俳優・妻夫木聡さんがドリプラにやってきた!大友啓史監督と9月公開の映画「宝島」への熱い想いを語る
SBSアナウンサー重長智子です。
先週末は、SBSラジオの一大イベント「静岡イチ早い夏祭り!ナツイチフェス」で盛り上がりました。静岡市清水区のエスパルスドリームプラザにお越しいただいた皆さん、ありがとうございました!スタッフ、パーソナリティー、一同感謝しています!
ラジオの公開生放送で、スペシャルゲストとして、9月19日公開の映画「宝島」から大友啓史監督と主演の妻夫木聡さんがいらっしゃいました!
アメリカ統治下にあった沖縄を舞台に描いたこの作品。激動の時代を駆け抜けた若者たちの衝動と感動のエンターテインメント超大作です。
原作は、直木賞を受賞した真藤順丈さんの「宝島」。
大友監督は作品に出会った時に、「生きる力を感じました。たくましさ、強さ、今の時代に響くと思って映像化を決意しました。コロナ禍で2度の撮影延期を挟み、6年越しで作品が完成しました。」と作品への想いを語りました。
妻夫木さんは「脚本を読んだ時に圧倒的な生命力を感じました。映画『涙そうそう』(2006年の作品)と同じ町"コザ"が舞台で、運命を感じ演じたいと思いました。」
当時のことを知りたくて、いろんな方に話を聞いたり沖縄を感じる場所に足を運んだそうです。
この作品は、1952年から20年間を描いています。現在44歳の妻夫木さんが18歳の役を演じることについて、「美術、衣装、メイク、志の高いスタッフの皆さんのおかげで自然と(若い頃に)戻れる感覚でした。構想6年、さまざまなことを考え見つめてきたので、芝居で若さを表現するよりも、心で感じたままにやる方が見ている人に届くのではないか」という言葉が心に残りました。
最後に妻夫木さんから、「見終わったあとに、希望ある未来とはどういうものか、今を生きる私たちはどうあるべきか、未来を生きるこどもたちにどう託すか、伝わる映画になっているのでぜひ映画館にお越しいただけると嬉しいです。静岡県出身の広瀬すずさんも出演しているので応援お願いします!」と締めくくりました。
この先、9月の公開までの毎週末、全国でPRをしていくそうです。SNSなどで、いつどこからでも情報を発信できる中、全国各地に直接足を運びPRするという制作スタッフの皆さんの想いの強さを感じましたね。
試写会に行きましたが、渾身の191分、気づけば前のめりで見ていました。熱量の高い素晴らしい作品です。生きることの意味も考えさせられました。公開が楽しみです!