85%は副産物になる。そこで、こめ油をつくる過程で生まれる副産物や廃棄物について再利用する方法を探るべく、研究に力を入れている。
もともと、米ぬかには限られた用途しかなかったが、つの食品では米ぬかから食用油、医薬品原料、機能性素材、工業用油脂製品などを生み出している。これらの新しい機能性や用途を探求することで、米ぬかの新たな可能性を追求し続けているのだ。
<当日のサンプリング>
つの食品が米ぬかの研究を行うなかで生まれた、ビタミン様物質「イノシトール」のミニサンプルを来場者へプレゼント。やさしい甘みがあり、毎日摂取しやすいおいしさの「イノシトール」をぜひ味わってみて。
<会場での商品の購入>
可(決済方法:PayPay)
<TALK LIVE実施(2回実施)>
ELEMINIST編集部とともに、つの食品が目指す「米ぬかを使いこなすサーキュラーエコノミー」や、化粧品やサプリなど幅広く活用される「イノシトール」の可能性について紹介する(詳しくはページ下部のTALK LIVE欄を参照)。
出展ブランド2:紙おむつのリサイクル「RefF(リーフ)」|ユニ・チャーム
<サステナブル・エシカルな取り組み>
●使用済み紙おむつから、新しい紙おむつをつくる水平リサイクルを実現
●RefF独自のオゾン処理技術で、未使用品と同じ品質のパルプに
●紙おむつ以外にも、猫砂、紙おむつ回収BOXなどにもリサイクル
使用後は捨てるのが当たり前の紙おむつ。高齢化を背景に増え続ける紙おむつのごみ問題に向き合い、「紙おむつを捨てない未来」を目指すプロジェクトとして始まったのが、ユニ・チャームの「RefF(リーフ)」だ。
同社の技術革新をベースに、使用済みの紙おむつを回収して、再び紙おむつとして生まれ変わらせる、世界初の「水平リサイクル」を実現した。独自のオゾン処理技術で殺菌・漂白・脱臭しているため、リサイクルされたパルプは未使用品と同じ品質。厚生労働省「生理処理品材料基準」に合格しており、衛生面の問題もない。実際のユーザーからは「通常品と遜色なく使える」「ガサガサとした手触りかと思ったが、そんなことなかった」などと、好評を得ている。
さらに、パルプだけではなく、高分子吸収材(SAP)とプラスチックもリサイクル。SAPは猫砂に、プラスチックはおむつ回収BOXや工場の資材運搬に活用するパレットに配合し、資源の有効活用を実現している。
<当日の展示・プレゼント>
使用済み紙おむつから生まれた紙おむつ「マミーポコパンツ RefF」をはじめ、RefF対象全商品の現物を展示。実際に手で触れたり、ニオイを嗅いだりしながら、リサイクルの工程などについて話を聞ける。来場者には、同プロジェクトの一環で、紙おむつから分離した再生パルプを活用した紙粘土「リサイクレイ」と、メモ帳・紙ファイルをプレゼントする(お子さまはブース内で紙粘土で遊んでもOK)。
<会場での商品の購入>
不可(ただし、ユニ・チャーム ダイレクトショップでの購入手続きは可能)
<TALK LIVE実施(2回実施)>
ELEMINIST編集部とともに、「RefF」の紙おむつのリサイクルがどのように行われているか、RefFの現品を実際に見たり触ったりしながら紹介する。(詳しくはページ下部のTALK LIVE欄を参照)
出展ブランド3:洗浄力と環境配慮を両立「ハッピーエレファント」|サラヤ
<サステナブル・エシカルな取り組み>
●生物多様性の保全に向けた活動
●水といきものの未来を考えている
●カーボンニュートラルな製品づくり
天然酵母の発酵によって生み出される天然洗浄成分「ソホロ」を配合した洗剤「Happy Elephant(ハッピーエレファント)」。ソホロは、合成界面活性剤でも石けんでもない、第3の洗浄成分(バイオサーファクタント)と言われる。排水後はすばやく地球にかえり、化粧品や食品成分としての安全性を満たしている。まさに“水といきものの未来のため”、洗浄力と環境への配慮を両立した洗浄剤だ。
同ブランドでは、日本に籍を置く企業として初めてRSPO(持続可能なパーム油のための円卓会議)に加盟し、RSPO認証パーム油の普及に努めている。また、売上の1%(メーカー出荷額)が伐採されたボルネオの熱帯雨林を回復させる「緑の回廊プロジェクト」や、住民による罠で傷ついた野生動物を救出、治療し、森へ返す「野生動物の救出プロジェクト」など、ボルネオ保全トラストの活動にあてられる。
ハッピーエレファントを選択することで環境保全活動に参加でき、使うたびに「ちょっといいことをしている」という充足感や心地よい満足感が得られるはず。
