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「府中高校は3億円事件、望遠鏡の無い天文台」高田純次さん

TBSラジオ

東京の多摩地域にお住まいの方、出身の方もそれ以外の方にも一緒に楽しんでいただきたいという番組「東京042~多摩もりあげ宣言~」(略して「たまもり」)。MCは土屋礼央さん(国分寺市出身)&林家つる子さん(八王子市の大学出身)。

今週のゲストも、高田純次さん(調布市出身)! 今週は高田さんの出身校「府中高校」の話からスタート。学校の目の前で起きた「3億円事件」のこと、学校に天文台があったけど望遠鏡が無かった!?のエピソードが。高田さんがテレビで活躍されるまでの経緯、「国領」の30階マンション話など、今週も高田さんの“テキトー節”満載です! 

「府中高校は3億円事件、望遠鏡の無い天文台」高田純次さん(調布市出身)

今週は高田さんが通っていた高校前で起きた「3億円事件」の話から

土屋:今週のゲストも、先週に引き続き、高田純次さんです!

高田さん:どうも、“ペ・ヨンジュンジ”です。

つる子:ええ(笑)!?

土屋:コンマ2秒でボケてくる(笑)。ということで、先週いろんなお話を伺って。大学を受けたけど全部受からなくて浪人生から専門学校に進んで。で、高校は、「府中高校」に通われていたんですよね?

高田さん:そう。僕たちの高校の前で「3億円事件」が起こったんですよ。

つる子:ああ! 浦沢直樹さんも小室哲哉さんもおっしゃってました!

高田さん:ちょうど「府中高校」の目の前で「3億円事件」があって。もう2億8000万円、使っちゃったけど(笑)。

土屋:警察の皆さまーっ! 犯人がここにいましたよー!!

つる子:(笑)。

高田さん:当時、バイクの免許を持っていたので“ローラー作戦”で刑事が家に来ましたよ、オレがいない時にね。事件の当日は雨だったんです。犯人はバイクを「国分寺」に置いていたんですよ。バイクにカバーをかけるじゃないですか。犯人、慌てていたんだね。カバーがバイクのスタンドに付いたままずっと走っている“白バイ”がいるという通報があったんですよ。で、犯罪現場までずっとカバーが付いていたんですよ。

つる子:へえ~!

高田さん:その前に“吉展ちゃん事件”という有名な事件があって。“平塚八兵衛”という有名な刑事さんが“吉展ちゃん事件”が終わってから、「府中」の「3億円事件」の捜査に入ったからぐじゃぐじゃになっちゃったみたいね。ま、オレも捜査一課にいたから。“亀井刑事”をやってたからね(笑)。

つる子:(笑)。

高田さん「天文台があったけど望遠鏡が無かった」

土屋:「府中高校」では部活は何をやっていたんですか?

高田さん:「サッカー同好会」。それと、「府中高校」に天文台が出来ていたので「天文同好会」に入りましたよ。ただ、同好会だと部活じゃないからお金=部費が出ないのよ。ところが・・・僕がいた3年間、望遠鏡が入らなかったんですよ。

つる子:ええ!?

土屋:土台は出来ていたのに!?

高田さん:出来ていたのに、ふざけた話で(笑)。だから、同好会のオレら5人は、天文台の間から空を見ていただけ(笑)。

つる子:(笑)。

高田さん:でも、オレが卒業してからもしばらくは入ってなかったみたい。

土屋:そうなんですね。

高田さん:あと、野球部も無かった。「都立府中高校」は新興の学校だったから。僕たちが1年生で入学した時は、3年生は“赤松学園”という女子学園だったの。その後、“市立府中高校”になって・・・この“市立”は悪い奴ばっかりだったんだけど(笑)。で、オレが入学して3年目に「都立府中高校」になったの。

土屋:ああ、なるほど。

高田さん:だから、怖い先輩からしょっちゅう<金、貸せ!>って言われて(笑)。部活は入らなかったのよ。天文同好会に入って望遠鏡が無いんだもん(笑)。

土屋:多摩は「国立天文台」もあって星が見やすいエリアなんですよ。

高田さん:そうだけどさ。野球やるのに、バッドとボールが無いみたいなもんだよ(笑)。

高田さん「多摩には多摩テック、多摩動物公園、多磨霊園がある」

土屋:学生時代は、23区の方にはあまり行かれなかったですか?

高田さん:だって小遣いも少ないし電車賃もかかるし。

土屋:学生時代、デートするみたいなことはありました?

高田さん:デートは「多摩テック」とか「多摩動物公園」とかだね。「多摩テック」はホンダがやっていたんだよね、ちょっとお金がかかったんだけど。そういうのもあったし、多摩にはなんでもあるよ、「多磨霊園」だってあるしね。

高田純次さん、グラフィックデザイン学校で絵を描かなかった!?

