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　今、大注目のトレンド食材が「冷凍サバ」です。おいしくて便利なことから、2024年のクックパッドでのレシピ検索数が前年に比べて約2.6倍に増えたといいます。冷凍サバの時短活用術を紹介します。

　冷凍サバについて、クックパッド編集長の植木優帆さんは「冷凍技術そのものがどんどん向上しているため、風味が以前よりさらにおいしくなっています」と話します。さらに、「骨などもあらかじめ下処理されていて、そのまま調理できるものが多く、調理のしやすさが人気の理由の一つ」とも。

まずは定番！ シンプルな焼きサバ

　真っ先に思いつくサバの定番の食べ方といえば、シンプルな「サバの塩焼き」。焼くだけで一品完成します。
　冷凍サバは解凍せずにそのまま調理OK。しかも、ほんのひと工夫でふっくらとおいしく焼き上がります。

〈材料〉
冷凍塩サバ半身　2切れ
オリーブオイル　大さじ1
酒　大さじ3

〈作り方〉
①フライパンにオリーブオイルを入れ、強火で温める
②凍ったままの塩サバを身の部分を下にして入れ、1分間触らずに焼く
③酒を入れ、ふたをして火を弱めて5分蒸し焼きにする
④出てきた水分や油をキッチンペーパーで拭き取る。これが臭みを抑えるポイント！
⑤裏返して再びふたをして３分間。両面こんがり焼けたらできあがり

　皮がパリパリ、中はふっくら、ジューシーな仕上がりに！ 「冷凍サバってこんなにおいしいんだ」と驚くはずです。

冷凍サバのアレンジは無限大！

　焼くだけでも十分おいしい冷凍サバですが、アレンジの幅が広いのも家庭で愛される理由の一つです。
　冷凍サバを活用している人からは、「骨なしの無塩の冷凍サバを購入して、ご飯と葉野菜を一緒に和えて混ぜご飯にする」と子ども向けレシピのアイデアも挙がりました。

　「いろんなアレンジができるのが強み」と植木さん。レンジで簡単にアクアパッツァを作れるほか、トルコ風のサバサンド、サバタコスなどのレシピもあり、「和風に限らず、洋風、エスニックなどいろいろな楽しみ方ができる魚です」と教えてくれました。

揚げない！塩から揚げ

　今回は、食卓の定番になること間違いなしという家庭的な２品を紹介します。

　まずは、食べごたえ抜群なのに、洗い物が少なくて超簡単！「揚げない塩から揚げ」のレシピです。
〈材料〉
冷凍サバ　2切れ
鶏がらスープの素・すりおろしニンニク・すりおろしショウガ　各小さじ4分の1
酒　小さじ1
片栗粉　大さじ2
サラダ油　大さじ1と2分の1

〈作り方〉
①冷凍サバを室温で10-15分ほど置いて半解凍し、水気を拭き取る
②幅2.5センチほどのそぎ切りにする。骨取り済みのタイプなら面倒な小骨取りなどが不要！
③ビニール袋にサバを入れ、鶏がらスープの素・ニンニク・ショウガ・酒を加えてもみ込む
④片栗粉を加えてビニール袋の中でふりふりする。時短にもなり、洗い物も少なくて済みます！
⑤少なめの油で揚げ焼きに。弱めの中火でじっくりと。表面がきつね色にこんがり焼けたら完成

　外はカリッと、中はふっくら！ ニンニクとショウガの風味がしっかりと染み込み、まるでプロの味わいです。お弁当のおかずにもぴったりですし、ボリュームを感じるのでごちそう感がありますよ。

包丁もまな板も使わない！　簡単すぎる炊き込みご飯

　冷凍サバを凍ったまま、炊飯器に入れるだけ！ 簡単すぎる炊き込みご飯です。

〈材料〉
冷凍サバ（骨取り・定塩）　1切れ
米　2合
しょうゆ・みりん　各大さじ1
すりおろしショウガ　小さじ1
水　炊飯器の2合の目盛りまで
減塩昆布　2グラム
白ごま・大葉　お好みで

〈作り方〉
①炊飯器に、といで水を切った米としょうゆ、みりんを加え、2合の目盛りまで水を入れる
②すりおろしショウガと減塩昆布を加える
③凍ったままの冷凍サバを丸ごと上に載せる
④炊飯器のスイッチを押して炊く
⑤炊き上がったら、サバの身をほぐしてご飯と混ぜれば完成

　骨取り済みなので、小骨も気にせずほぐせて、あっという間に炊き込みご飯の出来上がり。
　炊飯器を開けたとたん、いい香りがします。ごはん一粒一粒にサバのうま味が染み込んでいて、ちょうどよい塩味。子どもも大人も気に入るレシピだと思います。

　アレンジ無限大の冷凍サバ、皆さんも生活に取り入れてみては？

みんテレ1月29日OAのものです。
（上記の情報は記事作成時点でのものです）