ローカルスーパーダイキョー近辺の味わい深いバス停「弥永団地」【福岡市南区】
一見なんてことないバス停とそのまわりも、視点を変えれば観光資源。そんな思いで福岡のバス停を取り上げ、ご紹介する本企画。連載109回目は、福岡市南区にある「弥永団地(やながだんち)」バス停をご紹介します。
今回の主役は「弥永団地」バス停
弥永団地の、博多南駅・天神山方面バス停です。
博多駅・天神方面とは逆の郊外方向に行くバス停なのですが、天神山が一部だけ絶妙に剥がれていて、天神に行けそうな雰囲気を出しています。どうせならついでに南も消してしまえば、間違いなくいろいろ問題になります。
時刻表が博多南駅と書いてあるから、間違わないですかね。
郊外向きは鉄板なのに、都心方向はアクリル製の行灯です。
上屋には整列乗車を推奨する看板があって、旺盛な需要がある(あった?)のだと思われます。
バス車両が非常に端正に描かれています。
こちらも行先はひとつしかなく、すべて大橋駅ゆきです。
「49」は大橋駅と博多南駅を往復する以外に、途中で終点となる区間便も、分岐する枝線もありません。西鉄バスの場合、同じ行先番号で複数の終点や系統がある路線のほうが多い印象です。ここはたぶん少数派。
弥永団地は福岡市と春日市の境界ちかくにあり、バス停の南側にある見える公園は春日市です。間の道が市境となっています。
バス停近くにある地図は、右側は北になっていて難しいですが、現在地と泉公園の間に線が引かれているのが見えますでしょうか。
市営弥永団地は、建て替えが進められており、高層住宅がすでにいくつかできています。
運動場も整備されています。
懐古趣味を持つものとしては、年代物の5階建ても残してほしい気持ちもあります。
全国からも注目される人気ローカルスーパーへ
弥永団地に来ると必ず立ち寄るのが、ダイキョーバリュー弥永店。
この系列店が好きなゆえに、長崎県の五島市にある福江店にも行きました。
近所にあれば毎日のように通うのに、と思ってますが、実際に近所にあったらどうなるのかは自信がありません。
しかし、いつ行っても活気があって、何か楽しそうだなあと思うのです。よい具合の熱気と混沌があります。
向かいで展開している、
「おこめのおめかし」もおすすめします。
あまやかし花屋。
店名だけをとっても、何かひと工夫しようとする気概を感じられるのは、もともとの好意のせいでしょうか。
最近、あたらしく「となりば」というコミュニティスペースもできまして、
くつろぎの場所として、ごはんを食べてもいいよ、と公式さんも告知いただいているのをいいことに、何を選ぼうか考えた末、
年始の準備で賑わうダイキョーバリューで鶏タタキの盛り合わせを購入し、大晦日にひとり「となりば」に佇んで堪能しました。
年末ぎりぎりまで連載の取材やってるオレ偉いな、と自賛しながら。
基本情報
バス停名:弥永団地(やながだんち)
・住所:〒811-1322 福岡県福岡市南区弥永団地42 [map]
・天神からの行き方例:
【STEP1】「西鉄福岡(天神)駅」から西鉄天神大牟田線に乗車し、「西鉄大橋駅」で下車。急行で約4分、220円。
【STEP2】「西鉄大橋駅(弥永団地・井尻方面)」から、49 博多南駅ゆきに乗車。約19分、280円。