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子どもは浮き輪からライフジャケットへ切り替えを!体にフィットで安心感

Sitakke

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毎年、各地で起こる水難事故。

北海道留萌市の海岸では7月21日、友人3人とバーベキューをしていた45歳の男性が、浜を散歩していて沖に流され、死亡しました。
三重県では、友人ら8人で川遊びをしていた19歳の男性が流されて命を落としています。

2人ともライフジャケットを着けていませんでした。

命を落とす人を少しでも減らそうと、小樽市の第1管区海上保安本部で報道陣向けに開かれたのが、ライフジャケットの体験会です。

海上保安保安官は「救助の時間がかかった時は、ずっと浮くのは大変なことなので、万が一のためにライフジャケットを着てください」と話します。

水難救助のプロ、海上保安官立会いのもと、ライフジャケットを着けずに海に入ってみました。

連載「じぶんごとニュース」

記者が体験すると…

ライフジャケットを着けずに入ってみると、とにかく浮くのに必死。
油断するとすぐにバランスを崩してしまい、焦りや不安も感じます。
顔を水面に出すだけでも体力が奪われ、浮かび続けるのも大変です。

次に、ライフジャケットを着用。
あえて勢いをつけて海に飛び込み、水に浮く力を確かめます。
自然に体が浮き、顔もしっかりと水面に出ます。

呼吸も楽で、安心感がまったく違います。
これなら落ち着いて助けを待つことができそうです。

ライフジャケットのおかげで助かった人も

過去5年間に北海道で発生した水難事故で死傷したのは61人。
一方、ライフジャケットのおかげで2人が無事に救助されました。

海上保安庁は、特に子どもに対して、浮き輪からライフジャケットに切り替えるよう、呼びかけています。

浮き輪は体を密着させないと抜けてしまうおそれがあるし、何かの原因で空気が抜けるなどすると、浮力が確保できない危険性があるためです。

札幌市内の釣具店・フィッシュランド手稲店をみてみると、子ども用のライフジャケットから大人用までたくさんの種類が売られています。
子どもが海水浴で着るタイプは、笛付きで2000円台から購入できます。

鏡淳店長は「安全のため海へ遊びに行くとき、こども用に買いに来る人が特に多い。体にフィットしたものを選ぶとより安全です」と教えてくれました。

海や川ではライフジャケットを必ず着用し、楽しい思い出を作りましょう。

連載「じぶんごとニュース」

文:HBC報道部
編集:Sitakke編集部あい

※掲載の内容は「今日ドキッ!」放送時(2025年7月23日)の情報に基づきます。

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