<当日のサンプリング>
当日は「ハッピーエレファント」シリーズが展示され、来場者には新商品の「ハッピーエレファント 泡マルチクリーナー」がプレゼントされる。キッチン、バス、トイレなど家のあちこちで使える万能な1品をぜひ使ってみて。
<会場での商品の購入>
不可
出展ブランド4:台湾発ゼロカーボンビューティー「O’right(オーライト)」|b-ex
<サステナブル・エシカルな取り組み>
●すべての製品を100%再生可能エネルギーで製造
●人にも地球にもやさしい、ずっと使いたくなる処方設計
●再生プラスチック(PCR)容器&容器の回収・再資源化への取り組み
台湾発のビューティブランド「O’right(オーライト)」。創業者のスティーブン・コー氏は、自ら北極を訪れて気候温暖化の現状について調べ、COP27(気候変動枠組条約締約国会議)でその内容を発表した人物だ。だからこそ、製品づくりにもその強い信念が表れている。
例えば、台湾の本社「O’rightグリーンビル」では太陽光パネルや風力発電機を活用した自家発電を行い、製品の製造に使用する電力の100%を再生可能エネルギーでまかなっている。また、ゼロカーボンシャンプーとして世界を驚かせた「カフェインシャンプー」をはじめ、製品はすべて、ヴィーガン、クルエルティフリー、遺伝子組み換え生物不使用など、人にも地球にもやさしい処方で開発。
製品パッケージには使用済みプラスチックを再利用したPCR(Post-Consumer Recycled)プラスチックを採用し、直営店や提携美容室では使用済みの容器回収を実施。ごみを捨てるのではなく「資源としてもう一度使う」ことを提案し、お客様とともに循環型社会の実現を目指している。
<当日の展示・サンプリング>
暑い季節に心地よい冷感が好評の「アイス クーリング シャンプー」と、外出前にひと吹きするとリフレッシュできる「スキャルプスプレー」2種を中心に展示。来場者には「アイス クーリング シャンプー」のサンプルをプレゼントする。
<会場での商品の購入>
不可
出展ブランド5:オーツミルク「OATSIDE(オーツサイド)」
<サステナブル・エシカルな取り組み>
●厳選されたオーストラリア産のオーツ麦を使用したオーツミルク
●100%レインフォレストアライアンス認証カカオを使用し持続可能な農業を支援
●リサイクル可能なFSC認証のパッケージ
オーストラリア産のオーツ麦でつくられた、シンガポール発オーツミルクブランドの「OATSIDE(オーツサイド)」。独⾃の酵素加⼯・処理製法によって、濃厚で香ばしい味わいに定評がある。β-グルカンという食物繊維を多く含むため、糖質の吸収を抑え、コレステロール値の低下、お腹の調子が調える効果があると言われる。
プレーン(バリスタブレンド)は砂糖は⼀切不使⽤なのに、オーツ麦由来の自然な甘さが感じられる。保存料、⾹料、乳化剤、増粘剤、⼈⼯⽢味料などの⾷品添加物も不使用だ。カカオは100%レインフォレスト・アライアンス認証のものを使い、持続可能な農業を支援。インドネシアの自社工場では近隣の家庭へ新鮮な水を提供するなど、地域貢献に取り組んでいる。
パッケージは、リサイクル可能なFSC認証の紙製容器を採用。この春からミニサイズが登場し、関東のコンビニなど一部店舗で販売が始まった。そのまま飲んでももちろん、コーヒーにあわせるほか、スムージー、シリアル、デザート、スープなどにも活用できる味を試してみて。
<当日のサンプリング>
オーツミルクを気軽に味わえる、待望のミニサイズ3種(プレーン 200ml、ココア200ml、オーツラテ 250ml)のサンプリングをプレゼントする。
<会場での商品の購入>
不可
出展ブランド6:千葉の落花生を未来につなぐ「Bocchi(ボッチ)」
<サステナブル・エシカルな取り組み>
●おじいちゃん・おばあちゃんの‟手しごと”を大切にする「農福連携」
●農薬・化学肥料不使用で環境に配慮
●ピーナッツの搾りかすをアップサイクル
「千葉の落花生産業を次の世代へつなげていきたい」という思いで、立ち上げられたブランド「Bocchi(ボッチ)」。栽培から加工販売まで一貫して“手しごと”を大切にしており、殻剥きなどは福祉作業所の方や近所のおじいちゃん・おばあちゃんがひとつずつ丁寧に行っている。
