市職員が個人情報を友人に漏らす 減給に「処分軽すぎる」「重大さ分かっていない」の声
■三島市が30歳職員を懲戒処分 減給10分の1、3カ月
静岡県三島市は、業務で知った個人情報を漏らした職員を減給の懲戒処分とした。職員は情報漏洩を認めているという。懲戒処分の内容に対し、県民からは「事の重大さが分かっていない」という声も上がっている。
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三島市によると、市民課に所属していた30歳の主事は昨年8月頃、担当業務で知った個人情報を友人に漏らした。先月に市民からの情報提供で問題が発覚。市の聞き取りに事実と認め、被害者や関係者に謝罪したという。
市は、この主事を8月14日付で減給10分の1、3カ月の懲戒処分とした。また、管理監督立場にあった担当部長と担当課長を文書訓告とした。
主事が漏洩した個人情報の詳細は発表されていない。市の発表を受け、処分の軽さや市職員の意識に疑問を呈する声もある。県民からは「市や県の職員は様々な情報を入手できる立場にある。その情報を漏らされると思うと、行政に情報を伝えることに不信感が芽生える」、「いかに市民の信頼を損なうのか、事の重大さが分かっていない。処分が軽すぎる」などの意見が出ている。
三島市の豊岡武士市長は「今後、二度とこのようなことのないよう、職員の管理監督に努め、一日も早く市民の皆様方の信頼を回復することができるよう職員一丸となって努力してまいります」とコメントしている。
(SHIZUOKA Life編集部)