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自然に還る植木鉢?お茶の香りがするマグカップ!? 廃棄茶葉の活用で、お茶農家も環境も救う!新たな取り組み/牧之原市

アットエス

全国有数の茶産地、牧之原市

静岡県の中部に位置する牧之原市は全国有数の茶産地として知られています。今回は、この牧之原市の豊かな自然と茶畑を守るための新たな取り組みを紹介します。
牧之原市にある株式会社ダイシン。自動車部品などのプラスチック製品を製造している会社です。この会社が始めた新たな取り組みがあります。

株式会社ダイシン 大石親嗣社長:この植木鉢を作りました。これは、数年で自然に分解するような植木鉢となっています。

自然に還る植木鉢の原料となっているのは、お茶として利用できず、廃棄されてしまう茶葉と微生物によって分解される性質を持つプラスチックを掛け合わせて作った、廃棄茶葉チップ。

この、環境にやさしい植木鉢は、直接庭に植えた場合、5年ほどで分解されそのまま土の栄養となるそうです。

株式会社ダイシン 大石親嗣社長:お茶を作っていないからできる発想だと思います。これがきっかけとなって、お茶がまた普及してくれればと思っています。

将来的には、この鉢に「牧之原の茶の木」を植えて全国に届け、「見て、育てて、食べる」楽しみを体験してもらいたいと考えています。この取り組みは、地元の茶農家も注目しています。

勝間田開拓茶農業協同組合 横山嗣人さん:廃棄するお茶の量というのは1日1、2キロではないんです。何十キロ、何百キロ単位で(廃棄する)お茶が出てくるものですから、新しいお茶の魅力や使い方を発信できるということであれば、すごく価値のあることだと思います。

さらに、マグカップも作りました。これは、ほんのりお茶の香りがするんです。

株式会社ダイシン 大石親嗣社長:地域貢献ということもありますし、今後、子供たちの未来が一番重要になってくるので、こういった環境にいいものをどんどん出していかなければいけないと思っています。 

廃棄の茶葉が、お茶農家を救い、環境改善にも役立つ。そう言える日も、もうすぐそこまで来ているのかもしれません。

<DATA>
■ダイシン
住所:牧之原市中1346-1

(2024年9月14日放送)

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