落花生が育てられているのは、九十九里浜に面する千葉県落花生発祥の地、旭市にある自社畑。近くの海への環境負荷を最小限にするため、農薬や化学肥料を使用せずに栽培管理している。ピーナッツペーストは砂糖不使用なのに甘くて、なめらかな舌触りが評判。パッケージのかわいらしさに加えて、手づくりで無添加であることも人気の理由だ。
さらに、ピーナッツオイルを低温圧搾してピーナッツペーストをつくる際に残るピーナッツスクイーズ(搾りかす)は、ピーナッツグラノーラに加えて販売。ピーナッツの殻はスケボーなどの遊び道具にアップサイクルしており、遊び心もあっておしゃれ。
<当日のサンプリング>
「おおまさり とろり蜜 甘なつと」ミニサイズのサンプリングをご用意。それ以外に、「ピーナッツペースト」「からつきゆで落花生」「Minimal×Bocchiチョコレート」の購入も可能。
<会場での商品の購入>
可(決済方法:キャッシュレス)
出展ブランド7:資源循環サービス「PASSTO(パスト)」|ECOMMIT
<サステナブル・エシカルな取り組み>
●資源循環ステーション「PASSTO(パスト)」
●回収した衣類などのリユース・リサイクル率は98%
●PASSTOの利用で、ユーザーの「捨てない」意識が変化
「次の人に渡す、未来へつなぐ」を意味する英語「PASS TO」から名付けられた、循環ステーション「PASSTO(パスト)」。使わなくなった不要品を「回収」し、最適な使い道へ「選別」し、再活躍させる「リユース・リサイクル」の循環をつくる取り組みだ。回収拠点はアパレル・小売店などのほか、自治体との連携も行うなど、全国約4000拠点におよび、最近は自宅から不要品を手放せる「宅配PASSTO」もスタートしている。
回収された不要品は全国7か所にあるサーキュラーセンターに届いた後、選別が行われる。プロピッカーと呼ばれる専門スタッフが一点ずつ丁寧に選別し、ジャンルやターゲットごとに細かく分類することで、98%もの高いリユース・リサイクル率を実現。自社開発のトレーサビリティシステムで、CO2削減量のレポーティングまで行い、企業や自治体のサステナビリティ推進に向けたサービスを包括的に提供している。
さらにPASSTOユーザーに行ったアンケートで、「捨てる以外の選択肢を考えるようになった」「無駄に買わないようにするようになった」という回答が多くみられることがわかった。PASSTOの利用で、幅広い人々の環境への意識変容の一役を担っている。
<当日の衣類回収>
イベント当日、会場に「PASSTO」の循環ボックスを設置。不要な衣類の回収を行う。自宅に着なくなった衣類があれば、ぜひ会場に持参しよう。
※今回のイベントでの回収は衣類のみです。かびや汚れ・破れがひどいもの、下着、靴下、制服、体操着、ユニフォーム、水着、着物、帯は回収できません。ご注意ください。
サステナブルブランド×ELEMINIST 編集部 TALK LIVE
「ELEMINIST MEET」で恒例の、サステナブルブランドとELEMINIST編集部とのトークライブ。サステナブルブランドの取り組みについて、ブランド担当者の生の声を直接聞けるまたとない機会だ。今回は、以下の計4回のトークライブを実施する。
SPECIAL TALK LIVE
■トークテーマ(1)つの食品
「米ぬかを100%使いこなす つの食品に息づくもったいないスピリット」
副産物も余すことなく使い、米ぬかの100%有効利用を目指すつの食品の米ぬかを活かしたサーキュラーエコノミーを紹介
■トークテーマ(2)RefF(ユニ・チャーム)
「教えて!使用済み紙おむつから、新しい紙おむつをつくる 世界初・驚きのリサイクル法」
紙おむつのリサイクル「RefF(リーフ)」が生まれた裏側とリサイクル方法について紹介
※TALK LIVEのテーマと開催時間は変更となる場合がございます。詳しくは、当日会場で来場者へお渡しするパンフレットと会場のポスター等でご確認ください。
ELEMINIST5周年特別企画
ELEMINISTは2025年5月にローンチから5周年を迎えた。そこで今回のELEMINIST MEETでは、ELEMINIST5周年も兼ねてささやかな企画を用意する。(会場2階)
メッセージカードを飾ろう
「ELEMINISTとわたしの出会い」をテーマに、メッセージを募集。ELEMINISTと出会ったきっかけや、ELEMINISTとの出会いで変わったことなど、自由にメッセージを書いて飾ってみて。
Welcome Food
みなさんへ感謝のきもちをこめて、ウェルカムフードをご用意。出展ブースをまわったり、TALK LIVEを聞いたりする合間に、ぜひゆっくりして。