科学の未来発見!最先端テクノロジーでこれからの社会を考えてみよう 『ジュニア・コトクリエカレッジ(前期)科学』開催レポート
科学の未来発見!最先端テクノロジーでこれからの社会を考えてみよう 『ジュニア・コトクリエカレッジ(前期)科学』開催レポート
大和ハウスグループ「 みらい価値共創センター コトクリエ(主催、所在地:奈良市)」にて、奈良県の小学校に通う4年生~6年生を対象にした「ジュニアコトクリエカレッジ(科学)」が2024年5月19日(日)から7月7日(日)の期間、全3回のプログラムで開催されました。
ジュニアコトクリエカレッジは、子どもたちが「好き」と向き合い、生き抜く力のヒントを新しい仲間と身につけてほしいという想いで企画されています。
本記事では、全3回に渡って行われた「ジュニアコトクリエカレッジ(科学)」での取り組みを紹介します。
第1回「AI(人工知能)を知り、AIを使おう!」
講師は、放課後研究室ナンデヤ?の脇本さんが務めました。
今話題になっているAIとは何か、AIの歴史についてクイズを交えながら説明してもらいました。
その後、アプリを使ってAIの予想する能力や見分ける(選択する)能力を体験しました。
奈良先端科学技術大学院大学で「AI×化学」の研究を行っている橋本さんから、化学分析にAIを応用している研究や農業についてお話を聞きました。
AIがさまざまな分野で応用されていることに子どもたちも興味津々です。
次に、AIを使う上での問題点やAIが苦手なところを教えていただきました。
その後、個人ワークでAIをどのように使うべきかを考え、グループで意見を発表しました。
最後に、AIができることが増えていく未来の世界で、『①なるべくAIに任せよう!』『②自分が苦手なところだけAIに頼ろう!』のどちらを選びますか?」の問いかけにグループで意見を出し、まとめました。
第2回「未来の乗り物を知り、将来の移動手段を考えてみよう!」
初めに、海・陸・空のモビリティの紹介や、街の課題を解決するモビリティについて学びました。
現在に至るまでのモビリティの進化や都市部と地方における移動手段の格差といった街の課題などを教えていただきました。
次に、自動運転を世の中に広めるお仕事をされているNTT西日本の岡さんから自動運転で動く次世代モビリティについて教えていただきました。
これからの未来に向けて、交通・物流や地域活性化といった分野で、なぜ自動運転は必要なのかといった興味深い話を聞きました。
子どもたちからは様々な質問や個人の意見の発表をしてもらい、考え方を共有しました。
グループワークでは、リニアモーターカーの仕組みをイメージした模型を使い、45㎝のコースを6秒以上7秒未満で走るにはどうすれば良いのかをみんなで考えました。
磁石を配置する場所や個数など、各々の考えをチームで話し合い、役割分担して45cmのコースを作り実験に挑みました。
実験結果から、子どもたちからは驚きや喜びの声があがるなど、大いに盛り上がりました。
第3回「生き物をヒントにした未来の技術 ”バイオミメティクス” をしっているか!?」
初めに、バイオミメティクスの例と歴史について教えていただきました。
まずはバイオミメティクス製品とその元になった生物について観察をします。
製品を観察し、どのような生物のどの部分を模倣しているのかを考えました。
そして、生物の性質をどうやって再現し製品化ているのか説明してもらいました。
次に、バイオミメティクス製品の開発方法について教えていただきました。
開発手順の一例を紹介していただき、生物の特徴や製品化までの課題について学びました。
その後、子どもたちには個人ワークとして生物の特徴を元に風力発電機の羽について考えてもらいました。
個人ワークで考えた意見をグループで共有し、みんなの意見を元に1回目の実験を行いました。
1回目の実験結果を振り返り、次の仮設を立て2回目の実験をおこないました。
2回行った実験の結果をグループごとに発表してもらいました。
1回目に行った実験からどのように工夫し2回目の実験に挑んだか、
その結果どのようになったか成果を共有しあいました。
各グループそれぞれ違った着眼点で仮設を立て、実験に挑んでおり「そんな方法があったのか!」と自分たちと異なった発想を持つグループの発表を楽しそうに聞いていました。
最後に脇本さんからプログラム全体の振り返りをして頂きました。
修了証書授与式
全3回のプログラムを休むことなく受講した参加者には、「タウン情報ぱーぷる 」の椿野唯仁編集長より修了証書が授与されました。
椿野編集長から参加者たちにメッセージが送られ、参加者へは参加特典としてジュニアコトクリエカレッジオリジナルバッチがプレゼントされました。
参加者は、喜びの表情を隠しきれない様子でした。
ジュニアコトクリエカレッジ前期
地政学レポート