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「DAISO(ダイソー)」のサオで穴釣りしてみた【三重・鈴鹿】良型カサゴをゲット!

TSURINEWS

デカサゴゲット(提供:週刊つりニュース中部版APC・波瀬金鉤)

秋たけなわの好季節。昼と夜が同調する9月23日、ふらっと100円ショップに寄ると穴釣り用のサオが売っている。手に取ってみると、長さは56cm。穴釣り用としては短く扱いやすい。またABS樹脂、ポリスチレン製のブランクは柔軟性が高く感度は高そうだ。カラーはブルーとイエロー2種類ある。物は試しと妻にばれないようブルーの物干し竿と偽って購入。その後、三重県鈴鹿市の箕田テトラ帯にカサゴを求めて釣行した。

DAISOのサオで穴釣り

こちらのポイントは、昼は穴釣り、夜はルアーで20cmを超えるデカサゴが釣れる三重県屈指の釣り場だ。前回の釣行では気温が落ち着き深場からの接岸を確認できたので、ベストシーズンが到来しているようだ。

使用したタックルはDAISO穴釣り用ミニロッドにカウンタ両軸リール・シマノBB151DHHG。リール1つでサオが20本買えるアンバランスな組み合わせだが、コスパが良いことは間違いない。まずは手前のテトラ隙間に仕掛けを投入してアタリを探った。

穴釣りタックル(提供:週刊つりニュース中部版APC・波瀬金鉤)

仕掛けが水深2mの穴最深部に到着すると、サオが60度曲がる。ブラクリは6号と比較的重いものを使用しているが、かなり曲がっているように感じる。ただ、このポイントは流れが強いので根掛かりを回避して垂直に落とすためには必要最低限のサイズだ。

新子カサゴ登場

サオをゆっくり上下させながら捕食者の登場を待つ。すると早速穂先が小刻みに揺れる。迷わずフッキングを入れると、謝罪会見のごとくサオが何度も90度にお辞儀する。潜られると回収が困難なのでリールのドラグは最大に締め、ゴリ巻きで1匹釣り上げた。

使用したタックル(提供:週刊つりニュース中部版APC・波瀬金鉤)

釣れたのは10cmのカサゴ。今年生まれた新子のかわいらしいサイズだ。タックルと並べてみると意外と大きく見えて写真映えする。普段は穂先の硬いバスロッドを使用しているが、なかなかキャッチできないサイズなので、感度の高さは優れている。来年デカサゴとして帰ってきてくれることを願いリリースした。

21cmデカサゴヒット

次に大物を狙ってエサをサバの切り身に付け替える。この時期はイワシなどのマイクロベイトが豊富なので、穴釣りでは有効なエサだ。実績がある水深3mの深い穴に落とし込む。するとフォール中にヒット。横穴から飛び出してひと口で仕掛けごとのみ込むデカサゴの捕食パターンだ。

途端に謝罪会見を始めるマイロッド。もはやお辞儀を通り越して土下座状態だ。そんなことはお構いなしに責め立てるデカサゴ。腕を空に伸ばし、お祈りしながら無理やり寄せる。強烈な綱引きだが、ようやく激高したゴツ顔が顔を出した。

デカサゴ登場(提供:週刊つりニュース中部版APC・波瀬金鉤)

釣れたのは21cmのデカサゴ。日が胸ビレの斑に溶け込むような美しい個体だ。正直、軟らかいロッドでデカサゴは釣り上げられないと思っていた。しかし手元のバット部分がしっかりしているので、下に潜る強引な突っ込みにも対応することができた。性能としてはどこでも使用できる優秀な穴釣りロッドだった。

100均サオに大満足

土下座は神速を尊ぶ。今回はたまたま見つけた100円ショップの穴釣りロッドを使って釣行してみた。結果、21cmのデカサゴを釣り上げることができ、満足のいく結果となった。思い切ってサオを購入したことがすべてのきっかけとなったことは間違いない。

テトラ帯の風景(提供:週刊つりニュース中部版APC・波瀬金鉤)

一方、この記事が公開されたら最速の謝罪会見をする予定だ。ぜひ気になる釣り具、あれば買って試してみては。

<週刊つりニュース中部版APC・波瀬金鉤/TSURINEWS編>

この記事は『週刊つりニュース中部版』2024年10月25日号に掲載された記事を再編集したものになります。

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