「掃除機」のヘッドに複雑に絡んだ“髪の毛や糸くず”がスルッと取れる意外なアイテム「吸い込みが復活!」
お掃除スペシャリスト(クリンネスト1級)のaidogです。掃除機の吸い込みが弱くなったと感じたことはありませんか? もしかすると原因は、ヘッドのローラー部分に絡まった髪の毛や糸くずかもしれません。放っておくと回転が悪くなり、ゴミを吸い残しやすくなります。そこで今回は、おうちにある意外な道具を使って、絡まった毛をスルッと取る方法をご紹介します。
「裁縫用リッパー」を活用
掃除機のローラーに髪の毛が絡みついて、引っ張ってもなかなか取れないことはありませんか? 無理に引っ張ると途中で切れてしまったり、細い毛が残ってしまったりすることもあります。
そんなときに役立つのが、裁縫道具の「リッパー」です。本来は糸をほどくための道具ですが、先端に小さな刃が付いているため、ローラーに巻きついた髪の毛をスッと切り離すことができます。コンパクトでローラーの細かい部分にも入りやすいので、髪の毛を残さずきれいに取り除けますよ。
掃除機ヘッドの毛絡みをスッキリ落とす掃除法
お手入れに使うもの
・リッパー(裁縫用)
・ブラシ
・ティッシュまたは乾いた布
・(必要に応じて)手袋
手順⒈ 掃除機ヘッドを取り外す
掃除機の電源を切ってから、ヘッド部分を本体から外します。ローラーが見える状態にして、からまった髪の毛やホコリの量を確認しましょう。
手順⒉ リッパーで髪の毛をカットする
リッパーの先端を絡みついた毛の束に軽く差し込み、ゆっくりとカットします。刃先が小さいため、ローラーを傷つけずに髪の毛を取り除けます。無理に引っ張らず、少しずつ丁寧にカットするときれいに仕上がります。
※リッパーで切るのは毛や糸くずなど柔らかい繊維のみにとどめ、ブラシやベルト部分を傷つけないよう注意してください。
手順⒊ ホコリやゴミを取り除く
カットした毛をやさしく取り除きます。ブラシやティッシュで表面のホコリを拭き取ると、仕上がりがよりきれいになります。
手順⒋ 元に戻してローラーの回転を確認する
ヘッドを元に戻し、ローラーが回るかを確認します。スムーズに動けばお手入れ完了です。
注意事項
・リッパーは刃物のため、手袋を着用し指を切らないよう注意してください。
・メーカーや機種によって取り扱い方が異なる場合があります。作業前に取扱説明書を読み、分解や清掃が可能かどうかを事前にチェックしてください。
・毛やホコリを取り除く際は、ホコリが舞いやすいため換気を行い、気になる場合はマスクを着用してください。
・この方法はメーカー公式推奨ではありません。使用は自己責任で行ってください。
こまめなお手入れで吸引力をキープしよう
掃除機の吸い込みが悪いと感じたときは、まずヘッドのローラーをチェックしてみましょう。髪の毛やホコリを取り除くだけでも、動きが軽くなり吸引力が戻ることが多いです。そして裁縫道具のリッパーを使えば、細かい毛も短時間できれいにカットできるのでおすすめです。
日頃から月に1回ほどのペースでメンテナンスしておくと、掃除機を長く快適に使い続けられます。この機会に、おうちの掃除機ヘッドをチェックしてみてくださいね。
aidog/ハウスキーピング協会認定 お掃除スペシャリスト クリンネスト1級取得・時短家事スペシャリスト