土屋:そんな高田さんなんですが、高校卒業後は浪人生になって大学受験に失敗されて、専門学校に行かれて。

高田さん:しょうがないよね、他に行くところが無かったからね。

土屋:専門学校はご実家から通われていたんですか?

高田さん:そう。その頃ね、大学の寮に入るなら別だけど、都心に部屋を借りるなんて考えられなかった、お金がかかるし。

土屋:多摩地域は23区にある学校でも微妙に通えるんですよね。

高田さん:意外と1時間くらいで行けちゃうから、実家からお茶の水の学校に通っていましたよ。グラフィックデザインの専門学校だったね。

つる子:昔から絵はお得意だったんですか?

高田さん:才能のダダ漏れって言っちゃうと話が終わっちゃうから(笑)。

つる子:(笑)。

高田さん:グラフィックデザインだったけど、ほとんど描かなかったのよ。

土屋:ええ、そうなんですか!?

高田さん:近くに“コペンハーゲン”という料理館を喫茶店にしたところがあって、そこからマイク真木さんなどが出てきて。近くの文化学院とか大学の人が来ていて、そこで女の子と話すのが嬉しくて。専門学生から見ると、大学生の奴らは上から目線だったね。

土屋:この時、高田さんは将来どんな職業に就きたいというのは芽生えていたんですか?

高田さん:全然。まったく無かったね。どうやって生きていこうかというので、放浪の旅に出たんですよ。こんな良い話でいいのかな?

つる子:(笑)。

高田さん:20歳の時に、1ヶ月くらいバイクでずっと。北海道からずっと行きましたね。お寺の写真を撮るという目的でカメラを持っていったんだけど、結局、バイク旅に行きたいってだけでね。ユースホステルを使えば安く済んでね。だからデザイン学校ではほとんど絵は描かなかったですね。ただ、『じゅん散歩』という番組をやる際に、スタッフから<高田さん、絵を描けますか?>と聞かれて。ほとんど描いて無かったじゃない。でも、描いて無いって言ったら話が終わっちゃうじゃない(笑)。

つる子:(笑)。

高田さん:だから、<描けます!>と言ったら、<じゃあ5枚くらい・・・><え、5枚も描くんですか!?>って(笑)。

つる子:(笑)。

高田さん:必死になって描いて。じゃあなんとか描けそうということで、仕事を頂いて。

土屋:そうなんですか。

高田さん:その前、椎間板ヘルニアと狭窄症の手術をして、20日間、病院で唸っていて。その後、リハビリで歩くのはちょうど良いということで、リハビリも兼ねて仕事をさせて頂いて。もう10年経ってます、嬉しいですよ。

デザインから俳優、そしてテレビの世界へ

土屋:そういえば、高田さんって元は俳優でしたよね?

高田さん:グラフィックをやっていて、友達が劇団をやっているというので劇団の公演のポスターを描かせてくれたんですよ。

土屋:なるほど! そこで繋がるんですね!

高田さん:で、面白そうで人が居ないから出ない?って言われたから出たんだけど、その時一緒にやっていた人が六本木に面白い劇団があるからというので見にいったのが、自由劇場という吉田日出子さんとか佐藤B作くんとか色々いて。それが素晴らしくて、面白かった!

つる子:そうなんですね。

高田さん:その次の年に、初めて劇団の研究生を募集したから(なんか面白そうだから入ってみようか)と思って入った。そこの研究生が1年で終わったんだけど、もう子供も出来たし、仕事をしなくちゃいけないというので、宝石屋さんの方に行くんですよ。

土屋:あ、そうなんですか! 

高田さん:その前に宝石の勉強もしたんだけど、金になりそうだな、綺麗だな、デザインの仕事もやっているしってことで(笑)。で、その宝石屋さんがすごく儲かって。1週間くらい夏休みがあって下請けの女の子をダマしてデートしたの(笑)。

つる子:(笑)。

土屋:口説いてってことですね(笑)。

高田さん:そうそう。演劇的なお店に行った方がいいかなと思って行ったらそこが混んでて並んでいる所に“東京乾電池”をやっている“柄本明”と“ベンガル”と当時の社長がいたの。

土屋:その頃住まわれていたのは23区ですか?

高田さん:野方。あ、本当は多摩って言えばよかったね。

つる子:(笑)。

土屋:それで高田さんは劇団をやられていて。でも、僕のイメージは、高田さんはテレビだったんですよ。テレビにで始めたのはいつ頃ですか?

