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SDGsアワード 最優秀賞に小野路の牧場 里山の活性化目指し

タウンニュース

先ごろ行われたSDGsアワードの授賞式

町田市内で取り組まれているSDGsアイデアを募る「まちだSDGsアワード」の受賞者が先ごろ、決定した。町田青年会議所(町田JC/小山正樹理事長)主催で行われたもので、グランプリに小野路で肉牛の飼育を行う「萩生田牧場」が選ばれた。

3回目となる今回は「里山を活かした循環型ローカルSDGsの構築」をテーマに、里山に特化した22団体・企業から応募があり、約700票の市民投票による審査を経て受賞者が決定した。

萩生田牧場は、同牧場で育てるブランド牛「東京ビーフ」をより多くの人に知ってもらうべく食育プログラムを確立。和肉のみならず、栄養分を多く含む牛の排泄物を発酵させて作った堆肥を用いて野菜を育て、食べてもらうことで「食」を考える機会を提供する活動が評価を受けた。牧場経営を行う萩生田和也さん=人物風土記で紹介=は結果を受け、「最後の最後まで残れるとは思わずうれしい。今まで知らなかった里山に関する活動をしてる人とも知り合えたこの機会に感謝している」と話した。

主催の町田JCでアワードを担当した五十嵐由哉さんは「今回応募してくれた里山に思いをはせる皆様同士のつながりと、携わっていただいた方々の相互作用をもって、里山が住む人・訪れる人にとってより良い場所になることを願っている」と話した。

受賞した企業・団体は以下の通り。▽準グランプリ=A.I.FACTORY▽里山未来賞=(一社)未来教育デザイン研究所▽入賞=中村智子・町田出港バンド▽Chipmunk`s

萩生田さんと牧場で飼育される牛

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