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秦野丹沢野外彫刻展 70周年記念賞2作決まる 戸川公園等に設置予定

タウンニュース

展示中のマケット作品『星に向かう樹』(左)と『巨石に就て』

第6回秦野丹沢野外彫刻展「OMOTANSculptureAward」の審査が行われ、3月31日に入賞作品が発表された。70周年記念賞に、吉田隆さん(72・石川県)の『星に向かう樹』、松岡圭介さん(44・宮城県)の『巨石に就て』が選ばれた。

秦野市制施行70周年を記念して行われた野外彫刻のコンクール。1月7日から2月17日までWEB申し込み、3月17日にマケット(模型)作品の提出受け付けが行われた。応募者は「県立秦野戸川公園」と「はだの丹沢クライミングパーク」の2カ所の設置場所から1つを選び、提示されたコンセプトに沿って作品を制作。全国からマケット作品全91点の応募があり、選考協議会(水沢勉座長)の審査のもと、実際の設置作品となる70周年記念賞2点と、佳作6点が選出された。

「自然感じる作品に」

秦野戸川公園に設置されるのは、吉田さんが制作した『星に向かう樹』。材質はステンレスで、実際の彫刻作品は幅270cm×奥行85cm×高さ300cmのサイズを想定している。星々を背景に浮かぶ生命のある樹と、それを宇宙に運ぶ羽根を持つ動物を想定した作品だという。

自然の山や木や空、星、宇宙を題材に作品作りをしていた吉田さん。自身の作品テーマに合う戸川公園を選んだ。「登山口である戸川公園の利用者は、自然を肌で感じる人たちだと思う。彫刻も自然と同じように感じ、親しみを持ってもらえれば」と話す。

「触れて楽しんで」

はだの丹沢クライミングパークに設置されるのは、松岡さんが制作した『巨石に就て』。材質は施釉陶と鉄筋コンクリートで、実寸は幅270cm×奥行270cm×高さ180cmを想定。自然石をモチーフとする作品で、カラフルな色使いが特徴だ。

もともと野外彫刻を作る際は、カラフルな作品を意識していたという松岡さん。色とりどりのボルダーウォールがあるクライミングパークを迷わず設置場所に選んだ。「アメリカ留学時、大きな石のある公園で石の上でくつろぐ子どもたちの様子を見たことが今回の作品につながっている。実際に触れたり、触ったりして楽しんでもらいたい」と話した。

入賞作品8点を含む応募されたマケット作品91点は、宮永岳彦記念美術館市民ギャラリーで13日(日)まで展示されている。彫刻作品は今年11月頃に設置される予定。問い合わせは秦野市文化振興課【電話】0463・86・6309へ。

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