高田さん:僕たちの劇団はアングラという時代だから、永久に世の中に出ることは無いだろうなと思っていたの。

土屋:でも、『元気が出るテレビ』に出ていましたよね?

高田さん:それは後ですからね。当時、アルバイトばかりでマスコミに出るなんて考えられなかったから。そしたら偶然、フジテレビの『笑ってる場合ですよ』という番組のレギュラーになって、それが初めてのレギュラーで。その後『元気が出るテレビ』でロケをやる話が来て。それが日テレのゴールデンの時間だから世の中の人にいくらか知ってもらえたみたいな話で。それからぼちぼち仕事が来るようになって。

高田純次さんの「国領」トーク!

土屋:で、今は『じゅん散歩』を10年やっていらっしゃって。多摩地域も行っていらっしゃいますか?

高田さん:もちろん! 

土屋:高田さんのご出身の「調布市国領」も?

高田さん:行きました! 僕の誕生日の1月21日は「国領」辺りを。「国領」に「国領の奇跡」という、釜で焼くやつって・・・なんでしたっけ!? あ、ピザ!

つる子:(笑)。

土屋:普通はピザの方が出やすいと思いますけど(笑)。

高田さん:ピザくらいで「国領の奇跡」って、ナメてるよな(笑)。「国領」の人間はピザを食ってないみたいな。

つる子:(笑)。

土屋:生まれ育った「国領」という街の変化、どうですか?

高田さん:僕たちの時代は都営住宅がずっとあったの、もう20棟くらい。それが今は全部マンションになっちゃって。「国領」の駅前にも30階くらいのマンションが建っているんですよ、知らない?

土屋:知らないです。

高田さん:あ、「国領」をナメて! オレの知り合いが不動産屋をやっているんだけど(笑)。各駅しか停まらない「国領駅」に30階のマンションが建ってるのよ。「調布駅」も「布田駅」も「柴崎駅」にも無い。千歳烏山だって、「府中」にだって無いですよ。なんで、「国領」かって!

つる子:(笑)。

高田さん:ただね、「国領」は乗降者数が多いという話も聞いてね。「慈恵会医科大学」や会社が色々とあって。30階のマンションの一番上の階を「北島三郎さん」が買ったという噂も(笑)。すげえなと思って不動産屋に聞いたら、それはデマだって(笑)。

つる子:(笑)。

高田純次さん「国領の空気を缶詰にして売ろうとしている、1個100円で(笑)」

土屋:改めて、生まれ育った多摩地域の魅力は、どういうところがあると思いますか?

高田さん:なんだろう、綺麗になり過ぎたというのはあるよね。残すものは残しといてね。でも、多摩地域が都心とは違う形でどんどん発展していくのは楽しいよね。

つる子:はい。

高田さん:今、新宿から「調布駅」までは「京王線」で20分くらいかな。全然近い! ベッドタウンというか、ベッドタウンいいの(笑)? 住むのには全然近い。

土屋:そうですよね。土地も安いし。

高田さん:「多摩川」だって流れているからね。

土屋:多摩地域の人はどうですか?

高田さん:まあ女性はセンス的には都心と比べたら落ちるにしても空気がいいよね。だから、オレも今度「国領」の空気を缶詰にして1個100円で売ろうとしているから(笑)。

つる子:(笑)。

土屋:ハワイのはあるけど(笑)。さすがに「国領」の空気だと勝負できないと思います(笑)。

高田さん:あれ、買っても開けたらダメだから開けないんだよ。だからいいんだよ(笑)。だから、このTBSのスタジオの空気も缶詰にして売ればいいんだよ、200円くらいで。空気なんて開ければ入るんだから(笑)。

高田さん「もう何が本当でウソかわからない(笑)多摩に住んでたかな(笑)」

土屋:あっという間にお時間となりました。高田さんと浦沢さんの番組も最高ですね!

高田さん:そう? オレはたいしたことねえなと思ってんだけど(笑)。

つる子:(笑)。

高田さん:浦沢さんは若いから記憶力が良いんだよね。オレはもう忘れてるから。

土屋:あと浦沢さんが、高田さんはずっとウソしか言ってないって(笑)。

高田さん:オレは何が本当で何がウソかわかんないから(笑)。オレ、本当に多摩に住んでたのかな(笑)。

つる子:そこからですか(笑)。

土屋:お知らせはありますか?

高田さん:僕ね、今月末に友達とゴルフに行くんだ。

つる子:(笑)。

土屋:僕らがそれを知ったとて(笑)。ということで、ゲストは2週に渡って、高田純次さんでした!

高田さん:どうもとりとめなくて申し訳ございません(笑)。

(TBSラジオ『東京042~多摩もりあげ宣言~』より抜粋)

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