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【キシャメシ】美味いと評判の地元回転ずし、海転すし誠(豊栄ベイシア店)が予想を超えてくるクオリティ

にいがた経済新聞

きまぐれ8カンセット(税込902円)。10カンのセットもあり

新潟市北区旧豊栄の大型ショッピングセンター敷地内にある海転すし誠

はま寿司やスシローなどナショナルブランドの回転ずしチェーンとは別に、地域密着でやっている「ローカルキャピタル回転ずし」は美味いところが多く、観光客の人気も高い。

新潟で言えば、ピア万代(中央区)の弁慶が有名だが、ネットのランキング企画などを見ていると、いつもその弁慶の次点に入ってくるのが海転すし誠。発祥は村上市で、現在直営は村上、豊栄の2店舗を展開している。

美味い美味いとは人づてにも聞いていた。1回行ってみたかったが、なかなか機会に恵まれなかったが、本日は新発田仕事→新潟市に戻りという経緯で千載一遇のチャンス。

新新バイパス豊栄ICを降りて車で5分以内。大型商業集積の敷地内にある海転すし誠豊栄ベイシア店。

ちゃんと回っているとテンション上がる

店に入って最初に「あ、ちゃんと回っている」を見て、心が小躍りする。NBのチェーンはおろか、地場店でも最近は「回していない」店が多い中、ぽつぽつではあるがレーンを往来していく。カウンター内には職人さんが3人いて、それぞれ対面で注文を聞いていにぎってくれるスタイル。大人は、タッチパネルや新幹線で運ばれてくるすしよりこっちの方がありがたい。

今日のおすすめ。このライブ感がうれしい

味噌汁がセルフサービス、お代わり自由。ランチだけなのか終日なのかは定かでないが、これはありがたい。本日はわかめと卵の味噌汁。

いったんメニューに目を落としたが、顔を上げるとボードに本日のおすすめのネタがびっしり。さすが「旬を握る」を謳うだけあり、さより、まふぐ、たちうお、そいなどNBチェーンでは口に入らないような旬の銘柄が目白押し。こういうところがインディーズ系の強み。逆に「ハンバーグ」や「カルビ」みたいなものは見当たらない。

ボードからお好みで頼もうかとも思ったが、写真用のビジュを考慮すると単品よりもセットメニューが欲しい。というわけで「気まぐれ8カンセット」(税込902円)を注文。

事前の予習では、地元の漁港で揚がった鮮度の高い魚や岩船産コシヒカリをベースにしたシャリ、熟練の職人による握りと、リーズナブルながらも本格店並の質で提供される店なのだという。カウンター越しに仕事ぶりを見ていてもはっきりわかる練達の職人仕事。カウンターの客から「ぶりお願いします」と頼まれると「お次、ぶり一枚!」と威勢の良い副唱。やっぱりすしはこうじゃなきゃ。昨今某チェーン店がタッチパネルの声に有名声優をアテていることで人気らしいが、キシャはこちらの方が圧倒的に好き。

きまぐれ8カンセット(税込902円)。10カンのセットもあり

などと考えているうちに「気まぐれ8カンセット」が着まな板。ほっほう、見るからに新鮮そうなネタ。玉子、むしえび、まぐろ、ネギトロの軍艦、鰤、鯛、サーモン、こはだ。粋なラインナップで良す。ネタが大きいな。

さっそく好物の光物から。ああ美味い、明らかに違うね。ネタ、シャリ、握りの技術。この値段で出せるんだなあ、このレベルのすしが。

続いて玉子、えびとやっつける。美味い。鯛はどうだ。美味い、新鮮。サーモンにはスライスオニオンとちょっとマヨ。美味い、好き。まぐろ。最高、言うことなし。ネギトロ軍艦。これしか勝たん。オーラスは鰤。ああ美味い、質高い。このクオリティで1,000円切るのはヤバい。

ネタが大きめ、満足感ある

追加で「ばくだん」と「本まぐろ中おち」(各264円)という軍艦2種をオーダー。「ばくだん」はマグロ、ぶり、サーモンという脂の載った魚を細切れにして軍艦にしている。中に納豆が敷いてあるのがまた良い。けっこういろんな店で出しているけど、美味いよねえ、これ。

「ばくだん」(税込264円)。美味さ爆発

「本まぐろ中おち」は言わずと知れたマグロ中おちの肉をこそげたものだが、なんと軍艦からこぼれ落ちそうなくらい載っている。はい優勝。いや、これはヤバい。上品な脂のノリ、贅沢な味わい、今日イチ。

中おち(税込264円)。今にもこぼれ落ちそう

ヤバくない?このマグロの量

平日の昼メシということも忘れて、すっかり豪遊。しめて税込1,430円。ただラーメンや某有名カレー店でも、ちょっと油断したらこれくらい行く。最近は昼メシの金銭感覚がバグりっぱなしだが、今日のすし誠はかなり価値が高い。

初めて入ったが、もっと早く知っておけば良かった、この店。

(編集部I)

【すし誠 豊栄ベイシア店】

新潟市北区かぶとやま2丁目2

営業時間  11:00~20:30

定休日   水曜

<グーグルマップ>

【キシャメシ】は、にいがた経済新聞編集部のメンバーが、日々の取材活動の合間にいただく昼ご飯を日替わりで、真正面から他意を入れず、何モノにもとらわれず、お仕着せのグルメリポートに背を向け綴った、キシャの日常モノローグ。さて明日の担当キシャはどこで何を食べるのか、お楽しみに。

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