すし松の「うなかつ」に見る世界の陰謀 / スキャンダルの裏で動くうなぎ総攻撃とは
松屋フーズの回転寿司チェーン『すし松』。本鮪上赤身はもっちりしていてウマイし、コハダやあじには飾り包丁が入っていて、そこはかとなくこだわりを感じる。他の回転寿司より、高級感が強めなのだ。
ゆえに、ネタ的にも王道のものがウマイイメージだったのだが、そんなすし松のタッチパネルを見ていると、人知れず攻めているメニューがあった。ひょっとしたら松屋フーズで最も攻めていると言ってもいいかもしれない。そのメニューの名は……
・うなかつ
「うなかつ(税込230円)」である。うなかつと言えば、つい先日、松のやで「うなかつ丼」が販売されていたところだ。実験メニューとして松のや三鷹店限定で登場した「うなかつ丼」。うなぎととんかつが乗っている松のやの丼ぶりは贅沢さがあった。
・すし松のうなかつは
すし松のタッチパネルのうなかつも「松のや監修」と書かれている。同じ松屋フーズの絆か。こういうシナジーは多角的に展開しているグループ企業ならではだな。そう思って注文してみると……
松のやのうなかつとは全然違うものだった。なんかかつ小さくね? おいおい、高級路線は分かるけど、小さくするのはいただけないぞ。そう思いながら食べてみると……え!?
これ、中身うなぎや! うなぎがかつになっている!! 食べると、サクサクの衣とふわっと柔らかい鰻の身がコントラストとなって独特の味わいがある。究極にジューシーな白身魚フライみたいな味だ。聞いてないよ? こんなメニューが存在するなんて。
・隠された事実
そのうなかつに出会ったのはすし松大宮店だったのだが、公式サイトのメニューにも載っていない上、Googleで検索してもSNSで検索しても、すし松のうなかつ情報はヒットしない。ひっそりしすぎだろ! すし松はうなぎ緘口令でも敷いてるのかよ!!
ひょっとして店舗限定メニューなのだろうか? そこで東新宿店にも行ってみたところ、ここにも普通にうなかつがあった。っていうか、よく見たら……
山掛けうなぎうどん(税込539円)とか……
炙りうなぎバター(税込396円)もある。
うなぎで攻めすぎだろ!
うなぎ緘口令の裏でうなぎ総攻撃が行われていた。いつの時代も、派手な話題が出る時、裏では世界が動いていると聞く。ひょっとしたら、最近相次ぐ芸能界のスキャンダルもすし松のうなぎ総攻撃を隠すためのものだったのかもしれない。
・すし松の陰謀
だとすれば、その効果はテキメンだと言えるだろう。うなぎ総攻撃を隠して誰が得するのかは私ごときには想像もつかないが、恐るべきは松屋フーズ。我々は知らないうちに攻撃を受けていたのだ。
さらには、2025年の土用丑の日は7月19日と7月31日の2回ある。歴史上の事件にはよく「11」が絡むという説があるが、1+1は……そう、2! これは偶然なのか。それとも……。信じるか信じないかはあなた次第。
執筆:中澤星児
Photo:Rocketnews24.