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ボランティアの始め方と、子ども食堂について!

TBSラジオ

日々の天気や街のトレンド、おいしいゴハンに大人の悩み、社会の仕組み・・・1日イチ「へぇ~」なトピックスを。 新進気鋭のコラムニスト、ジェーン・スーが、生活情報や人生の知恵をナイスなミュージックと共に綴る番組。

今日はボランティアをしてみたいけど、まずは何をしたらいいのかわからない人にも、足を踏み入れるきっかけとなるような「ボランティアの入り口」をご紹介します。

「ボランティアに興味を持ったらどうするべきか?」

幅広い領域のボランティア活動を推進し、支援している東京ボランティア・市民活動センターの吉田真也さんにお話伺いました。

吉田:ボランティアをしたいと思ったきっかけが何かあると思うので、まずはそれを掘り下げてみると良いのかなと思います。その中で自分がやってみたいことや、興味・関心がはっきりしている場合は、それに基づいて具体的なボランティア活動の情報収集を始めてみてください。また、自分に何ができるかよくわからないけど、何かしてみたい場合は、普段の暮らしの中で気になる話題から、興味・関心のあるテーマを探したり、自分の好きなことや得意なことを振り返ってみて、自分にできるかもしれないことを探すのも良いと思います。初めはボランティア活動に限らず、関心のあるテーマのイベントやセミナーなども含めて、ボランティア情報サイトやSNSなどで幅広く探すといろいろな情報を集めることができます。窓口だと、市区町村ごとにボランティア活動に関する相談に乗ってくれる「ボランティアセンター」という機関があります。ボランティアセンターは地域に根ざした情報に強いのが特徴です。相談や活動紹介の他に、ボランティア活動に関する入門講座や養成講座、研修会も開催されています。また、ボランティアセンターで参加しやすいボランティアプログラムを持っている場合などもあります。参加しやすい内容や時間などを考慮した体験ボランティアもあるので、そちらに参加するのも一つかなと思います。他にも、気になる団体などが主催しているイベントに参加すると、その団体やスタッフの様子がわかるので、おすすめです。

「ボランティアにはどんなもの、どんな種類があるのか」

吉田:災害、防災、環境、教育、国際協力、多文化共生、文化・芸術、まちづくり、スポーツ福祉などなど、活動内容は、人に関わる活動から事務作業中心のものまで多岐にわたります。活動の対象も子ども、障がい者、高齢者、外国籍住民など様々です。例えば、勉強を教える学習支援や、地域の清掃活動、イベントのお手伝い、広報や情報発信のサポート、それから、視覚に障害がある方のために書籍や新聞など、印刷物の内容を音声にして伝える音訳ボランティアなどがあります。また、団体の活動を支えるような経理や事務などのバックオフィス的なニーズも多くあり、在宅で月1回の活動というものもあったりします。

「実際ボランティアを始めるにあたって注意するべき点」

吉田:4つあります。
1.無理なく継続できる計画を立てましょう!
始めたときに頑張りすぎてしまうこともあると思うので、自分の生活に合ったペースで活動しましょう。
2.相手や関係者の立場を尊重しよう!
活動先の人や他のボランティアの方たちとチームワークを保って活動しましょう。
3.約束・ルールは必ず守ろう!
とても自由な活動のボランティアですが、活動には責任も伴います。相手の方と相談して決めた活動内容や時間は守ることはもちろん、活動で知り得た個人情報を他の場所で話さないなど、活動先での約束やルールがあると思うのでそれは必ず守りましょう。
4.ボランティア保険に加入しましょう!
活動中の事故や損害などを補償するボランティア活動保険というものがあって、そういったものに活動前に加入をしておきましょう。ボランティア保険は市区町村のボランティアセンターで加入を受け付けているものなので、窓口に行っていただく必要がありますが、加入しておきましょう。

ということで、実際に、認定NPO法人全国こども食堂支援センター・むすびえの三島理恵さんとお電話を繋いでお話伺いました。

「むすびえ」とはどんな団体?

三島:全国に9000ヶ所以上広がる「こども食堂」の支援をしている団体。各地でこども食堂を支える地域ネットワーク団体を支援し、何か社会に貢献したいと考えている企業・団体とつながりこども食堂へ支援を届け、調査・研究をし、啓発をしている。

実際に支援をしたいと思ったら?

三島:『むすびえ』のホームページにこども食堂を探したいという項目があるので、情報収集に活用してみてください。お手伝いをしたいという方にも、近くのこども食堂を探してボランティアなどを紹介しています。また、こども食堂を利用したいという方向けの情報も発信しています。

活動に参加する際に気をつけることは?

三島:こどもの目線になって、その場の雰囲気を大切にしてほしいです。また、許可なく写真を撮ったり、個人的なことを聞くのは控えてください。

まずは、自分のできる範囲で支援をしていきたいですね。

(TBSラジオ『ジェーン・スー 生活は踊る』より抜粋)

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