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陸っぱりチニング釣行で40cm超えチヌをキャッチ【熊本】プロペラ付きのルアーにヒット

TSURINEWS

トップゲームでヒット(提供:TSURINEWSライター野口昭伸)

最高気温35度を記録した今週。暑かったからとはいえ、最近部屋ごもりし過ぎていた。どこでもいいから近場の海で釣りをしたい気分になり、芦北町の河口でトップチニングをすることにした。

当日の様子

7月20日は大潮で14時干潮。11時から河口付近をランガンする事にした。八代海には赤潮が出ているため、上げになると赤潮の影響が河口まで響きそうな気がしたので、海水が混じりにくい下げの時間のみを狙うことにした。

当日のタックル(提供:TSURINEWSライター野口昭伸)

チニング釣行スタート

上流から河口に向けてランガンした。砂泥を巻き上げていて、若干の濁りがある。最初はいつものフェイキードッグCB(5cm)で探っていくが、あたりすらない。

当日の様子(提供:TSURINEWSライター野口昭伸)

フェイキードッグDS(7cm)にサイズアップしてもダメだった。そもそもチヌが居ても追っていない状況だった。数年前ここでチニングをしていた頃は、インレットにドックウォーク&ドリフトで毎投アタリがあったのだが、今回は全くアタリがない。

当日使用したルアー(提供:TSURINEWSライター野口昭伸)

2020年の豪雨災害で地形が変化

数年前の定石パターンが通用しないのには、2020年の豪雨災害で地形が変化していることが原因だった。干潮時、二股に割れていた川は、堆積土砂で1つになっていた。手前にあった大きなブレイクも無くなっていた。そのせいかシーバスが見当たらなくなっていた。

地形が変化していた(提供:TSURINEWSライター野口昭伸)

その代わりチヌの魚影は濃かった。そもそもコロナの影響でチヌが増えていて、アサリの食害となっている、というニュースを見た事がある方もいるだろう。この日も20近いチヌの魚影が見えたほどだ。しかしどの個体も下を見るばかりで、全く上を見ない。となればボトム系ルアーで攻めたいところだがボトム系ルアーを持ってきていない。ならば気合で振り向かせるまでである。

どうにかヒット

ランガンを続け、ほぼ最下流まで歩いてきた。ここまでペンシル、ミノー、ポッパーもダメだった。アクションを変えてはみるが、ドックウォーク、ただ巻き、ストップ&ゴー、全てダメだった。但しデッドスローで少し追ってくる事があった。デッドスローでならば、ということで普段メインになることにないスイッシャーを使ってみることに。

Megabassのnadar.から出ているSETTER(7cm)を対岸のシャロー帯からデッドスローで引いてみる。すると1尾追ってきてくれた!再度同じコースをペラも回らないくらいデッドスローに引いてみる。

釣れたチヌ(提供:TSURINEWSライター野口昭伸)

するとトップチニングとは思えないくらい弱い吸い込みで食った!咥えただけで全く持って行かないのでこちらからフッキング、無事ヒットに持ち込んだ。そうして上がったのは40cm超えのチヌ。案の定リアフックだけしか掛かっていなかった。まだまだやれそうな雰囲気があったが、暑さのせいもあり、これが最後だった。

地形変化で定石パターンが変化

災害前はペンシルで、強めドックウォークアクションでOKだった。今回はシャロー帯をデッドスローで引いてようやく1尾だった。久々に訪れてみると地形が変化し、流れのスピードまでもが変わっていた。その為、ゆっくり誘いたいのに流心に入るとすぐ流されてしまう。これを回避するためにシャロー帯で流れが遅いところへキャストしゆっくりと長めにアピールしてみたのだった。

底には砂泥に混じって石も(提供:TSURINEWSライター野口昭伸)

無事1尾を釣ることができたものの、今回は再現性のあるパターンを見つけたわけではなかった。今月は何度か通ってパターンを固めてみようと思った、とある夏の1日だった。

<野口昭伸/TSURINEWSライター>

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