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「映画館に寝に来てください」眠りながら鑑賞することを前提とした、全く新しい映画体験『寝る映画』

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「映画館に寝に来てください」眠りながら鑑賞することを前提とした、全く新しい映画体験『寝る映画』

「モスクワ国際手話映画祭」、「モナコ国際映画祭」、アメリカの「シネスタジア映画祭」など、数々の海外の映画祭に招待され受賞している映画『寝る映画』が、10月17日(金)より公開される。

目を閉じて眠ることで体験する“無意識の没入型シネマ”

メガホンを取るのは、『カメラを止めるな!』の撮影監督の曽根剛。主題歌は杏里が歌う「ONE -愛はふたりの言葉だから-」。本作は、目を閉じて眠ることで体験する“無意識の没入型シネマ”で、映画の新しい可能性を問う作品だ。視聴者が眠りながら鑑賞することを前提とした、全く新しい映画体験。あるいは、目が見えなくても、耳が聞こえなくても、全編ポエティックな詩のフレーズと音楽で、字幕ありでそれぞれの深層意識に働きかける。登場人物たちも眠りながら仮想世界を体験し、「心で見る」「音で触れる」という、本質的なつながりを見出していく。

それは単なる物語ではなく、記憶や感情、愛そのものに触れる体験。観客はこの映画を体験し、目覚めた後もなお、その余韻に包まれ続けることだろう。また、本作はベトナム全土をロケーションに選び、現実と仮想のはざまを映し出す美しい風景を捉えた。詩的な脚本や夢幻的なビジュアル、音楽は、AIによって生成されている。

目が見えないユキと耳が聞こえない夫のケン。2人の生活には距離があった。ある日、2人はAIが生み出した仮想現実の世界でなら、障害を乗り越えられるという、臨床実験に参加することを決意する。現実世界で眠っている間、バーチャルリアリティの世界で目覚めた2人は、それぞれ視覚、聴覚を取り戻していた。奇妙な出来事が起こるその世界で、2人は次第に互いの存在を強く感じるようになっていく。

美しい花々の中を歩く女性が印象的なポスタービジュアル。キャッチコピー「映画館に寝に来てください」は、酷暑の今、映画館に足を運びたくなるストレートでインパクトの強いメッセージとなっており、映画館需要が高まる期待さえしてしまう。

『寝る映画』は10月17日(金)よりヒューマントラストシネ有楽町ほか全国公開

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