【きょうだい差別じゃ、ありません!】兄は公立、弟は私立へ進学は「差別」? #4コマ母道場
人の家庭は、はたから見てはわからないもの。夫婦円満なのか、そうではないのか。兄弟仲はいいのか悪いのか……。皆さんのご家庭はどうでしょうか? 子どもの頃に経験した“差別”は大人になっても心の奥底に悲しみや憎しみが残っているのかもしれません。これはある家庭の“兄弟差別”のお話です。
きょうだいで差をつけて可哀想?
【編集部コメント】 兄のダイチくんは公立中学校から都立高校。弟のユウくんは中学校も高校も私立にいったそうです。それを知った義姉のタエさんは「差をつけられてダイチくんが可哀想だ」と言います。ことあるごとに嫌味をいってくる義姉に、ママであるユミさんは嫌気がさしています。
義姉からの嫌味は一理ある?
【編集部コメント】 どのような事情があるにせよ、兄弟で差別をするのはよくないと考えている義姉のタエさん。「なぜもっとダイチくんに私立をすすめてあげなかったの?」「どうしてダイチくんにはすすめなかったのに、ユウくんにはすすめたの?」とユミさん夫婦を批判しています。
反抗期の息子が決めた進路に賛成!
【編集部コメント】 ダイチくんが高校の進路を決めるときには反抗期で、会話らしい会話もできなかったのです。そんななかで、ダイチくんが変わろうとしていることが分かります。ママのユミさんはとても嬉しくなり、二つ返事でダイチくんが選んだ高校をOKしました。
旦那と義姉の確執?
【編集部コメント】 旦那さんのタカアキさんは実のお姉さんであるタエさんの言動を「余計なお世話だ」と思ったようです。けれどタカアキさんはタエさんにあまり強くは言えない理由があるようですね。
きょうだい格差を味わったのは義姉だった
【編集部コメント】 幼い頃のタエさんは、両親に弟のタカアキさんと“差別”をされているという自覚が強くあったそうです。「女だからやらなくていい」、「お姉ちゃんなんだから我慢しろ」そういって育てる両親も、両親を説得してくれないタカアキさんのことも憎くてたまらなかったのではないでしょうか。
兄は弟に嫉妬しているのでは?
【編集部コメント】 たしかに兄のダイチくんは「私立いいな~」と弟のユウくんを羨ましがる発言をママのユミさんにしていました。けれど今更、高校を受験するときに戻れるわけもない、とユミさんはダイチくんの発言を重く考えることはなかったのです。
学費の差は今後調整したい
【編集部コメント】 ユミさん夫婦は「子どもたちが希望した高校に行ったのだから平等だ」という考えを今まで持っていました。けれども、そうは思わない人がいることもわかりました。ダイチくんとユウくんがどういった価値観を持っているかわかりませんが、今回の提案は受け入れられるのでしょうか?
息子たちに再確認
【編集部コメント】 ダイチくんは、弟だけ私立にいったことを“ずるい”とは思っていませんでした。だってお互い、自分で選んだ進路にすすんだのだから。タエさんとタカアキさんのときとは話が違います。なにはともあれ、家族の愛情が再確認できて、今回のタエさんのお節介も悪いことばかりではなかったのではないでしょうか。