神奈川大学 モロッコの味を学ぶ 大使館公邸シェフが指導
神奈川大学は6月22日、みなとみらいキャンパス=西区=でモロッコ料理教室を開催した。
同大学では6月17日から「モロッコウィーク」と題して、講演会や民族楽器のライブ、ワークショップなどを開催してきた。トリを飾るイベントとなったのが料理教室。駐日モロッコ王国大使館の協力により、大使館で公邸料理人を務めるシャディア・カーメルさんが講師を務め、本場の味の調理方法をレクチャーした。
当日は同大学の国際日本学部の教員と学生、一般参加者ら13人が参加。3グループに分かれて、チキン・レモン・タジン、にんじんのサラダ、ハリラスープの3つのモロッコ料理作りに挑戦した。「豊かなスパイスを使った料理がモロッコの文化」といい、キッチンには異国情緒が漂う香ばしい匂いが広がった。
3月に現地に旅行にも行ったという女性は、「野菜も濃厚でシンプルだけど豊かな料理が印象的で、もっとモロッコ料理を知りたいと思って参加した」と笑顔を見せた。学生は、「見たことない調味料で匂いも独特でどんな味になるか楽しみ」と話し、モロッコウィークを通して「日本と似た文化もあることを知り、モロッコが身近になった」と振り返った。
同大学では半年に1回ナショナルウィークを開催している。担当教員は、「今回は大使館の方と直接交流できるなど、貴重な体験になったのでは。今後も学生はもちろん、地域の方にも外国文化に触れる機会を届けていきたい」と話した。