陸上の専門的指導受ける 部活動の合同練習会
中学校部活動地域展開の一環としてこのほど、秦野市カルチャーパーク陸上競技場で秦野市内の中学校陸上競技部の合同練習会が行われた。
当日は、日本体育大学陸上競技部の大学生アスリートを指導者に迎え、市内中学校7校から29人の生徒が参加。短距離、中・長距離、ハードルなど7部門に分かれ、生徒らは自分の専門種目について、個別の指導を受けた。
中学校部活動の地域展開は、教職員の働き方改革の一環として国が推進しているもので、教員の負担軽減を目的に、休日の学校部活動について地域での展開に移行する取り組み。秦野市では文部科学省のガイドラインに基づき、「部活動スタートアッププラン」を策定し、地域展開に向けた取り組みを開始している。
今回の合同練習会の特徴は、指導者を各学校の顧問教諭ではなく、同大陸上競技部から招いたこと。生徒にとっては、普段の部活動ではなかなか受けられない専門種目の指導を受けられるというメリットがある。合同練習会に参加した生徒からは、「普段交流のない他の中学校の生徒と一緒に練習できて刺激になった」「専門的なことを学べて楽しかった」といった声が聞かれた。
また、見学に訪れた顧問教諭からも「生徒たちが生き生きと練習に取り組む姿が見られ、部活動の地域展開が教育的効果を高める可能性を感じた」という感想が述べられた。